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問題山積の就労継続支援事業 倉敷・障害者大量解雇 類似ケース続発の懸念:山陽新聞7日付など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 7日(月)14時46分27秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんにちは  事務局のNです。

 *台風5号が近畿にも接近しています、大雨警報など発令されていますが…
  今日は暦のうえでは「立秋」ですがね。移動など気をつけましょうね。

※WEB報道など……
☆問題山積の就労継続支援事業 倉敷・障害者大量解雇 類似ケース続発の懸念
  山陽新聞 2017年08月07日
  http://www.sanyonews.jp/article/576352/1/
 > 倉敷市内などで障害者就労継続支援A型事業所を運営する一般社団法人「あじさい
  の輪」(同市片島町)と、同グループの株式会社「あじさいの友」(同)が、倉敷市
  内にある5カ所の事業所を7月末で閉鎖、これに伴い利用者の障害者約220人が解
  雇された。同A型事業所は障害者と雇用契約を結んで事業収入から各都道府県の最低
  賃金以上の賃金を払い、最終的には一般企業などへの就労をサポートするのが目的。
  運営団体には国や県、市町村から自立支援給付費などが支給される助成措置があるが、
  事業所の中には障害者の勤務状況や経営実態が不透明なケースが多いと指摘されてい
  る。グループ側は施設の閉鎖、利用者の解雇について「経営悪化」を理由に挙げてい
  るが、これを機に障害者就労継続支援事業所の運営体制の透明化、監督指導などの在
  り方があらためて問われている。
   あじさいグループは2014年から倉敷市を中心に就労継続支援A型事業所の運営
  を始め、現在倉敷市内に8カ所、高松市内に2カ所の計10カ所の同A型事業所を運
  営している。うち閉鎖を余儀なくされたのは倉敷市内の5カ所と高松市内の2カ所。
  倉敷市内の閉鎖事業所の利用者(心身障害者)約220人は、あじさいグループと雇
  用契約を結び、ダイレクトメールの封入、リンゴなどの包装ネットの生産など比較的
  軽作業に従事していた。障害者就労継続支援施設でこれだけ多くの利用者が一斉解雇
  されるケースは全国でも珍しい。解雇された施設利用者は他の就労継続支援事業所で
  の再就労を目指しているが、今のところ受け皿となる事業所の協力が得られず、大半
  の人が再就労のめどがついていないという。
   障害者1人当たり17万~18万円
   障害者の就労継続支援事業は大きく分類して、一般企業への就職を目指す障害者が
  事業者と雇用契約を結ばないB型事業所と雇用契約を結ぶA型事業所、さらに一般企
  業への就労にスムーズに移行するための就労移行支援施設がある。障害者は段階的に
  B型事業所からA型事業所へ移り、就労移行支援施設を経て社会参加・復帰を目指す。
  岡山県内の場合、7月1日現在でB型事業所が189カ所、A型事業所が167カ所、
  就労移行支援施設が29カ所ある。特に最近はA型事業所の増加が目立つ。2013
  年4月現在に比べ4年間で72事業所が新規に開設され、167カ所は全国でも上か
  ら6番目だ。事業者は社会福祉法人、NPO法人、一般企業などが参入している。
   A型事業所が急増している背景には、B型事業所などに比べ国や県、市町村から支
  給される助成金が多いことが背景にあるようだ。B型事業所には国、県、市町村から
  利用者(心身障害者)1人当たり一定額の給付費が支給されるが、A型事業所にはそ
  れに加え特定求職者開発助成金(特開金)が支給される。施設の利用者人数や市町村
  によって差はあるが、給付費は利用者1人平均で月12万円(月20日間勤務)、特
  開金は障害の程度によって同5万~6万6千円が支給される。両方合わせると毎月1
  人当たり17万~18万6千円程度の助成がある。
   事業者は助成金を主要財源として事業所を運営、施設を利用する障害者に仕事をあ
  っ旋したり、自らの事業活動に就労してもらい、利用者の就労支援活動を行っている。
  しかし、事業活動による収入が少なく雇用している障害者に賃金が払えない場合、事
  業所の経費を削減して給付費の一部を障害者の賃金に充てるケースも出てくるという。
  本来、事業所に支給される給付費は利用者の賃金に充当されるものではなく、事業所
  職員の人件費や事務経費などを助成するのが目的だが、実際には賃金に回されるわけ
  だ。
   岡山市内で清掃関係のA型事業所を運営するある業者は「事業収入が伸びないため、
  利用者の就労時間を短縮して賃金を抑え、経費をカットし何とかやり繰りしている」
  と訴える。全国では利用者が実質的な労働をしていないのに虚偽の勤務表を作成して
  助成金を申請したり、中には利用者が事業所内で1日中読書をさせられたり、ビデオ
  を見せられていたケースも報告されている。この業者は「同業の中には障害者の実働
  がないのに、架空の勤務表をつくり助成金の支給を申請、また給付費の一部を実働し
  ていない利用者の賃金に充てている業者もいる。それでも助成金で事業所の運営は成
  り立つ」と打ち明ける。つまり極端な表現をすれば、障害者を確保できればビジネス
  として成り立つというわけだ。
   今春の省令改正で経営難が表面化
   こうした不透明な事業運営の適正化を進めるため、国は今年4月1日に障害者総合
  支援法の省令を一部改正、A型事業所の事業者に対し「生産活動に係る事業収入から
  必要経費を控除した額が、利用者(障害者)に支払う賃金の総額以上とならなければ
  ならない」という義務規定を設け、給付費の使用目的も「利用者の賃金(工賃)を給
  付費から支払うことを原則禁止する」旨の規定を新たに加えた。つまり経営の悪化な
  どで給付費を利用者の賃金に充てている事業所は、指定取り消しもあり得る。さらに
  5月1日には特開金の助成条件に関し、障害者を雇用する場合は「期間を限定しない
  雇用契約」と、利用者の離職率に関しても「25%(現行50%)未満」であること
  を義務付けた。
   倉敷市内の施設の監督官庁にあたる倉敷市保健福祉局障がい福祉課の光田武道課長
  補佐は「給付費の支給を厳密にチェックすることになり、A型事業所にとっては相当
  厳しい警告となった。事業所はこれまで以上に運営経費の節減に努めないと経営破た
  んを招く恐れがある。今回のあじさいグループの解雇問題を教訓にして、事業所は事
  態を深刻に受け止めてもらいたい」と話す。省令の一部改正を機に事業所の経営が一
  層厳しくなり、あじさいグループと同じようなケースが相次ぐ懸念も出ている。岡山
  パブリック法律事務所所長の水谷賢弁護士は「障害者は弱い立場なので就労継続支援
  事業所に関するトラブルは表面化しにくい。しかし、実態は多くの問題を抱えている
  ことは事実」と話す。
   行政の指定認可、調査にも問題点
   就労継続支援施設の運営の不透明化を助長させている要因として、監督官庁の指定
  認可、監督・指導の在り方を指摘する声も強い。就労継続支援事業の指定認可は岡山、
  倉敷、新見市内の場合は市が行い、それ以外の市町村は県が行う。A型事業所を新規
  開設する場合は利用者との雇用条件や施設のスタッフ数などが条件となる。新規開設
  の申請が出された場合、行政の担当部署が一度は現地での立ち入り調査を行うが、そ
  れ以降は決まった定期調査や監査はないのが通例。指定期間は一応6年間だが、「そ
  の間2回程度の調査が行われ、問題がなければ指定は自動更新される」(岡山県保健
  福祉部障害福祉課)。行政担当者の間では他県に比べ岡山県はA型事業所の数が多く、
  立ち入り調査は現状で精一杯という声も聞かれる。
   A型事業所の指定認可に必要な職員の定数にも問題がある。指定条件では施設管理
  者とサービス管理責任者、職業指導員、生活支援員の4人が必要だが、施設管理者と
  サービス管理責任者は兼務できるため、事実上は3人の職員が20人前後の利用者を
  管理しているケースが多い。このため利用者への手厚いケアが本当に施されているの
  かどうか疑問だ。特に最近はA型事業所の場合、精神障害者の利用者の増加が目立っ
  ており(グラフ①参照)、精神障害者の場合は、その時の状態で欠勤したり、長期継
  続の勤務が困難なケースが多い。このため熟練の職員の対応が必要だが、専門知識を
  持った職員は少なく、対応が十分でないというのが実態だ。
   この結果、1年以内に障害者が1人も一般企業に就職できなかった事業所が、A型
  で約7割、B型で約8割に上っている(グラフ②参照)。この数字は最近の精神障害
  者の利用者増の中で、就労指導がいかに難しいかを裏付けている。岡山県精神障害者
  家族連合会で、ボランティア相談を受け持つ担当会員は「A型、B型にしても施設を
  利用する精神障害者の場合、マンツーマンぐらいの熱心なケアがないと就労指導は難
  しい。仮に助成金目当てで障害者を利用しているなら残念だ。障害者は弱い立場にあ
  るので誠実に取り組んでもらいたい」と話す。
   基準の厳格化だけでは解決しない
   今回の倉敷市内で起きた就労継続支援事業所の大量解雇は、単に同事業所の問題に
  とどまらず、国の障害者就労継続支援事業の制度の在り方に疑問を投げかけている。
  給付費などの不正受給が増える中で、国は社会保障費の削減もあって支給基準を厳格
  化する方針だが、それによって事業所数が減少すれば、その影響を受けるのは障害者
  だ。まずは行政による就労継続支援事業所への立ち入り調査の回数を増やし、事業所
  の適正運営を促す方向で問題の解決に当たることが先決だ。そのうえで悪質な事業所
  には指導、認可取り消し処分を行うのが筋だろう。今回の倉敷の事業所のようなケー
  スが多発しないよう早急な取り組みが求められている。
  …などと伝えています。

☆自治体対応分かれる 障害者65歳介護保険移行
  宮崎日日新聞 2017年8月7日
  http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_27366.html
 > ヘルパーなどの障害福祉サービスを無償で利用する障害者が65歳から介護保険
  制度に組み込まれ、自己負担が生じたり利用が制限されたりする「65歳問題」。
  従来のサービス継続や、介護保険で補えないサービスの上乗せについては、自治体
  の判断に委ねられており、県内でも対応が分かれている。
  …などと伝えています。<残念ながら電子版ではここまでしか読めません。>

☆共に生きる明日へ<毎日新聞 神奈川版 7/26~8/7に5回連載>
 *<5>相模原殺傷から1年
  障害者がいる日常に 脳性まひ当事者団体「REAVA」・渋谷治巳理事長/神奈川
   毎日新聞2017年8月7日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170807/ddl/k14/040/143000c
  > 社会のあり方変えたい 渋谷治巳理事長(61)
    相模原の殺傷事件は、障害者がヘイト(憎悪)の対象となった。事件をきっかけに、人々
   が建前で抑えていた「本音」が噴き出すことが心配だ。
    今の社会には、胎児の障害を調べる「出生前診断」で、染色体の異常が見つかった9割以
   上が中絶を選ぶ現実がある。植松聖被告の「障害者は不幸を作り出す」という考え方は、こ
   の社会がどこかで抱いている価値観だと思う。また、事件を機に「精神障害者が怖い」とい
   った風潮の強まりを感じ、当事者が追い込まれることも心配だ。
    私には生まれつき脳性まひの障害がある。私の当事者活動の原点には、障害者として差別
   を受けた自身の経験がある。
    子どものころ、一般の小学校に通おうとしたが認められず、他の子より入学が1年遅れた。
   母親がおんぶして東京都内の学校まで通ったが、それも小学1年の3学期で限界がきて、小
   学4年ごろまで学校に行けなかった。
    その後は養護学校に通い、卒業後の19歳で都内の障害者施設に入った。午前9時から夕
   方までイヤホンを袋に詰める作業をしたが、初めてもらった月給は800円。そのとき、や
   りきれない思いがこみ上げた。「これが今の社会から突きつけられた自分の価値なのか。そ
   んな社会のあり方は絶対におかしい」と。
    それから約40年たったが、今の街中を見渡せば、バリアフリーでハード面は改善される
   一方、依然として障害者と健常者が暮らしを共にできていないと感じる。障害者と同じ学校
   に通い、職場で同僚として働いていない限り、「共生」とは言えず、事件の再発防止にはつ
   ながらないのではないだろうか。
    まずは社会が「効率性」から「多様性」を重視する考え方に変わってほしい。事件後、県
   などに、「日常に障害者がいる社会を実現することが必要」と訴える要望書も提出してきた。
   これからも、一人一人と向き合って思いを伝えていきたい。=おわり
    ■人物略歴  しぶや・はるみ
      脳性まひなどの障害者の当事者運動の拠点として1990年ごろ、「REAVA(ラ
     ーバ)」を設立。自身も脳性まひで障害者の人権擁護運動で知られる故横田弘さんから、
     「若い世代にも運動に参加してもらおう」との提案を受け、設立に至った。
     約30年間活動を続け、現在のメンバーは脳性まひの障害がある約20人。障害福祉の
     現場で働く人や学生とのディスカッションのほか、地域住民との生け花教室や朗読会な
     どを通じて、地域で障害者を理解してもらおうと取り組んできた。
      普段は車いす生活だが、朝夕のヘルパーの介助を受けながら、10年以上前から1人
     暮らしを続けている。
   …などと伝えていますます。
 *相模原殺傷から1年
  <4>人の心が壁なくす 川崎市自閉症協会・明石洋子会長/神奈川
   毎日新聞 2017年8月3日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170803/ddl/k14/010/212000c
  > 一歩一歩伝えていく 明石洋子会長(71)
   事件の根っこには「障害者はいらない」という差別や偏見がある。インターネットで植松聖
   被告の考えに共感する人がいたのが、すごくショックだった。近年、障害者に対する制度は
   次々に変わって、「地域に生きていいんだよ」となったけれど、変わらないのは人々の同情、
   哀れみ、差別、偏見だと痛感した。「障害者が隣に住んで当たり前、隣で働いても当たり前」
   という真のノーマライゼーションの大きな壁は、人の心と感じた。
    心のバリアフリーは、啓発以外にない。差別や偏見は当事者の思いを知らないから起きる
   と思う。ただ、差別や偏見を、私は責められない。自閉症の息子、徹之の母でなければ、私
   は「障害者はかわいそう」と今でも思っていただろう。
    徹之が小学生の時、はっきり「邪魔だ」とPTA役員に言われたこともある。理解しても
   らうのに8カ月かかった。でも、差別や偏見が強い人ほど、当事者の思いを知り、間違って
   いたと気づいた時、最高の理解者、そして支援者になってくれる。そういう体験を山のよう
   にしながら生きている。
    徹之は幼いころから地域で生きてきた。徹之を知り、理解してもらう人を地域で増やすた
   め、私も私信「てっちゃん便り」や「明石通信」を作り、配布してきた。息子の人となりや
   思いを知ってもらうことで、周りが理解し、共感して支援者になってもらう。これを一歩一
   歩、地道にしてきた。
    「障害=かわいそう」ではない。だから、「障害がある子は不幸ではない」ということを
   植松被告にも、世間にも伝えていきたい。
    共に遊び、学び、育って、周りの人たちが違いを認め、違いを楽しむ。子供のころからそ
   うなれば、障害を自然に受け入れられると思う。小さい時から多様性を認めるような生活や
   教育、福祉が大事だ。
    バリアーは周りの人の心次第で、バリアーではなくなる。地域の一人一人にそう伝えてい
   くことが、共生社会の土壌作りにつながると思う。
    ■人物略歴  あかし・ようこ
      自閉症の長男徹之さん(44)の成長に合わせ、地域の人々と少しでも多く接する
     機会を作ろうと、啓発活動を続けてきた。「障害があっても地域の中で共に生きてい
     く環境をつくろう」と、障害者のための地域作業所やグループホーム、サポートセン
     ター、地域相談支援センターを設立。地域に根付いた13事業所を運営している。
      心の中の差別や偏見、哀れみや同情を理解や共感に代える「心のバリアフリー」と
     「ノーマライゼーション」の実現のため、啓発活動も展開している。「地域に生きる」
     をモットーに、川崎市自閉症児者親の会会長、社会福祉法人あおぞら共生会副理事長
     も務めるなど、40年以上にわたり啓発活動を続けてきた。
      徹之さんは川崎市職員一般職試験を受験し、94年に市職員として採用された。現
     在は4カ所目の職場となる「夢見ケ崎動物公園」に勤務している
   …など伝えています。
 *相模原殺傷から1年
  <3>人の中で「人」になる 重症心身障害者通所施設「朋」創設者・日浦美智江さん/神奈川
   毎日新聞 2017年8月2日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170802/ddl/k14/040/081000c
  > 多様な価値観認めて 日浦美智江さん(79)
    事件後、しばらく現実のこととは信じられない時期が続いたが、今になって、津久井やま
   ゆり園の職員がどれだけの寂しさを抱えているのだろうか、と思う。犠牲者と職員の間に、
   人と人としてのかけがえのない関係が、それぞれあったと思うからだ。
    私自身、重症心身障害がある人たちとの人間関係の中で、「私」という者にしてもらった
   気がしている。私が笑うとケラケラと笑い、「障害者も同じ世界に住んでいる。みんな一緒
   じゃん」と気付かせてくれたフサエさん。言葉が話せなくてもたくさんの人を結び、大きな
   働きができると教えてくれたタカノリさん……。亡くなった人も含め、多くの顔が思い浮かぶ。
    彼らは、生活の全てを他人に委ねざるを得ない。それでも屈託のない笑顔を見せる。そん
   な笑顔に会ってごらんなさい。どれだけ元気をもらえるか。私は彼らと会い、「人間の生き
   ていく柱は情緒だ」と確信している。
    では、どうしたら笑顔が出てくるのか。それはやはり、多くの人たちとの出会いが大事だ
   と思う。地域に出て、名前を呼ばれて声をかけられる日々の中で、喜怒哀楽の表現が出てく
   るようになった人もたくさんいた。人は人の中で人になっていくのだと思う。
    やまゆり園の再生を巡り、障害者の地域での暮らしについて議論が沸いている。私は、み
   んなで考える機会ができたのは、良いことだと思う。
    「朋」を創ろうとした時も、地域に反対の声が沸いたけれど、「もう少し障害者について
   知ろうよ」「詳しく聞かせてほしい」という人が出てきて、勉強会が生まれた。やがて地域
   に理解が広がり、「応援しよう」という機運につながっていった。
    ただ、やまゆり園の再生を考える時、価値観を押しつけてはならないと思う。価値観は多
   様。家族も多様。自分の想像で他人を縛らず、みんなで考えていけたら、いい再生に向かえ
   るのではないか。
    ■人物略歴  ひうら・みちえ
      1972年、横浜市立中村小学校にできた重度・重複障害児のための訪問学級で、
     ソーシャルワーカーを務める。同学級にあった「母親学級」で知り合った母親たちと
     卒業後の子どもたちの暮らしについて話し合い、障害者地域作業所「訪問の家」と
     「朋」を開設した。
      これが前身となり、86年に国内で初めて重度心身障害児・者が通える施設「朋」
     を同市栄区に開き、施設長に就く。2000~10年には、朋を運営する社会福祉法
     人「訪問の家」理事長も務めた。「訪問の家」は現在、「朋」の他にも障害者のため
     のグループホーム、短期宿泊もできる多機能型施設、診療所などを市内に展開してい
     る。
      最重度とされる障害があっても地域の活動に参加して社会生活を送る取り組みは全
     国の注目を集め、02年にはドキュメンタリー映画にもなった。自身は04年に糸賀
     一雄記念賞、06年に横浜文化賞を受賞。
   …など℃伝えています。
 *相模原殺傷から1年
  <2>暗い人生じゃない 県手をつなぐ育成会・依田雍子会長/神奈川
   毎日新聞2017年7月28日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170728/ddl/k14/010/109000c
  > 分け隔てない教育を 依田雍子会長(75)
    事件直後、「障害者を抹殺する」という植松聖被告の狂信ぶりが取りざたされた。「
   『優生思想』はけしからん」「植松被告は許せない」。そう訴えることは簡単だが、私
   にはためらいもあった。出生前診断の是非が気にかかっていたからだ。
    出生前診断は、私たち障害がある子どもの親が、ずっと議論を棚上げしてきたテーマ
   でもある。これまで子育てに大変苦労して生きてきた。何が何でも出産しろと強要でき
   るのか。そう考えれば、出生前診断の是非について、意見を述べることはできずにいた。
    植松被告の障害者に対する見方と、出生前診断を否定しないことが、「優生思想」と
   根底でつながる論点があるのは確かだ。ためらいつつも、当事者団体として一定の声明
   を出すことも必要だった。
    そこで思い出した言葉がある。「子どもに障害があると分かった親を不安にさせては
   いけない。『暗い人生じゃない』と伝えよう。それが社会の務めだ」
    20年ほど前、オランダで開かれた国際育成会連盟の世界会議に出席した際、聞いた
   言葉だ。出生前診断について、ある英国の医師が言っていた。この言葉は、「共生社会」
   を目指す私の活動の原点になっている。
    結局、事件後の県への提言では、子供のころから障害者と健常者を区別せずに教育を行
   うインクルーシブ教育が必要、と訴えた。そうした環境で育った子供たちが、「共生社会」
   を作ると信じているからだ。
    事件後に県が定めた「ともに生きる社会かながわ憲章」は理念が並ぶが、大人に言葉だ
   けで理念を訴えても遅いと思う。未来を担う子どもに対する分け隔てない教育こそ、共生
   社会の実現につながるのではないか。
    事件から1年がたつ。今後も私たちは今までと変わらず、小さいころから障害の区別な
   く一緒に生きる社会を提言していく。それが「優生思想」をはびこらせない社会のはずだ。
    ■人物略歴  よだ・ちかこ
      県内の知的障害児の親など約1500人が加入する同会の会長を2008年から
     務める。昨年7月には、手をつなぐ育成会の全国大会を県内で主催し、テーマは
     「誕生した大切な命だから 一人ひとり充実した一生を!」とした。その直後に事
     件は起きた。
      事件後、県に対し「幼少期から障害を身近に感じる環境が必要」と提言。国や県
     に対し、多様性を受け入れる心を養う教育の実現を、親の立場から訴えている。
      自宅で共に暮らす息子(45)は自閉症だが、小学校は普通校の普通学級に通わ
     せた。当初は教室から飛び出す息子に驚きの視線を向けていた同級生たちも、やが
     て息子をなだめたりして、自然に接してくれるようになったという。
      その経験から、障害を特別扱いしない教育の先に「共生社会」が待っていると信
     じ、運動を続けている。
   …などと伝えています。
 *相模原殺傷から1年
  <1>価値は自分で決める 「にじいろでGO!」奈良崎真弓会長/神奈川
   毎日新聞 2017年7月26日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170726/ddl/k14/010/193000c
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件は、26日で発生から1年
   となる。障害者への偏見や差別を背景とした事件は、私たちに何を問いかけたのか。事件後
   に叫ばれた「共生社会」とは、どんな社会か。県内の障害がある当事者や家族、支援者らに、
   事件をどのように受け止め、何を考えてきたかを聞いた。
    皆と事件に向き合い 奈良崎真弓会長(39)
    昨秋から続けている「にじいろでGO!」のワークショップは、知的障害がある当事者が、
   相模原の事件について自分たちの声で語り、自分たちで作り上げていく会を目指している。
    「障害者なんていなくなればいい」という植松聖被告の言葉についてどう思うのか、考え
   るだけではない。体操したり、将来の夢を書いた紙飛行機を飛ばしたりもする。参加者に、
   「明日も頑張ろう」と思ってもらえる会にしたい。
    このような活動をするとは、事件直後の数カ月間は考えてもいなかった。植松被告の言葉
   は、小学校の頃、いじめられた時に言われた「あんたみたいな人はいらない」という言葉と
   似ていた。当時を思い出し、心が折れてしまった。花屋で働いていても、心は花屋にいない
   感じで、ボーッとしていた。
    でも、障害がある当事者の活動でお世話になった人たちが、「まみちゃん何かやらないの
   ?」「まみちゃん楽しい活動をこれまでしてきたじゃない?」と声をかけてくれた。「1人
   ではなく、みんなと一緒ならできるかも」と思うようになり、「にじいろでGO!」につな
   がった。
    「にじいろ」には、障害者も支援者も、いろんな違いがあっていい、いろんな色に染めて
   いこう、というメッセージを込めている。生きている価値は、障害があってもなくても、自
   分で決めることだと思う。
    私は療育手帳では中度の知的障害となっているけれど、人とのコミュニケーションや社会
   経験の中で、居場所を見つけた。知的障害者の自分自身が、他の知的障害者の自立を支援す
   る「まみセンター」をつくる、という夢もある。
    事件は、知的、身体、精神の三つの障害者や支援者たちが、差別のない社会に向けて、思
   いを共にするきっかけも与えてくれた。これからもワークショップを続けて思いを言い合い
   ながら、二度と事件が起きないような社会にしていきたい。
    ■人物略歴  ならざき・まゆみ
      高齢者施設で介護の仕事をしつつ、2003年、知的障害者が話し合ったり勉強し
     たりするグループ「本人会サンフラワー」を設立。知的障害がある本人による「当事
     者活動」の経験を生かし、07年に中国・上海で行われた知的障害者の国際会議に参
     加、08年には国際協力機構(JICA)で初めての知的障害がある専門家としてタ
     イに派遣された。
      「にじいろでGO!」は、相模原市の障害者施設殺傷事件について障害者や親、支
     援者らと共に話し合う場を作ろうと、昨年11月に初めてワークショップを開催。そ
     の後もワークショップを重ね、県内の知的障害がある男女らが参加している。活動内
     容は県外での講演でも紹介しているほか、記録をDVDや書籍にし、全国に広めてい
     く計画。普段は横浜市内の花屋の店員。
   …などと伝えています。

☆「医療的ケア児」支援強化 県、新たな施設参入促す
  茨城新聞 2017年8月6日
  http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15019308773273

▽特養の介護職員不足深刻 景気回復も打撃
  神戸新聞 社会 2017/8/5
  https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201708/0010436485.shtml

※内閣府関係……
☆第37回 障害者政策委員会 議事次第 ←8/7開催
  内閣府
  http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/k_37/index.html
 >・2.障害者基本計画(第4次)案について
  ・資料1-1 障害者基本計画(第4次)案
   資料1-2 別表(関連成果目標)案
   資料2-1 総務省配布資料(放送関係)
   資料2-2 総務省配布資料(選挙関係)
  …などが掲載されています。
 *これまでの同委員会の資料などは下記を
   http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html#iinkai

※京都府議会9月例例会の日程(予定) ←9/11(月)~10/30(月)
  http://www.pref.kyoto.jp/gikai/katsudo/nitte/1709_te.html


画像は、紹介の山陽新聞記事より
 
 

マッサージの国家資格、視覚障害ない人の養成ダメ?:朝日新聞デジタル8/6付など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 6日(日)23時16分1秒
返信・引用
  みなさん  こんばんわ   事務局のNです。

 *今日8月6日は「広島原爆の日」ですね…
   ・広島市平和宣言 2017年8月6日
     http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1110537278566/index.html

※WEB報道など……
☆マッサージの国家資格、視覚障害ない人の養成ダメ?
  朝日新聞デジタル 2017年8月6日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK857JK5K85UBQU00F.html
 > 視覚障害がない人がマッサージの国家資格を取れるコースの新設を大阪の学校
  法人が政府に申請したら、認定されなかった。政府は視覚障害者の「適職」を守
  ろうと他からの参入を抑える施策を続けてきたが、法人側は「憲法が保障する
  『職業選択の自由』の制限だ」と批判、認定を求めて裁判を起こした。障害の当
  事者からは「仕事が奪われる」との不安の声が出ている。
   ■健常者の参入制限、50年あまり
   学校法人「平成医療学園」(大阪市)は2015年秋、視覚障害がない人を対
  象にした、国家資格の「あん摩マッサージ指圧師」養成コースの新設を申請した。
  不認定を不服として関係法人と、大阪、東京、仙台の3地裁に訴えている。「有
  資格者を増やし国民の健康に奉仕したい。その思いがなぜ認められないのか」と
  岸野雅方理事長は首をかしげる。
   1964年改正の「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法
  律」は「当分の間、国は健常者向けの養成施設を認めないことができる」と規定
  する。マッサージ業に就く視覚障害者の収入を守るための措置で、法改正前に設
  置された健常者向けの学校はあるものの、改正後は新設されていない。厚生労働
  省によると少なくともここ10年は申請自体がなかった。
   有資格者の施術は健康保険が適用されるが、障害のある有資格者がより高いサ
  ービス料を得られる仕組みにはなっていない。岸野理事長は「国は学校の新設を
  制限するだけで、視覚障害者の収入を確保する福祉政策を怠っている」と訴える。
  「法律では制限する期間は『当分の間』なのに、50年も続け『職業選択の自由』
  を奪っている。訴訟でその妥当性を問いたい」
   一方、国は「不認定は裁量の範囲内」として、訴えの棄却を求めている。
   ■増える無資格の業者
   視覚障害者らは訴訟の行方に気をもんでいる。「私たちは今なおマッサージ関
  連職種に依存している」と点字で訴える手紙を、全国から裁判所などに送った。
   「目が見えている人は別の仕事もしやすい。我々は就ける仕事に限りがある。
  守ってもらわないかん」。大阪市住吉区で鍼灸(しんきゅう)マッサージ院を開
  業する不動久雄さん(68)は話した。訪問マッサージの仕事をする同市阿倍野
  区の永井和弘さん(40)も「健常者の参入が増えれば我々の仕事はなくなる」
  と不安を抱える。
   「マッサージは我々の自立の道、プライドです」。大阪府立大阪北視覚支援学
  校の教諭で自らも弱視の藤本勲さん(58)は強調する。視覚に障害のある夫婦
  が、収入を得て子どもを育て上げる姿を見てきた。「それを取り上げたらどうな
  るか。想像できますか」
   鍼灸・あん摩の現状に詳しい筑波技術大学の形井秀一名誉教授は「癒やしやス
  トレス解消の需要が高まり、マッサージの仕事に就きたいと考える健常者が増え
  てきた」と指摘する。
   健常者向け学校を政府が抑制してきた一方、無資格業者は急増している。政府
  は取り締まる方針を掲げてはいるが、最高裁が1960年に「人の健康を害する
  おそれがなければ禁止や処罰対象にできない」と判示したこともあり及び腰に。
  すでに視覚障害者の営業を脅かす存在になっている。
   形井さんは「国の規制にも限界がある。無資格業者の取り締まりと視覚障害者
  への支援が大前提だが、就業を希望する健常者たちの受け入れ方法も検討する時
  期かもしれない。業界全体の技術、信頼を高めることも必要だ」と話している。
   《視覚障害者とあん摩マッサージ指圧師業》
     視覚障害者の「適職」として定着したのは江戸時代とされる。日本盲
    教育史研究会の岸博実事務局長によると、5代将軍徳川綱吉をみた鍼
    (はり)師の杉山和一が1682年、視覚障害者に鍼灸・あん摩を教え
    る施設を開いたのが契機という。
     国は1960年代、農業や養豚、陶芸など10種目の職業訓練を盲学
    校15校で試験的に導入したが定着しなかったという。
     厚生労働省によると、現在の従事者は約11万3千人(2014年現
    在)で、うち視覚障害者はおよそ2割に当たる約2万6千人。割合が低
    いのは、養成施設の定員数と比べ実際の学生数が少ないことや合格率の
    低さが要因とされている。資格を得られる施設は全国で計83あり、定
    員は計約2700人。このうち視覚障害のない人の受け入れ施設は21
    で定員は計1200人となっている。
  …などと伝えています。
 *あんま、はり、きゅうの資格取得めざす学校
   朝日新聞デジタル 2017年8月4日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK843TYXK84UBQU00J.html
  > 視覚障害者が通う宮崎県立明星視覚支援学校(宮崎市島之内)では学齢期の児童
   生徒だけでなく、社会人経験のある30~50代の生徒が学んでいる。多くは病気
   などで視力が低下し、一度は仕事を断念。学校であんまマッサージ指圧師、はり師、
   きゅう師の国家試験合格をめざして勉強している。
    6月中旬、国富町にある高齢者向けデイサービス施設「やはた」(日高速人施設
   長)。30~50代の生徒6人が臨床実習の一環で、施設を利用する高齢者にあん
   まマッサージを行った。
    様々な疾患を抱える利用者を相手に効果的な施術を行い、適切に対応する能力を
   育てていくのが目的。学校は臨床実習を年4回実施している。
    施設の利用者は脳梗塞(こうそく)やパーキンソン病など脳に起因する病気を患
   った人が多い。生徒たちは「お首は凝っていますか」「若い頃、運動してたんです
   か」などと声をかけながら、1人につき30分間、熱心に体をさすったり、もんだ
   りした。
    あんま、はり、きゅうの資格取得をめざす高等部専攻科理療科3年の田ノ口賢市
   さん(35)は利用者の体を丁寧にもんでいた。都城市高崎町出身。県外で土木関
   係の仕事をしていた25歳のとき、網膜色素変性症と診断された。仕事で車に乗っ
   ていたが視野が狭くなってきたため怖くなり、退職して帰郷。医大の先生に同校を
   紹介され、2年前に入学した。
    家族は妻と子ども2人。将来的には独立開業をめざしている。「学校に入るまで
   はこういう職に就くと考えていなかったが、今のところは抵抗なくできている。し
   っかり技術を身につけられる環境がある」という。
    50代の男性は、利用者に「オールドルーキーです」と話しかけていた。男性は
   約30年間、理容師をしていたが、目が悪くなって仕事が続けられなくなったため
   入学したという。
    学校によると、普通教育を目的として設置された学科の児童生徒数は小学部2人、
   中学部3人、高等部普通科4人の計9人。一方、あんまマッサージ指圧師などをめ
   ざす高等部本科と専攻科の在籍数は14人。この半数以上を社会人経験者が占める。
    同校理療科主任の茂村信也教諭(50)によると、糖尿病などで視力を失うケー
   スが多いのが最近の傾向という。茂村さんは「中途で入学してきた方々の意欲は高
   い。30代、40代で勉強して別の仕事をやるのは大変だが、頑張ってほしい」と
   話している。
   …などと伝えています。

☆点字毎日
  視覚障害者も知らない“内方線”周知徹底を 27人から聞き取り調査
   毎日新聞 2017年8月6日
   https://mainichi.jp/articles/20170803/ddw/090/040/004000c
 > 駅ホームで線路がどちらにあるかを確かめる手掛かりとなる「内方線」。点字ブロ
  ックの線路から遠い側に引いた黄色の浮き出た線で、視覚障害者が線路に転落したり、
  電車に接触したりする事故の防止に役立つとされている。
   視覚障害者の交通問題に詳しい加藤俊和さん(72、京都市)は、この内方線につ
  いて「視覚障害者にどれだけ知られているか」や、「どの程度役立つか」を聞き取っ
  てまとめた。加藤さんは、内方線が「線路への転落を防ぐ、根本的な解決策ではない
  」などと軽視されていると指摘。また駅ホームへの設置も十分ではないなどとして調
  査した。
   調査は、介助者なしで白杖(はくじょう)や盲導犬を使って歩ける視覚障害者を対
  象とし、27人から回答を得た。21人が週に数回、駅を利用しており、日常的な移
  動手段として鉄道を使っていた。転落経験を聞くと、27人のうち15人が過去にホ
  ームからの転落を経験していた。3回以上、転落したことがある人も4人いた。一方、
  ほとんどの人が過去にホームのどちらに向かって歩いているのか分からなくなったり、
  ホームのどの辺りにいるかが分からなくなったことがあると答えた。原因として、人
  やホームに置かれている荷物、ホームにある柱などを避けて歩こうとしたとき、自分
  ではホームを真っ直ぐに歩いているつもりでも、少しずつ歩く方向がずれるというケ
  ースが多かった。
   次に、「内方線について知っていた」と答えた23人に聞いた。歩くときに内方線
  を踏みながらだったり、白杖の先を内方線に沿わせて滑らせるようにしたりと、歩き
  方はさまざまだったが、ほぼ全員が「自分のいるところからどちら側に線路があるの
  かが分かり、安心感があった」と答えた。
   加藤さんは、この調査結果について「転落を防ぐにはホームドアが最善だが、コス
  ト面の問題もあって設置までに時間がかかる。内方線付きの点字ブロックの敷設だけ
  でも優先的に進めてほしい」と話す。また調査に参加した視覚障害者のうち4人の人
  が、内方線の存在を「知らなかった」や「名前を聞いたことがあるだけ」と答えてい
  たことにも着目。「内方線付き点字ブロックについて、視覚障害者への周知の徹底も
  課題だ」と話していた。
  …などと伝えています。

☆ALS:県支部長・景山さん 撲滅が夢 40歳目前に発症 患者理解へ思い発信/島根
  毎日新聞 2017年8月4日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170804/ddl/k32/040/424000c
 > 筋力が低下する進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)の患者や家族らで
  つくる「日本ALS協会県支部」の支部長、景山敬二さん(56)=松江市=を県支
  部の総会で見かけたり、あいさつを聞いたりしたことがあった。県支部の活動や景山
  さん自身の思いについて、一度じっくり話を聞いてみたいと思い、取材を申し込んだ。
   取材を依頼した時、景山さんは松江市内で、レスパイト入院(介護する家族が休息
  をとるための入院)中だった。表情筋が動くため、皮膚のゆがみを感じ取るセンサー
  を顔に貼ってパソコンを操作して会話する。
   妻と高校3年の長女、高校1年の次女の4人家族。景山さんは患者家族の苦労を「
  見守りが24時間必要。ヘルパーがいないと、仕事も買い物もできない。夜も寝返り
  が必要になり、介助者は熟睡できない」と説明する。
   松江市出身。県立松江南高校卒業後、関西で5年間、板前修業をした。帰省して実
  家の仕出し店を継いだが、結婚2年目の2000年秋、40歳を前に発症、包丁をう
  まく握れなくなった。2年後にALSと告知を受けた。
   医学書や患者のホームページを調べて情報収集したが、告知された日は眠れなかっ
  た。「病気が自分のすべてではない」「3~5年の命なら、その時間を家族と濃密に
  過ごそう」と考えた。
   病気を受け入れたつもりでも症状が進み、できないことが増えると、深い苦悩と不
  安に襲われた。眠れなくなったり、変な夢を見たりした。失った機能を数え上げるば
  かりだったという。
   景山さんは「ありのままに生きることに気づいた時が受容(受け入れること)の時
  」と考えている。「できないことがたくさんあるが、自分にしかできないことも、き
  っとある」と考えるようになり、人工呼吸器を装着して生きることを選択した。
   景山さんはALS患者が理解され、支援を受けやすくなるように発信している。0
  5年から医療関係者らへの講演活動を始めた。
   「ALS患者は『難病と闘う』とよく紹介されるが気持ちだけでも闘うのは疲れる。
  治療方法のないALS患者は闘うすべがない。諦めたわけではなく、闘病という意識
  を捨てたら生きることが楽になった。普通に暮らす、難病と共に生きるために生活を
  工夫するんだと思えるようになった」と気持ちをつづる。
   ただ、「景山さん自身はALSを受容できたのですか」と尋ねると答えは「それは
  難しい質問。何を受容の定義とするかは、あいまい。今でも人工呼吸器を付けたのは
  正解だったのか、葛藤することは、たまにあります」だった。
   私たちはどうALS患者や家族をサポートしたらいいのか。景山さんは「現時点で
  は原因不明なので、10万人に1人か2人の割合で誰が発症しても、おかしくない。
  正しく病気を理解してもらえれば、より良い支援につながる」と答えた。
   景山さんの夢はALSの撲滅と完治だ。将来、治療方法が確立し、ALSが難病で
  なくなる日がくると信じている。
   医療的ケア、介護職確保が課題
    日本ALS協会県支部は、悩みや不安を語り合う交流会▽医療関係者の講演会
   ▽療養環境の改善を目指して行政に提言--などに取り組む。現在、訴えている
   のはレスパイト入院先の確保や、医療的ケアのできる介護職を増やして、難病患
   者や家族が安心して暮らせる環境づくりだ。
    県支部によると、県と委託契約をしていても神経内科医の不在などを理由に、
   全ての医療機関で受け入れ実績があるわけでないのが実情だ。
    また医療的ケアのできる介護職は、県内では松江圏域(松江市、安来市)と出
   雲圏域(出雲市)にしかいない。他地域の患者は長期入院するか、家族がたん吸
   引などを在宅で担っている。
    県内のALS患者83人(1月末現在)に対し、県支部の会員数は48人(4
   月現在)。このうち患者は11人、家族4人、他に遺族や医師、保健師ら。患者
   数と会員数の差の背景を景山さんは「約7割の患者は人工呼吸器を付けずに亡く
   なる。30年前も、今も変わりません」と説明する。県支部は、患者の半数が会
   員になることを目標にしている。
  …などと伝えています。

▽障害者、靴磨きで就労 職人技を出張サービス
  京都新聞 2017年08月05日
  http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20170805000073
 > 龍谷大を今春卒業した男性が、障害者の就労を支援しようと、靴磨きの出張サー
  ビスを行う会社を京都市伏見区で立ち上げた。精神障害や知的障害のある若者が技
  能を身に付け、職人として安定した収入を得られるようにするのが目標だ。依頼も
  徐々に入り始めており、青年社長は「仕事を通じて障害者の自立に結びつけたい」
  と意気込んでいる。
  …などと伝えています。


画像は、昨日(8/5)午後撮影の空です。
 

やまゆり園再建 暮らしの選択肢広げて:社説中日新聞8/5付 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 5日(土)16時30分39秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんにちは  事務局のNです。

 *台風5号の影響なのか、めちゃ蒸し暑いですね…大気不安定ですね。
  今、雲が急に黒くなり近くで雷音も聞えはじめてきましたよ。
  そして大粒の強い雨も降りはじめ、やや小ぶりにも、陽もさしています。
   ・昨日は夏の甲子園組み合わせ抽選会でしたね、週明け7日から開幕ですね。
     第99回全国高等学校野球選手権大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟
       http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2017/

※WEB報道など……
☆やまゆり園再建 暮らしの選択肢広げて
  社説 中日新聞 2017年8月5日
  http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017080502000121.html?ref=hourly
 > 地域に多彩な生活の場を用意する契機としたい。障害者殺傷の現場となった相模原
  市の津久井やまゆり園の再建問題である。利用者自らが暮らしを選べるよう取り組ん
  でこそ、事件を克服できよう。
   人里離れた閉鎖的な環境で集団生活を送るか。それとも、町中の開放的な環境で自
  立生活を送るか。どちらの人生を選びたいか。
   前者を好んで選ぶ人は、おそらくほとんどいないだろう。そんなふつうの感覚にし
  っかりと寄り添った結論といえよう。
   昨年七月の悲劇を受けて、津久井やまゆり園の再建のあり方について神奈川県障害
  者施策審議会の部会がまとめた提言である。
   現在地をふくめ、県内の幾つかの場所に、小規模な入所施設を分散して整備するべ
  きだとしている。併せて、利用者が望めば、地域のグループホームやアパートなどで
  の自立した暮らしに移行できる仕組みづくりを求めている。
   神奈川県は当初、山あいの現在地に定員百人を超す同様の大規模施設を再建する構
  想を示した。障害があろうと、地域でふつうに生きる権利を保障されるという社会福
  祉の基本原理に反するとして、批判を浴びたのは当然だった。
   ノーマライゼーションと呼ばれるその理念は、一九五〇年代にデンマークの知的障
  害者の親の会が繰り広げた大規模施設の改善運動から生まれた。北欧諸国から世界に
  広がり、日本でも八〇年代からよく知られるようになった。
   その親の会が当時掲げたスローガンをほうふつさせる提言が、現代の神奈川県に対
  して出されたのである。そのこと自体が、日本の障害福祉がいかに立ち遅れているか
  を象徴的に物語っている。
   もちろん、大規模施設の再建を求めてきた津久井やまゆり園の利用者家族の反発も
  理解できる。
   殊に「親亡き後」を心配すればこそ、身の回りの介護から医療的ケアにいたるまで
  手厚い支援を期待したいに違いない。施設職員や地元住民と時間をかけて培ってきた
  信頼関係もあろう。
   けれども、利用者本人の気持ちは異なるかもしれない。地域から隔絶された場所で、
  集団として管理された画一的な生活を送り、どんな思いでいただろう。
   提言はだからこそ、利用者の思いを尊重して暮らしの場を決めるべきだと説く。意
  思を確かめる営みそのものが、犯人が意思疎通の図れない障害者を襲ったという事件
  を乗り越えることにも通じよう。神奈川県の針路に注目する。
  …などと伝えています。

☆やまゆり園元職員が手記で思い語る(上) 施設暮らし「必要悪」
  神奈川新聞ニュース 2017/07/03
  http://www.kanaloco.jp/article/268714/
 *やまゆり園元職員が手記で思い語る(下) ここも「地域」共に育つ
   神奈川新聞ニュース 2017/07/04
   http://www.kanaloco.jp/article/268963/

☆壁はない、共に前へ 厚木を拠点に活動する障害者と健常者バンド、動画で世界発信
  ヤフーニュース(カナロコ by 神奈川新聞) 8/5
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170805-00019744-kana-l14
 > 厚木市を拠点に活動するロックバンドがある。障害者と健常者計20人の「サル
  サガムテープ」だ。相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人
  の命が奪われて1年。「壁はない、一緒に前を向いて生きよう」。訴え続けてきた生
  きる喜びを今だからこそ伝えたいと、音楽動画を完成させた。全国から集まった約3
  80人の笑顔とともに、世界へ思いを届ける。
  …などと伝えています。
 *ワンダフル世界 ~サルサガムテープと全国の仲間~ - YouTube
   https://www.youtube.com/watch?v=uiMBA5g1H48

☆相模原障害者殺傷事件・植松聖被告から届いた手紙(篠田博之)
  個人 - Yahoo!ニュース 篠田博之  月刊『創』編集長  8/4(金)
  https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20170804-00074151/

☆【一筆多論】
 優生思想の根を絶ちたい
 「共生集団」は能力が高い個体ばかりの「エリート集団」より存続する力が強い
  中本哲也 - 産経ニュース  2017.8.5
  http://www.sankei.com/column/news/170805/clm1708050004-n1.html
 > 進化論と優生思想について書く。これまでにも一筆多論で取り上げたテーマだが、
  「何度でも書かなければならない」という思いが強くなった。
  …などと伝えています。

☆【相模原殺傷】
 犠牲者の匿名で安否わからず 障害者を同等に見ないうわべの優しさが事件うむ
  産経ニュース 2017.8.5
  http://www.sankei.com/affairs/news/170805/afr1708050007-n1.html
 > 突然ふっと、ね」。知的障害がある小西勉さんは自宅に近い横浜市内の駅のホーム
  で、向かってくる電車の方に吸い込まれるように進むときがある。「ここ2、3年、
  何回も。今だってあります」。途中で「ああ」と思い、足が止まる。相模原殺傷事件
  の植松聖(さとし)被告(27)は「障害者は不幸しかつくらない」と主張。ネット
  上には賛同する書き込みもあった。小西さんは「悲しいけど、周りにもそういう人は
  いるし」とポツリ。“自殺”しそうになる理由を一つには絞れないが、社会の空気は
  大きな要因だという。発生から1年がたった相模原市の障害者施設「津久井やまゆり
  園」殺傷事件で、警察は殺害された19~70歳の入所者19人の氏名を公表してい
  ない。「遺族の希望」が理由だ。
  …などと伝えています。

☆障害者総合誌:「街に出よう」次章へ…地域で生きる、終刊
  毎日新聞 2017年8月4日
  https://mainichi.jp/articles/20170804/k00/00e/040/300000c
 > 大阪を拠点に38年にわたり、地域で生きる障害者たちの実感と声を読者に届けて
  きた障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」が、7月末発行の第91号で終
  刊した。時代の変化を背景に「当初の役目は終えた」との判断で、今後は新たな発信
  へと駒を進める。
   「そよ風~」は1979年、大阪市東淀川区内に編集部を置き、編集長の河野秀忠
  さん(74)を中心に季刊誌として創刊。「障害者自身の立ち上がりをよりどころと
  した本づくり」「身体と実感に支えられた本づくり」などを編集指針に掲げた。普通
  学校への就学を求めて闘う親子や、結婚・出産した重度女性障害者のルポは、障害者
  が地域で当たり前に生きようとした時に立ちはだかる問題を浮き彫りにした。また、
  街で次々に介護者を見つけ、車いすで一人旅する青年の報告などは、さわやかな感動
  を呼んだ。
   取り次ぎを通さず、直接読者に届ける販売方式。そこから情報を得て、取材の輪を
  広げた。反響は大きく、発行部数は一時1万部に。創刊時から編集に携わり、現在は
  被災障害者支援「ゆめ風基金」代表理事を務める牧口一二さん(79)は「障害者の
  多様な考えがわかり、目からウロコが落ちる思いを何度もしました」と話す。放送作
  家で随筆家の故永六輔さん、作家の故松下竜一さんらも快く執筆を引き受けた。
   だが近年は、駅や公共施設のバリアフリー化が進んで街に出る障害者が増え、雑誌
  以外の発信手段を手に入れる人も増えた。編集スタッフの高齢化もあり、一昨年に終
  刊の方向を決めた。河野編集長は昨年から病気療養中で、その後は副編集長の小林敏
  昭さん(66)が受け継いできた。
   だが終刊決定後も、昨夏に相模原市の障害者入所施設で起きた殺傷事件は、編集部
  を波立たせた。小林さんは「命に優劣をつける優生思想が表面に出てきたように思え
  た」とし、「これからもものを言い続けていかなければ」と話す。最終号には「明日
  に向かって語れ!」と題した座談会、相模原事件に関する取材記事を掲載した。
   事務所、ホームページは今後しばらく継続させる。最終号は1部700円。
  連絡先は編集部(06・6323・5523)。
  …などと伝えています。

▽障害者問題の大会にむけてパフォーマンス練習
  ヤフーニュース(MBC南日本放送) 8/4 <動画>
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00024478-mbcnewsv-l46

▽京都市営地下鉄駅で視覚障害者が転落、大学生らが30秒で救出
  産経WEST 2017.8.4
  http://www.sankei.com/west/news/170804/wst1708040082-n1.html
 *転落:視覚障害者、大学生らが救出 京都の駅ホーム
   毎日新聞 2017年8月4日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170804/ddm/041/040/128000c

▽障がい者に在宅就労を 沖縄県内初 支援事業所が来月開所
  琉球新報 2017年8月5日
  https://ryukyushimpo.jp/news/entry-548975.html

▽学校に常勤看護師を 川崎の母、市議会に請願
  東京新聞 社会 2017年8月5日 朝刊
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080502000126.html
 *川崎市議会 請願受理一覧 2017年7月21日
   http://www.city.kawasaki.jp/980/page/0000085469.html
  >・034 医療的ケアの必要な子どもが、親の付き添いなく、
       地域の小・中学校へ通えるように、常勤看護師の配置を願う請願
    受理年月日:平成29年6月7日 付託委員会:文教
    請願文 PDF
   http://www.city.kawasaki.jp/980/cmsfiles/contents/0000085/85469/seigan034.pdf


画像は、昨日(8/4)夕方撮影 大きな虹でしたよ
 

ホーム転落の視覚障害者、間一髪で救助 京都市営地下鉄   など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 4日(金)10時54分25秒
返信・引用
  みなさん  おはようございます。   事務局のNです。


 *今日も暑くなりそうですね。台風5号の動きも気になりますが…
   ・NHKニュース:気象災害情報|台風情報
     http://www3.nhk.or.jp/weather/typhoon.html

※WEB報道など……
☆ホーム転落の視覚障害者、間一髪で救助 京都市営地下鉄
  産経WEST 2017.8.3
  http://www.sankei.com/west/news/170803/wst1708030111-n1.html
 > 3日午後5時半ごろ、京都市北区の市営地下鉄烏丸線北大路駅で、視覚障害者の
  無職男性(70)=同市右京区=がホームから線路に転落した。京都府警北署によ
  ると、ホームにいた男性が直後に線路へ下りて転落した男性を持ち上げ、ホーム上
  の数人と協力して男性を救助した。
   救助にかかった時間は約30秒。ホームには転落から約1分後に国際会館発新田
  辺行き普通電車が到着する予定だったといい、間一髪の救出劇となった。
   同署によると、男性は左腕や背中の打撲などで軽傷。男性は「方向感覚がなくな
  って落ちてしまった」と話しているという。同駅に転落防止用のホームドアはなか
  った。
  …などと伝えています。

☆泉房穂・明石市長講演:
 /上 子ども中心の町作り 4年連続人口増、全国各地から熱い視線/群馬
  毎日新聞 2017年8月2日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170802/ddl/k10/010/157000c
 > 今、「明石が熱い」らしい。兵庫県明石市。明石焼きや明石海峡大橋などで知ら
  れるが、ここ数年は「子どもと障害者に特化した町作り」で注目を集めている。そ
  の効果もあり、人口は4年連続増加。その旗振り役の市長が7月10日に高崎市で
  講演した。テーマは「人口V字回復の理由~発想の転換とこどもへの予算シフト」。
  その内容を2回にわたって紹介する。
  …などと伝えています。
 */下 障害者に優しい町 スロープ設置助成 点字メニュー、筆談ボードも/群馬
   毎日新聞 2017年8月3日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170803/ddl/k10/010/181000c
  > 少子高齢化の中、人口が4年連続増え、「兵庫で独り勝ち」と胸を張る兵庫県
   明石市の泉房穂(いずみふさほ)市長(53)。7月10日に高崎市で開かれた
   講演会の模様を紹介する後編は、全国に類を見ない障害者施策について--。
    暮らしにくさ、原因は社会に
    「障害者が暮らしにくいのはなぜか」。泉市長の口調にぐっと力が入った。
   「『障害があるから』というのは一部です。例えば、段差があって車いすの人が
   入れないお店。問題は車いすではなく段差にある。階段を作る方が悪い。でも、
   お店はお金がもったいないから(段差解消を)やりません」。
    多くの自治体は、ここで終わっているだろう。だが、明石市は違う。2016
   年に障害者への不当な差別的扱いを禁止する障害者差別解消法の施行に伴い、ス
   ロープを設置する店に助成金を出す事業を始めたのだ。「障害者が暮らしにくい
   原因は、社会の方にある。そして、障害者が暮らしやすい社会を作る責任は、障
   害者が負うのではなく、国家でもなく、障害者の生活に近い市町村だ、という覚
   悟でやっています」
    その結果、どうなったか。明石市内の飲食店では、暮らしにくさの解消が進む。
   折りたたみ式スロープの設置、メニューの点字化、筆談ボードの購入--。
    筆談ボードは既に200件の申請があったという。泉市長いわく、「最初一つ、
   二つ(の店)だけでは『変わりもん』ですが、100を超えると逆になる。それ
   が当たり前になります」。今ではJR明石駅周辺のマクドナルドやスターバック
   スにも浸透している。
    原点は弟
    この助成制度、一見すると障害者のためのようだが、実は違う。
    泉市長によると、障害者がどんどん街に出てくるようになり、明石の飲食店に
   集まるようになった。「店は商売繁盛。店も助かってるんです」。筆談ボードを
   置いた店では、店員が自主的に手話の勉強会を始めたところもあるという。「障
   害者と接する機会が増えて、自然発生的に、お客さんの使う手話を勉強しようと
   なった」。市民が、社会が、変わりつつあるのだ。
    この情熱はどこから来るのだろうか。その原点は当日、配られた資料の中に書
   かれていた。
    泉市長の弟には障害がある。その弟が小学校に上がる時、遠方の養護学校に行
   くようにと言われた。「家のすぐ近くに小学校があるのに、歩けないのに、歩け
   ないことを理由に遠くの学校に行けと言われる理不尽さに強い怒りを覚えた」。
   両親が交渉し、地元の小学校に通えるようになったが、条件がついた。「兄であ
   る私が登下校に責任を持つこと」。泉少年は毎日、自分と弟の2人分の教科書を
   ランドセルに詰めて通学した。「くやしかった。なんと冷たい社会かと思った。
   もっとやさしい社会にしなくては、と思った」
    小学校の運動会。「50メートル走に出たい」。そう言う弟を、泉少年と両親
   は「人に迷惑をかける」と止めたが、聞かなかった。その結果--。「同級生か
   らずいぶん遅れて、しかしとてもうれしそうにゴールする弟の姿を見て、涙が止
   まらなかった。(中略)一人ひとりの幸せを決めるのは本人であり、当事者にし
   かわからないことがあると思った」
    公共事業削減、給与もカット
    ただ、予算は青天井ではない。明石市の一般会計当初予算は毎年1000億円
   前後。前橋市(約1460億円)と太田市(約780億円)の間ぐらいだ。なぜ、
   子どもと障害者に手厚い予算を組めるのか。
    泉市長によると、11年の就任当初は、高齢者に掛ける予算を子どもに回すこ
   とを考えていたという。各地の集会で高齢者を説得しようとした。だが--。「
   甘かった。高齢者もしんどい。介護の負担や認知症とかで大変」。そう気付いて
   から、発想を転換した。「今あるどこかの金を回すのではなく、市民の生活に迷
   惑を掛けない範囲で、自分たちの工夫で回す」方法に切り替えた。
    緊急性に欠ける公共事業を大幅に削減し、市長と市職員の給与カットにも踏み
   込んだ。「たくさん泣いているところはあります。公共事業、ハード系は優先順
   位を決めて、相当切りましたから」
    当然、建設業界などからは反発があった。しかし、人口が増え始めると、住宅
   やマンションが建設ラッシュに。地価も上がり、結果的に「公共事業は減ったが、
   民間事業で潤っている」状態になったという。
    講演後の質疑応答では、会場からはこんな質問が出た。
    「地元企業の利権などの障害をどう乗り越えたのか」
   その回答に、泉市長の政治スタンスが集約されている。「最初はぶつかった。反
   省も多い。でも市民が味方についた。サイレントマジョリティー(物言わぬ大衆)
   の目線を意識している」
   …などと伝えています。

☆相模原事件について障害者の立場から思うこと
  海老原宏美 (創) - Yahoo!ニュース 8/3
  https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00010000-tsukuru-soci
 > 事件の後も障害者への差別は全く変わらない
   ここに掲載するのは、渋谷のトークライブハウス「LOFT9」で行われた相模原事件
  を考えるトークイベントで、人工呼吸器ユーザーの海老原宏美さんが発言したもの
  だ。海老原さんは脊髄性筋委縮症II型という重度の障害で、移動には車椅子を使い、
  人工呼吸器を日常的に使用している。
   大学生の時から自立し、介助ボランティアの助けを借りながら一人で暮らしている
  。2009年に仲間と人工呼吸器ユーザーの支援ネットワーク「呼ネット」を設立。2015
  年、呼吸器ユーザーの生活を描いた映画『風は生きよという』(宍戸大裕監督)とい
  う映画を製作、自ら出演した。映画のタイトルの「風」とは、人工呼吸器が吹き込む
  風をも意味した言葉だ。
   海老原さんの発言は文字にしてみると深刻で重たい内容なのだが、それを明るく前
  向きに語るのが彼女の特徴だ。ぜひ本誌読者にも海老原さんの発言を紹介したいと思
  い、今回掲載した。映画はいろいろなところで自主上映されている。機会があればぜ
  ひ観ていただきたい。
  …などと伝えています。
 *映画「風は生きよという」 上映実行委員会 公式ホームページ
   http://kazewaikiyotoiu.jp/

▽なぜ、アメリカでは障害者を「弱者」と呼ばないのか???佐藤由美子
  HPMG News 2017年07月31日 佐藤由美子 米国認定音楽療法士
  http://www.huffingtonpost.jp/yumiko-sato/handicap-difference-japan-usa_b_17633392.html

▽全盲者、2050年には3倍に
 〈AFPBB News〉AERA dot. (アエラドット) 2017/8/3
  https://dot.asahi.com/afp/2017080300033.html

▽「Windows 10」に視線追跡機能搭載へ──ALS患者支援チームが開発
  (ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース 8/2
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000047-zdn_n-sci


※厚労省関係……
☆第1回 人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会 ←8/3開催
  医政局地域医療計画課
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000173574.html

☆厚生科学審議会疾病対策部会 第50、51回難病対策委員会 資料 ←8/2開催
  健康局 難病対策課
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000173794.html
 *これまでの同委員会の資料などは下記を
   http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=127746

☆第21回小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会 ←8/2開催
  健康局難病対策課
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000173693.html
 *これまでの同委員会の資料などは下記を
   http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126716


画像は、昨日(8/3)午後撮影の空
 

相模原殺傷:やまゆり園施設小規模・分散化 地域移行促す - 毎日新聞8/2付 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 3日(木)10時13分9秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日も朝からセミしぐれがはげしいですよ……

※WEB報道など……
☆相模原殺傷:やまゆり園施設小規模・分散化 地域移行促す
  毎日新聞 聞2017年8月2日
  https://mainichi.jp/articles/20170803/k00/00m/040/087000c
 > 昨年7月に殺傷事件が起きた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の再建を
  検討している神奈川県障害者施策審議会の専門部会は2日、最終報告書を取りまとめ
  た。入所者本人の意思を重視した上で、施設を現在より小規模・分散化させるよう提
  言。少人数のグループホーム(GH)などを利用して街中で自立して暮らす「地域移
  行」の促進を求めた。県は提言に沿って、8月中に再建方針を示す。
   提言は冒頭で「入所者本人が選択できる機会が確保されていることが重要」との前
  提を明記。重度障害者でも本人が「どこで誰と生活するか」を決定できるよう支援す
  る必要があるとした。支援の進め方として、園職員らが本人や家族らから意向を聞き
  取りつつ、GHやアパート生活などを体験する機会も提供していくとした。
   その上で、入所施設の規模や場所について「大規模施設の昼夜完結した集団的な支
  援から、身近な地域での生活の実現が志向される」と説明。現在も横浜市内の仮園舎
  などに入る131人の受け皿は、元の園があった相模原市と横浜市などに確保すると
  し、施設の小規模・分散化を提示した。各施設の定員には触れなかった。
   具体的には、入所者が農作業や散歩などの日中活動をするセンター棟を設け、同じ
  敷地内に居住のためのコテージを置くことを想定している。また、街中にあるGHな
  どに移った人たちを短期入所で受け入れるほか、日中活動もできるようにする。小規
  模の暮らしを実現するため、居室は原則として個室とし、コテージ1棟の居住も10
  人以下とした。
   家族会などが求めていた大規模施設の再建については、提言は「(そうした)意見
  もあることを付記する」との記載にとどめた。
   部会長の堀江まゆみ・白梅学園大教授は会合後の記者会見で「障害があっても一人
  一人の意思が尊重され、自分で暮らしを選べる福祉の形をつくれた」と語った。県は
  今年度末に施設の取り壊しに着手し、2020年度の再建を目指す。
   園には事件前、約160人が入所。県は事件後、同じ規模の施設を再建する構想案
  を示したが、「地域移行」を求める障害者団体などから異論が噴出。その後に設置さ
  れた専門部会は「大規模施設は作らない」と方針を転換していた。
  …などと伝えています。
 *相模原の障害者施設殺傷
  やまゆり園再建 施設、小規模・分散化 専門部会提言、地域移行促す
   毎日新聞 2017年8月3日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170803/ddm/041/040/081000c
  > 昨年7月に殺傷事件が起きた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の再建を
   検討している神奈川県障害者施策審議会の専門部会は2日、最終報告書を取りまとめ
   た。入所者本人の意思を重視した上で、施設を現在より小規模・分散化させるよう提
   言。少人数のグループホーム(GH)などを利用して街中で自立して暮らす「地域移
   行」の促進を求めた。県は提言に沿って、8月中に再建方針を示す。
    提言は冒頭で「入所者本人が選択できる機会が確保されていることが重要」との前
   を明記。重度障害者でも本人が「どこで誰と生活するか」を決定できるよう支援する
   必要があるとした。支援の進め方として、園職員らが本人や家族らから意向を聞き取
   りつつ、GHやアパート生活などを体験する機会も提供していくとした。
    その上で、入所施設の規模や場所について「大規模施設の昼夜完結した集団的な支
   援から、身近な地域での生活の実現が志向される」と説明。現在も横浜市内の仮園舎
   などに入る131人の受け皿は、元の園があった相模原市と横浜市などに確保すると
   し、施設の小規模・分散化を提示した。各施設の定員には触れなかった。
    具体的には、入所者が農作業や散歩などの日中活動をするセンター棟を設け、同じ
   敷地内に居住のためのコテージを置くことを想定している。また、街中にあるGHな
   どに移った人たちを短期入所で受け入れるほか、日中活動もできるようにする。小規
   模の暮らしを実現するため、居室は原則として個室とし、コテージ1棟の居住も10
   人以下とした。
    家族会などが求めていた大規模施設の再建については、提言は「(そうした)意見
   もあることを付記する」との記載にとどめた。
    部会長の堀江まゆみ・白梅学園大教授は会合後の記者会見で「障害があっても一人
   一人の意思が尊重され、暮らしを選べる福祉の形をつくれた」と語った。県は今年度
   末に施設の取り壊しに着手し、2020年度の再建を目指す。園には事件前、約16
   0人が入所。県は事件後、同じ規模の施設を再建する構想案を示したが、「地域移行」
   を求める障害者団体などから異論が噴出。その後に設置された専門部会は「大規模施
   設は作らない」と方針を転換していた。
    ■解説
    入居者、家族と対話必要
    専門部会の提言は「大規模入所施設から地域へ」という障害者福祉の理念を打ち出
   し、世界的な潮流を踏襲したといえる。だが施設の小規模・分散化は、大規模施設の
   再建を求める多くの家族が反発しており、大きな溝が残る。
    家族の反発の背景には、重度障害者がグループホームなどを利用しながら地域で暮
   らす土壌が、いまだ整わない現状がある。入所者家族会の大月和真会長(68)も
   「やまゆり園はほとんどの家族にとって、やっとの思いでたどり着いた施設。元の形
   に戻してほしい」と訴える。
    重度障害があってもグループホームに住んで自立を目指す人がいるのは確かだ。一
   方で、園の入所者家族からは「医療面の充実は大規模施設ならでは」との声も目立つ。
   イベントなど地元住民らとの交流もあった。平均入所年数は約20年。家族と職員、
   住民らが時間をかけて築いたものを覆すのは簡単でない。
    専門部会は家族会や地元住民の声を一度ずつ聞き取るにとどめ、反発の理由を検証
   してこなかった。提言を受け、県は今後、入所者一人一人の意向を確認する方針だ。
   地域移行が進んでいない現状と向き合いつつ、対話を重ねる必要がある。
    「津久井やまゆり園」再建に向けた経過
    <2016年>
     7月26日 事件発生
     9月12日 家族会と施設の運営法人が建て替えを求める要望書を神奈川県に提出。
       黒岩祐治知事は現在地に建て替える意向を表明
    <2017年>
     1月 6日 県が大規模施設を建て替える再建構想案を公表
      10日 県が開いた公聴会で障害者団体や福祉関係者から大規模施設の再建につ
       いて異論が噴出
     2月27日 県の障害者施策審議会が専門部会を設置し、再建構想に向けた検討を
       始める
     4月27日 専門部会が「大規模施設は作らない」との方針を確認
     5月17日 専門部会の聞き取りに対し、入所者家族、園職員から大規模施設再建
       を求める声が相次ぐ
     7月18日 専門部会が施設を小規模化した上で、分散する再建構想案を示す
     8月 2日 専門部会が最終報告書を取りまとめ
   …などと伝えています。
 *小規模分散化を提言 やまゆり園建て替え
   東京新聞 社会 2017年8月3日 朝刊
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080302000164.html
  > 昨年七月に殺傷事件があった知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の
   建て替えを検討する神奈川県障害者施策審議会の部会は二日、現地を含む県内の複数の場
   所で現在よりも小規模の施設を建て替え、既存施設も含め分散入所してもらうとする報告
   書をまとめた。県は月内にも具体的な基本構想をまとめる。
    県は当初「そろって暮らしたい」などとする入所者家族の意向を踏まえ、現地で定員百
   人超の施設を再建する構想を発表。しかし、専門家などから「地域移行の流れに逆行する」
   と批判が続出し、部会を設けて再検討してきた。分散により地域移行の方向に歩み寄る一
   方、現地再建を望む家族にも配慮を示した形となった。
    入所者百三十一人は現在、横浜市の仮園舎などで暮らしている。提言によると、やまゆ
   り園の現地と横浜の仮園舎でまず建て替えを実施し、いずれも十人規模の居住棟を複数設
   ける。このほか他の県立施設計五カ所で既存施設を活用したり建て替えたりして居室を確
   保する。
    並行して、グループホームやアパートで暮らす地域移行の選択肢も入所者に提示。相談
   支援専門員らが入所者一人ずつの個別チームを作って意思を確認し、本人の気持ちに沿っ
   た暮らしの場を選べるようにする。
    新しい施設の定員など具体的な計画は今後、県が詰める。建て替えは四年後をめどとし、
   費用は六十億~八十億円を見込む。施設の原状回復を求めてきた津久井やまゆり園家族会
   の大月和真会長(67)は「津久井に戻りたい人は戻れるよう、県には家族の気持ちに沿
   った計画をまとめてほしい」と話した。
   …などと伝えています。
 *障害者殺傷事件の施設 分散して再建整備へ 最終報告書
   NHKニュース 社会 8月2日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084931000.html
  > 46人が殺傷される事件が起きた相模原市の知的障害者施設の再建を検討する
   神奈川県の部会が開かれ、元の場所での建て替えとともに、入所者が一時的に移
   転している横浜市にも施設を整備し、分散するとした最終的な報告書をまとめま
   した。県は、これを基に来月中にも正式な再建策を決めることにしています。
   …などと伝えています。
 *やまゆり園“再建”で最終報告 小規模・分散化へ
   TV朝日news 2017/08/03 <動画>
   http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000106845.html
  > 神奈川県相模原市の障害者施設での大量殺傷事件を受けた施設建て替え問題で、
   神奈川県の専門部会は、複数の小規模施設での再建を前提とする最終報告をまと
   めました。
   …などと伝えています。
 *「やまゆり園」再建 専門部会は分散を提言
   日テレNEWS24 2017年8月3日 <動画>
   http://www.news24.jp/articles/2017/08/03/07368705.html
  > 45人が殺傷される事件が起きた相模原市の知的障害者施設の建て替え問題で、
   神奈川県の専門部会は、施設を元の場所で建て替えるとともに、横浜市などにも
   小規模施設を整備するという最終報告をまとめた。
   …などと伝えています。
 *やまゆり園小規模分散化へ 専門部会最終報告 131人の入所確保
   神奈川新聞ニュース 2017/08/03
   http://www.kanaloco.jp/article/268616
  > 昨年7月に45人が殺傷された神奈川県立障害者施設「津久井やまゆり園」
   (相模原市緑区)の再生を議論してきた県障害者施策審議会の専門部会は2日、
   最終報告をまとめた。現在の千木良地域、仮居住先である横浜市港南区の芹が谷
   地域に小規模施設を整備し、既存の県立障害者施設も活用して分散化する方向性
   を明記。入所者の意思決定支援を丁寧に行い、131人全員の入所定員を確保す
   るとした。同審議会に報告した上で18日に黒岩祐治知事に提言する。
    【解説】難題に一定の結論
    県が当初示した全員が戻れる定員規模を前提とした現在地での全面建て替え
   方針とは大きく変わる形。2施設の定員は「県が最終的に判断するのが適切」
   (部会長・堀江まゆみ白梅学園大教授)として盛り込まなかった。大規模での
   建て替えを求める家族会などの意向については、「希望者すべてが千木良に戻
   れるよう整備する必要があるとの意見もある」と付記するにとどめた。
    千木良、芹が谷の2施設が備える機能として▽短期入所や交流の場などへの
   転用も視野に定員数を変更可能にする▽医療的ケアや強度行動障害など専門性
   の高い支援▽地域生活移行の体験設備▽鎮魂モニュメントの整備検討▽防犯設
   備-などを提言。相談支援など地域生活を支える拠点としての役割も求めた。
    安定した暮らしを確保した上で、希望に応じてグループホーム(GH)への
   地域生活移行を支援することも明記。地域の受け皿となるGHの設置促進や運
   営を後押しする補助の検討も求めた。政令市を除く県所管域での施設整備は
   「将来的な課題」と位置付けた。
   堀江部会長は終了後の会見で「一人一人の意思を聞き、『選べる福祉』を今回、
  期せずしてつくれた」と述べた。黒岩知事は「利用者全員への配慮とともに、現
  在の障害福祉施策の流れをしっかりと踏まえた内容」と評価。県は報告を踏まえ、
  9~10月に再生基本構想を策定する。
   ◆園再生を巡る経緯 昨年7月の事件発生後、県は家族会と施設の運営法人の
     要望に沿って現在地での全面建て替えを決めたが、一部の障害者団体などが
     「大規模施設は時代に逆行」などと反発。県は専門部会に検討を委ね、部会
     は今年2月から計12回の議論を重ねた。
  …などと伝えています。
 *やまゆり利用者、分散提言 建て替えは小規模、県部会
   日本経済新聞 2017/8/2
   http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H9B_S7A800C1CC1000/
  > 昨年7月に相模原殺傷事件が起きた障害者施設「津久井やまゆり園」の在り方を
   検討する、神奈川県障害者施策審議会の部会(堀江まゆみ部会長)は2日、現在地
   と横浜市内に小規模施設を整備し、既存の県立障害者施設も活用する「分散型」で、
   全利用者131人分の居室を確保するとの提言を取りまとめた。
    県は部会の提言を踏まえ、入所者家族や障害者団体などから改めて意見を聞き、
   9月にもやまゆり園の「再生基本構想」を策定する方針。家族らは希望者全員が現
   在地に戻れるように大規模施設での建て替えを求めており、曲折も予想される。
    提言は「現在の障害福祉施策では、入所施設は小規模化している」と指摘。グル
   ープホームなどを利用する地域移行の重要性を強調した。県には、受け入れ先の人
   員や設備を拡充するための経費を補助するよう求めた。
    入所者の生活の場は、利用者の意思を尊重して決めると明示。意思確認のために
   入所者ごとに職員や専門家による「意思決定支援チーム」を編成し、確認が困難な
   場合でも本人の表情や行動などから推定して「本人の利益に沿った最善の判断をす
   る」とした。
    提言では現在地に建て替える施設の具体的な入所者数は明示しておらず、希望す
   る全員が入れるかは不透明。横浜市の施設は、現在仮移転している「芹が谷園舎」
   周辺に整備することを想定している。
    黒岩祐治知事は「利用者全員への配慮とともに、障害者福祉施策の流れを踏まえ
   た内容だ。利用者が生き生きと暮らせる環境を整備したい」とのコメントを出した。
   〔共同〕…などと伝えています。
 *やまゆり園の利用者「分散」提言を大筋了承 建て替えは小規模に 神奈川県審議会部会
   産経ニュース 2017.8.2
   http://www.sankei.com/politics/news/170802/plt1708020033-n1.html
 △神奈川県障害者施策審議会
   神奈川県ホームページ 保健福祉局 福祉部 障害福祉課 2017年7月26日
   http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f286/
  > 8/2に同審議会と津久井やまゆり園再生基本構想策定に関する部会が開催
   されています。その(第12回)審議速報より
    http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p1165961.html
   >>*資料1 津久井やまゆり園再生基本構想策定に関する部会検討結果報告書(案)
      http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/890278.pdf

☆「障害者だから仮名?」脳性まひの高校生、事件思い作詩
  朝日新聞デジタル 2017年8月2日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7X7SQYK7XTLVB015.html
 > 1年前に神奈川県相模原市の障害者施設で起きた事件を思い、熊本地震で被災した
  母と障害がある娘が詩をつくった。奪われた入所者19人の尊い命が問いかけるもの
  とは……。「障害者も地域の中で生きている。あなたの隣にいる誰かと同じだよ」と
  2人は訴える。
   熊本県益城町の高校2年生、橋村ももかさん(16)は脳性まひの障害を持って生
  まれた。車椅子で暮らし、中学生になる前には気管を切開。声も失った。両目の瞬き
  と足の動きでコミュニケーションをとる。
   昨年4月の熊本地震で、両親と妹、弟と暮らす一軒家が全壊した。避難所暮らしや
  車中泊を経て、昨年7月、仮設住宅に移った矢先、「津久井やまゆり園」で事件が起
  きた。
   「こんなこと本当に起こるのって、信じられない気持ちが大きかった」と母、りか
  さん(45)。19人が殺害された事件の実感と悲しみがこみ上げてきたのは、遺族
  の意向を受けた警察が犠牲者の氏名などを公表しないと知ったときだった。
   「それぞれに好きなもの、嫌いなものがあり、人生があったはず。すべて否定され
  るの?」。匿名を望む家族には計り知れない事情があると想像する。一方で、思った。
  「障害者だから名前を伏せなきゃいけない、この社会って……」
   りかさん自身、講演などを依頼されたとき「仮名にしますか?」と聞かれたことも
  ある。「ももかという人間がこうして生きていることを知ってほしい」と、実名を出
  してもらった。
   生まれた時、幸せを願ってつけられた名前があります。
   ◇
   転機は、小学校への入学だ。特別支援学校に入れるつもりだったが、地元の津森小
  学校の先生に「地元の学校も選択肢に入れてもらえませんか」と言われた。
   「最初から特別支援学校と決めつけていた私も、どこかで差別していたのかもしれ
  ない。『あなたのため』と、親でも排除してしまうことがある」とりかさんは思った。
  家族で話し合い、津森小に入学。掃除当番のときは車椅子にモップをくくりつけてク
  ラスメートに押してもらった。
   全校児童90人ほどの地元の学校に通ったことは、熊本地震のときにいきた。
   町を2度目の震度7が襲った昨年4月16日。車椅子を消防団のトラックに載せて
  もらい、近くのスイカの選果場に避難した。まわりの人たちが駆け寄ってきて「もも
  ちゃん、大丈夫だった?」と言ってくれた。避難所の人たちは、車椅子でも動きやす
  いようにとスペースを確保してくれた。
   今の仮設住宅は入り口が狭く車椅子では中に入れない。それでもりかさんがバリア
  フリーの仮設住宅を選ばなかったのは「地震を乗り越えた地域の人と一緒にいたい」
  との思いから。「大事なのは、人とのつながりだと思ったんです」
   好きな人、苦手な人、がいます。そして、大好きな人もいます。
   ◇
   やまゆり園の事件から1年となるのを前に熊本市で追悼集会が開かれることになり、
  主催者から文章を頼まれた。りかさんがももかさんの思いを確認しながらつくった詩
  は、集会のアピール文として採択された。
   私たちは、ひとりひとり、ちがいます。
   そして、ひとりひとり、生きています。
   私たちを、殺さないで。
   私たちは、みなさんと共に、生きていきたい。
   家族でレストランに行ったときも、ももかさんは胃ろうで食事する。周りの子ども
  たちが近くに寄ってきてじろじろ見る。そんなとき、「おなかからご飯を食べるんだ
  よ」と伝えると、子どもたちは「ももちゃん、すごい」と驚く。
   ももかさんは自分の思いを伝える手段を身につけようと、いまは特別支援学校で先
  生や介助者の支えを受けながら、文字の書き方を練習している。「どんどん表に出て
  いく。そんなももかの生きる姿をみんなに見て、知ってもらいたい」
   ■ももかさんとりかさんの詩の全文
   私たちは、ひとりひとり違います。
   生まれた時、幸せを願ってつけられた名前があります。
   好きな食べ物、嫌いな食べ物があります。
   好きな色があります。
   好きな香りがあります。
   好きな音楽があります。
   好きな人、苦手な人、がいます。そして、大好きな人もいます。
   時々、わけもなく嬉(うれ)しくなったり、少し、寂しくなったりもします。
   今日は、疲れたなー、と、思う時もあります。
   楽しい!楽しい!と、思う時があります。
   悲しくて、泣き叫びたい時も、あります。
   鳥の声と共に空に駆け上がり、祭囃子(ばやし)に胸を躍らせ、空を赤く染める
   夕日に今日の一日を思います。
   私たちは、ひとりひとり、ちがいます。
   そして、ひとりひとり、生きています。
   私たちを、殺さないで。
   私たちは、みなさんと共に、生きていきたい。
  …などと伝えています。

☆記者有情:差別の事例/福岡
  毎日新聞 2017年8月2日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170802/ddl/k40/070/348000c
 > 「障害者がいると分かっていたら貸さなかったのに」
   久留米地域に引っ越してきた障害児の親の会メンバーがマンションの管理人に
  言われたという。先月29日に久留米市で開かれた「障害者差別解消法を知るシ
  ンポジウム」で列挙された差別事例の一つだ。
   他に聴覚障害者が警察に自転車盗と疑われたり、障害のある人を選挙に連れて
  行ったら投票所で「本人は分かっていないので、もう来ないで」と言われたりと、
  公的機関の不適切とみられる対応が明らかにされた。
   昨年の相模原市の障害者殺傷事件もあり、改めて社会の差別意識の根深さを感
  じたところだ。私たちも胸に手を当てて思い当たる点がないかどうか考える必要
  がある。
  …などと伝えています。

▽障害者と共生できる社会とは… 三木でフォーラム
  神戸新聞 三木 2017/8/2
  https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201708/0010428654.shtml

▽精神障害者雇用に理解を 滋賀労働局の配慮学ぶ講座
  中日新聞 滋賀 2017年8月3日
  http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170803/CK2017080302000010.html


画像は、昨日(8/2)午後撮影
 

障害者大量解雇 厚労省と県も勧告 倉敷の運営側へ 再就職支援不十分

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 2日(水)18時24分21秒
返信・引用
  みなさん  こんばんわ  事務局のNです。

 *今日も暑かったですね…今も蝉しぐれがはげしいですよ。

※WEB報道など……
★障害者大量解雇 厚労省と県も勧告 倉敷の運営側へ 再就職支援不十分
  山陽新聞 2017年08月01日
  http://www.sanyonews.jp/article/573294/1/?rct=seiji
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が7月末で閉鎖され、働く
  障害者約220人が解雇された問題で1日、厚生労働省、岡山県はそれぞれ、運営の
  株式会社「あじさいの友」、一般社団法人「あじさいの輪」(いずれも同市片島町)
  に対し、障害者の再就職支援が不十分として、障害者総合支援法に基づき、障害者の
  受け入れ先を見つけるよう勧告した。
   同問題では、5カ所の再就職希望者195人のうち、次の働き先が決まっているの
  は18人(7月28日現在)にとどまる。既に倉敷市は同24日、両者に対して同様
  の勧告を出しているが、厚労省、同県は再就職未定者の多さから「指定取り消し処分
  相当」に当たる重大な事案と判断。同27日に実施した立ち入り検査を踏まえて勧告
  した。
   勧告は、再就職支援が十分でない要因を分析するとともに、すべての再就職希望者
  の受け入れ先が決まるまで支援を続けるよう指摘。いずれも8月31日までの改善報
  告書の提出を求めている。
   あじさいの友は5カ所のうち1カ所、あじさいの輪は4カ所を運営。あじさいの友
  は岡山県内だけでなく、高松市でもA型事業所2カ所(利用者計約60人)を運営し、
  複数県にまたがることから厚労省が勧告した。同省によると、高松市の2カ所も7月
  31日付で閉鎖されている。
  …などと伝えています。
 *障害者解雇:再就職のケア不十分 希望者156人が未定 倉敷/岡山
   毎日新聞 2017年8月1日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170801/ddl/k33/040/671000c
  > 倉敷市内の就労継続支援A型事業所5カ所が31日、閉鎖された。市は同日、解
   雇される200人以上の障害者への十分なケアを求めた勧告に対する措置が取られ
   ていないとして、運営事業者に通知を出した。
    事業者は一般社団法人「あじさいの輪」と、株式会社「あじさいの友」=いずれ
   も市内=で、同じ男性が代表を務めている。市は7月24日、就労を希望する障害
   者全員の再就職先を見つけることなどを求めた勧告をし、同28日に事業者から報
   告を受けたが、再就職希望者計195人に対し、療養などで就職しないことになっ
   た21人を除いて、再就職が決まったのはA型事業所と一般企業合わせて18人に
   とどまっていた。156人の行き先が決まっていないことになる。
    市は通知に対する弁明書の提出を事業者に求めている。
   …などと伝えています。

☆障害者差別解消へ相談の内容を報告 甲府で会議
  山梨日日新聞 2017年08月02日
  https://www.sannichi.co.jp/article/2017/08/02/00212153
 *山梨県/山梨県障害者差別解消支援ネットワーク会議
   山梨県福祉保健部障害福祉課 担当:企画推進担当  2017年2月27日
   https://www.pref.yamanashi.jp/shogai-fks/network_kaigi.html
 *山梨県/障害を理由とする差別の解消の推進
   山梨県福祉保健部障害福祉課 担当:企画推進担当 2017年7月25日
   http://www.pref.yamanashi.jp/shogai-fks/shogai-sabetu-kaishou.html

▽iPS創薬治験「大きな一歩」 喜ぶ難病男性
  京都新聞 2017年08月01日
  http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170801000187
 *6カ月かけ有効性や安全性確認 京大のiPS創薬治験
   京都新聞  2017年08月02日
   http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170802000005

▽板橋のコミュニティー空間「あゆちゃんち」の挑戦 地域共生に向け3度目の夏
  板橋経済新聞 2017年07月31日
  https://itabashi.keizai.biz/headline/227/
 *ハートネットTVブログ 福祉の潮流
   亜由未が教えてくれたこと」坂川智恵さんインタビュー
  ・第1回「障害者の家族は不幸」という言葉 07月21日
    http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276044.html
  ・第2回 地域の人々と交わるスペースを創る 07月24日
    http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276128.html
  ・第3回 重い障害があっても地域で暮らす理由 07月25日
    http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276135.html
  ・第4回 一緒にいることがスタートでありゴール 07月25日
    http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276209.html

▽障害者施設のこと知ってと、陶芸室を市民に開放
  両丹日日新聞 2017年8月 2日
  http://www.ryoutan.co.jp/news/2017/08/02/011808.html


画像は、7/28付 しんぶん赤旗紙面より
 *精神障害者の運賃割引 西鉄実施4カ月 大手私鉄初
 

相模原 障害者殺傷事件から1年…tvkで特別番組放送

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 8月 1日(火)10時26分7秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日から8月ですね、今日も蒸し暑くなりそうな感じです。

※実行委員会事務局より……
☆実行委員会定例会<全体会>
 *日時:8月29日(火曜日)13:30~16:30
 *会場:京都市多文化交流ネットワークサロン(大ホール)

      アクセス:http://www.kyotonetworksalon.jp/access/access.html
 *主な内容予定
   ・京都実行委員会活動10年をふりかえって
   ・第1回学習会:京都手をつなぐ育成会、ダウン症児を育てる親の会トライアングル
   ・各部会報告
   ・参加団体からの活動報告
   ・その他
 ……書面での開催案内は発送作業に入っています。皆さまのご参加お待ちしております。

※WEB報道など……
☆相模原 障害者殺傷事件から1年…tvkで特別番組放送
  TVLIFE web  7/31
  http://www.tvlife.jp/entame/132195
 > 津久井やまゆり園殺傷事件をテーマにした報道特別番組『見えない壁~津久井
  やまゆり園事件から1年~』が、tvkにて8月12日(土)後4・00より放送される。
   昨年7月、神奈川県相模原市緑区の障害者施設・津久井やまゆり園で起きた殺傷
  事件。戦後最悪といわれる同事件では、入所者が次々と刺され、19人が死亡、27人
  が重軽傷を負った。
   「障害者はいなくなればいい」という、元職員・植松聖被告の言葉。事件から
  1年経った今もなお、この言葉を否定するために戦い続ける人たちがいるという。
  障害者をめぐる見えない壁はどこにあるのか、その壁を越えるために何をすべきか、
  事件を振り返るとともに目指すべき社会を考える。
   報道特別番組『見えない壁~津久井やまゆり園事件から1年~』は、
  tvkにて8月12日(土)後4・00より放送。
  …などと伝えています。
 △特別番組のご案内 番組案内 デジタル3ch テレビ神奈川
   http://www.tvk-yokohama.com/annai/tokuban.php

☆各社説、コラムなどから……
 *<社説>相模原事件1年 「共に生きる」見詰め直す
    琉球新報 2017年8月1日
    https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-545677.html
  > 神奈川県相模原市の障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害
   され、職員3人を含む26人が負傷した事件から1年が過ぎた。
    元施設職員の植松聖被告(27)は「障がい者は生きていても仕方がない」と
   主張し、社会に衝撃を与えた。被告は最近も共同通信などへの手紙で「意思疎通
   ができない人間を安楽死させるべきだ」などと持論を披歴している。
    被告の言葉は独善的で、間違っている。一方で被告の持つ優生思想と差別意識
   は、この社会で静かに広がってはいないだろうか。
    事件犠牲者の遺族や被害者とその家族が差別と偏見を恐れ、今も氏名公表を拒
   み、発言を控えている。ネット上では被告の「障がい者は生きていても仕方がな
   い」などの言葉に共感を示し、障がい者をおとしめるような発言が相次いでいる。
    実際、共同通信が全国の知的障がい者の家族に実施したアンケートでは、7割
   近くが事件後に「障がい者を取り巻く環境が悪化したと感じた経験がある」と回
   答した。その具体的な項目では「インターネットなど匿名の世界で中傷が相次い
   だ」との回答が31%と最多だった。
    先月、車いすの男性が飛行機のタラップを腕ではい上がった件が論議を呼んだ。
   航空会社は奄美空港に車いすの昇降設備がないことを理由に「歩けない人は飛行
   機に乗せられない」と断った。現実には、到着時は同行者が車いすごと担いでタ
   ラップを降りた。周りが手を貸せば克服できたのである。
    問題は体の不自由さを理由に活動を制限し、社会から締め出そうとする発想だ。
   しかし、ネット上では事前に連絡しなかった男性を非難する声が多くある。
    障がいがあるなど社会的に弱い立場に置かれた人に攻撃の矢が向き、「共生」
   をおろそかにする。そんな社会の発想が「障がい者は周りを不幸にする」という
   被告の発想とつながらないか。
    事件は障がい者を受け入れる施設に大きな負担を突き付けた。本紙は相模原殺
   傷事件1年を前に県内の障がい者施設にアンケートを実施した。施設の約3割が
   事件後に精神的・肉体的負担の増加を感じていると回答した。約7割が職員への
   研修を実施し、約2割が防犯カメラやフェンスなどの防犯設備を強化した。
    胸が痛くなる回答もあった。ある施設職員は利用者から「ぼくらはこの世で不
   要な人間なのか」と問われた。
    昨年4月に施行された「障害者差別解消法」は、障がいの有無で分け隔てられ
   ることなく、「人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」の実現を目指し、
   障がいを理由とする差別の解消を推進するとしている。
    事件を二度と起こさないためにも、私たちの内なる差別意識を問い、真に「共
   に生きる」意味を見詰め直したい。
   …などと伝えています。

☆ダウン症の書家が「祈」 障害者殺傷事件1年で
  NHKニュース 社会 7月31日 <動画>
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170731/k10011082181000.html
 *相模原の犠牲者悼み「祈」と揮毫 ダウン症書家・金沢翔子さん
   大阪日日新聞 2017年7月31日
   http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170731/20170731100.html
 *犠牲者悼み、「祈」と揮毫 相模原事件でダウン症書家
   日本経済新聞 2017/7/31
   http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG31H5N_R30C17A7CR8000/

☆相模原事件から1年 津久井やまゆり園とはどんな施設だったのか
  ヤフーニュース(福祉新聞) 8/1
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00010000-fukushi-soci
 > 神奈川県立の障害者支援施設「津久井やまゆり園」(相模原市)での殺傷事件から1年が
  たった。当時の入所者は7月19日現在、仮移転先の「芹が谷園舎」(横浜市)に111人、県
  内の複数の県立施設に20人が暮らす。相模原市の元の施設をどう建て替えるか県の専門部会
  で検討されているが、そもそも同園がどのような機能を果たしてきたのかはあまり知られて
  いない。そこで5点に絞りこれまでの経過を整理した。
  …などと伝えています。

★倉敷の障害者事業所 閉鎖へ 131人は受け入れ先未定
  山陽新聞デジタル 2017年07月31日
  http://www.sanyonews.jp/article/572441
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所で働く障害者約220人
  が7月末で解雇予告を受けた問題で、一般社団法人「あじさいの輪」と株式会社
  「あじさいの友」(いずれも同市片島町、同じ男性が代表)が、市に5事業所の閉
  鎖日として届け出ている31日を迎えた。
   市によると28日時点の利用者は223人に上り、障害者の一斉解雇としては全
  国でも異例の規模。このうち障害者195人が今後も就労を希望しているが、13
  1人(失業手当の受給希望者)の受け入れ先が決まっていない。
   市が同法人と同社に対して、障害者総合支援法に基づき、閉鎖までに障害者の受
  け入れ先を見つけるよう24日に勧告したものの、大きな進展がないまま閉鎖日と
  なった。市などは8月9、28日にも再就職に向けた説明会を開き、就労先の確保
  を支援する方針だが、見通しは立っていない。
   閉鎖されるA型事業所の一つ、同法人が運営する「あじさいの輪」(同市片島町)
  では、午前9時の作業開始を前に、バイクや事業所の送迎車などに乗って障害者が
  次々と出勤した。身体障害がある30代男性は「真面目に頑張ってきただけに、今
  日で最後だと思うと残念。これから自分に合う仕事が見つかるか不安」と話した。
   5事業所は、2014年1月から17年1月にかけ、市からA型事業所の指定を
  受けた。市などによると、障害者らはフルーツネットの折り畳みやダイレクトメー
  ルの封入といった軽作業をしていたという。
   同法人と同社は6月下旬、市に7月31日で5事業所を廃止すると届け出たほか、
  障害者にも同日での解雇を予告していた。障害者への通知では、閉鎖理由について
  「経営状況の悪化により、会社の継続ができなくなった」としていた。
  …などと伝えています。
 *障害者220人を解雇-岡山・倉敷 経営悪化で事業所閉鎖
   しんぶん赤旗 2017年8月1日
   http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-01/2017080101_04_1.html
  > 岡山県倉敷市の障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が7月31日、一斉に
   閉鎖され、障害者約220人が解雇されました。全国的にも前例のない規模で、
   就労希望者195人のうち18人しか再就職先が決まっていません。
   …などと伝えています。
 *障がい者の就労支援事業所、沖縄で急増 5年余で3倍 利用者増も過当競争の懸念
   ヤフーニュース 沖縄タイムス 7/31
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00120522-okinawat-oki
  > 障がい者の就労を支援する県内の「就労移行支援」「就労継続支援A型」「就労
   継続支援B型」の事業所数合計が7月現在491施設となり、2011年度末から5年余りで
   約3倍に急増していることが分かった。全国的に参入事業者が増える傾向にあるが、
   沖縄は事業所数の人口割合で就労移行が全国1位、A型4位、B型2位の多さ。就労機
   会が増える一方、利用者の奪い合いによる過当競争で事業所が提供するサービスの
   質の低下などにつながる懸念も広がっている。
   …などと伝えています。

▽9月にもiPS創薬治験 山中京大教授「活発化に期待」
  京都新聞 2017年08月01日
  http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170801000094
 *iPSで創薬、世界初の治験へ 京大、希少難病で
   ヤフーニュース(京都新聞) 8/1
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00000001-kyt-sctch

▽京都大学バリアフリーシンポジウム2017  ←9/9~10開催予定(事前申込制)
  -創って、操って、奏でる「理のバリアフリー」
  京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/events_news/department/students/events/2017/170910_0857.html

▽農福連携、京都南部でも拡大 施設で栽培、販売も
  京都新聞 2017年08月01日
  http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170801000099

画像は、しんぶん赤旗8/1日付紙面より
  *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない 7(完)
 

特集:相模原障害者殺傷事件から1年・福島智さんに聞く:視覚障害ナビラジオ

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月31日(月)10時51分7秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日で7月も終わりですね、暑くなりそうな一日ですよ。

※WEB報道など……
☆特集:相模原障害者殺傷事件から1年・福島智さんに聞く
  NHK視覚障害ナビラジオ
  http://www.nhk.or.jp/heart-net/shikaku/list/detail.html?id=41578#contents
 >*2017年7月30日(日)[ラジオ第2]19:30~20:00
    (再)2017年8月日(日)[ラジオ第2] 7:30:8:00
  *特集:相模原障害者殺傷事件から一年・福島智さんに聞く
    障害者の尊厳を脅かし、社会に大きな衝撃を与えた事件から一年がたちました。
   あの事件の本質とは何だったのか。この一年で事件の背景への理解や再発防止の
   取り組みはどこまで進んだのか。そして私たちが突きつけられた問いとは何なの
   か。全盲ろうで東京大学教授の福島 智さんと語り合い、考えていきます。
   …などと伝えています。
 △昨夜の放送テキスト版でも掲載されています。
   特集:相模原障害者殺傷事件から1年・福島智(さとし)さんに聞く
   http://www.nhk.or.jp/heart-net/shikaku/text/detail.html?id=42096#contents

☆各社説、コラムなどから……
*相模原事件1年  障害を受け入れる社会に
  社説 京都新聞 2017年07月30日
  http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170730_3.html
 > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員を含む
  26人が重軽傷を負った事件から1年が経過した。
   植松聖被告(27)は逮捕直後から「障害者はいなくなればいい」と主張した。被告の独善
  的な主張は市民の心を揺るがし、この社会に潜む差別意識や悪意を浮かび上がらせた。誰もが
  認め合う社会をどうつくるのか。事件は重い課題を突きつけている。
   事件は昨年7月26日未明に発生した。植松被告は神奈川県警に逮捕され、横浜地検による
  5カ月間の鑑定留置で刑事責任能力を問えるとして今年2月、殺人や殺人未遂など六つの罪で
  起訴された。
   公判はまだ開かれておらず、植松被告の真意や事件に至る詳細は明らかになっていない。だ
  が、被告が逮捕直後の考えを今も変えていないことが伝えられている。
   インターネット上には被告に共感する匿名の書き込みもあるという。知的障害者の家族を対
  象にしたアンケートでは、7割近くが、事件後に障害者を取り巻く環境が悪化したと答えてい
  る。
   被害者の遺族の多くはいまも名前を公表していない。郊外の津久井やまゆり園で子どもが暮
  らしていること自体を伏せてきた家族も少なくないという。
   障害者やその家族が、差別や偏見を恐れて暮らす現状はまったく変わっていない。どうすれ
  ばこうした状況を打開できるのだろうか。
   長男に重度の知的障害がある久保厚子さん(知的障害者と家族でつくる全国手をつなぐ育成
  会連合会会長)が本紙のインタビューで語った言葉に、そのヒントがあるのではないか。
   「多くの人は心の奥底に『障害者は迷惑な存在だ』との思いを抱いていることを認識しない
  といけない」
   久保さんは、障害のある子を持つ親にもそうした考えがあることや、他の子と比べて優劣を
  つけたりすることがかつての自分にもあったと打ち明ける。
   障害者を排除してしまう気持ちは実は誰にでもある。大切なことはそれを認め、障害者がい
  ることが当たり前の社会を実現することだと指摘する。
   障害者に限らず、高齢者や妊娠中の女性をはじめ、支援や理解を必要とする人は少なくない。
  大切なのは、その存在に気付く想像力ではないか。駐車場の障害者用スペースに車を止めない。
  多目的トイレを長時間使わない。こうした配慮も想像力があれば難しい行為ではない。
   事件の再発防止策については慎重な議論を求めたい。
   植松被告は精神障害治療の措置入院から退院して4カ月後に事件を起こした。このため、厚
  労省は警察も含む行政が精神障害者に関与を強める精神保健福祉法改正案を国会に提出した。
  精神障害の当事者や家族は「治安目的の監視」と強く反発している。
   精神障害者の福祉は十分ではなく、改善しないままでは反発が起きるのも無理はない。拙速
  な法改正は新たな差別を生む可能性もある。慎重な検討を望みたい。
  …などと伝えています。

*相模原事件1年   根強い偏見をなくそう
  社説 徳島新聞 7月31日付
  http://www.topics.or.jp/editorial.html
 > なぜ、こんな非道な事件が起きたのか。答えは見つからないままだ。
   相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺され、職員2人を含
  む26人が重軽傷を負った事件から、1年が過ぎた。
   衝撃が大きかったのは、犠牲者の数が殺人事件として戦後最悪だったからだけではない。逮
  捕された元施設職員の植松聖(さとし)被告が「障害者なんていなくなってしまえ」などと話
  し、憎悪と差別意識を隠そうともしなかったためだ。
   醜い偏見はどのようにして生まれたのか。私たちの社会の中に根強くあるものではないか。
  事件が突き付けた重い問い掛けに目をそらさず、正面から向き合わなければならない。
   植松被告は昨年7月26日未明に園に侵入し、障害の重い入所者を選んで次々に襲った。今
  も重度障害者を「人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在」だと見ているという。
   検察側の精神鑑定は、万能感を持つ「自己愛性パーソナリティー障害」に伴う空想などが影
  響した可能性を示したが、本当の動機は不明だ。
   公判では被告の真意に迫り、凶行に至った経緯や差別意識の形成過程を明らかにしてもらい
  たい。
   事件で問題視されたのは、措置入院の在り方である。犯行前に被告が措置入院し、退院後に
  園を襲ったからだ。
   厚生労働省は、自治体が医療機関や警察などと共に退院後の支援計画を作り、相談指導を行
  うとする精神保健福祉法改正案をまとめた。
   これに対して、当事者団体や学会などから「監視強化」や「医療の治安維持化」につながる
  との批判が出ている。
   犯行を精神障害のせいにすれば、偏見がさらに強まるとの懸念はもっともだ。精神科医療に
  犯罪防止を担わせる危険性も見過ごせない。国会で慎重に議論すべきである。
   事件後、インターネット上には植松被告の主張を支持する書き込みがあふれ、それはまだ続
  いている。
   被害者の名前が家族の希望で匿名発表となった背景に、社会の冷たい目があったのを忘れて
  はならない。入所者や家族が負った心の深い傷は、今も癒えない。
   共同通信が行った全国アンケートでは、知的障害者の家族の7割近くが「事件後、障害者を
  巡る環境の悪化を感じた経験がある」と回答した。
   政府が先月公表した障害者白書は、障害の有無に関係なく誰もが尊重される「共生社会」の
  実現が重要だと訴えている。
   障害者が地域の中で暮らし、身近な存在になることで、障害への理解が深まるのは確かだろ
  う。だが、障害者の自立した生活を支えるサービスは十分ではなく、地域で暮らすハードルは
  高い。
   偏見を取り除き、誰もが希望する環境で暮らせるようになるには、どうすればいいのか。社
  会を挙げて克服しなければならない。
  …などと伝えています。

*【いばらき春秋】  茨城新聞 2017年7月31日
   http://ibarakinews.jp/hp/hpdetail.php?elem=syunju
  > 相模原の障害者施設殺傷事件から1年が経過。19人の犠牲者を悼んで設けられた献花台には、
   色や形の違う19種類の花の束が手向けられた▼槙原敬之さん作詞作曲のヒット曲「世界に一つ
   だけの花」の歌詞を思い出させた。「そうさ僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を
   持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい」▼19の個性があり、それぞれか
   けがえがなかった。人の数だけある個性を認め、助け合って生きる社会を共生社会というので
   あろう。事件の被告の男(27)はそれを否定した▼事件の関連連載(28日付生活面)で、困窮者支
   援を続ける大西連さんは活動経験から「ただ生きること」が肯定されにくい世相があると指摘。
   人々の視野が狭まっていると感じ、「多様な人が多彩に生きている」ことをしっかり認識でき
   る人が少ないと危惧する▼一方、被告の措置入院歴などから、国は事件の再発防止を狙いに退院
   後の患者への対応を見直し、精神保健福祉法の改正を目指す。精神障害の当事者らは、患者の
   監視強化につながり「共生社会に逆行する」と反発する▼事件から1年たったが、共生社会をど
   う実現させるかという国民的な議論は活発化しているとはいえない。
   …などと伝えています。

☆熊本)やまゆり園事件に思う 寝たきり芸人・あそどっぐ
  朝日新聞デジタル 2017年7月29日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7X535SK7XTLVB00L.html
 > 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年発生した、元職員に
  よる障害者殺傷事件は、多様な人々が暮らす社会のあり方を考えるきっかけにもな
  った。障害をもつ当事者や支援者はふだん何を思い、事件を機に何を考えたのか。
  声を紹介する。
   事件前夜、介助者とポケモンGOをして遊んでいました。翌朝テレビをつけたら
  「やまゆり園」の事件が起きていた。同じ障害者。大きなショックを受けた。
   僕は顔と左手の親指しか動かせない「寝たきり」のお笑い芸人。養護学校1年生
  だった時、怖い3年生の「前田先輩」に半分強制されて友達とやってみたコントが
  受けて、人を笑わせる気持ちよさに病みつきになった。23歳で相方が亡くなり、
  一時は休止していたけど、自立生活を始めて数年した2011年、ニコニコ動画の
  生中継でお笑いの配信を始めた。
   「おいっ子が寝返りを打った時、俺を超えたな……と思った」「乙武さんの不倫
  問題についてどう思うか聞かれる」。自分の障害をネタにするのが僕の売り。「不
  謹慎」とたたく人もいるけど、批判するのは障害者と関わったことがない健常者が
  多く、むしろ当事者は「もっと激しいネタをやれ」と応援してくれた。
   でも、事件の後は僕も、障害をネタにして笑っていいものなのか迷った。今まで
  通り、楽しい感じでやっていていいものなのかな。あんなことがあった後に、障害
  で笑いが取れるのか。
   でも、事件の1週間後のライブに来てくれたお客さんが笑ってくれたのを見て、
  もっと強く芸人としてやっていこうと思えた。一緒にばかやって、ふざけ合うこと
  が垣根を取り払ってくれると思った。
   笑いには方程式がある。それは「相手と自分の共通項」に焦点をあてて、そこか
  ら少しはみ出すこと。ほとんどの人はエロいから、これは共通項。でも、みんなな
  んとなく障害者はエロくないのではという思い込みを持っているから、僕が下ネタ
  を言うと笑いになる。垣根を越えられる、そういう空間をもっと広げていきたいと、
  事件の後、より強く思うようになった。
   ◇
    あそどっぐ 本名・阿曽太一(38)。佐賀県出身で、現在は合志市在住。
   20代半ばで24時間介助を受けながら一人暮らしを始めた。毎日ネットで
   お笑い動画を配信し、月1回程度ライブを開く。障害やマイノリティーをテ
   ーマにしたNHK・Eテレの「バリバラ」にも出演。
  …などと伝えています。

☆熊本)分離社会に「無意識の偏見育む素地」
  朝日新聞デジタル 2017年7月28日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7W539KK7WTLVB00K.html
 > 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者や職員が殺傷
  された事件から26日で1年がたった。県内の障害を持つ人や家族は当時、ど
  う受け止めたのか。自身も車椅子で生活する身体障害者の東俊裕弁護士(64)
  が同日、熊本市であった集会で講演した。事件の内容や東弁護士の活動を振り
  返りつつ、講演内容を紹介する。
   「やまゆり園」では入所者19人が殺害され職員を含め27人が重軽傷を負
  った。
   事件を知った時、頭が真っ白になった。多くの当事者が、不安になり恐怖を
  覚えた。この事件をどう受け止めればいいのか、考える責任は僕たちにもある
  と思う。
   事件を起こした植松聖(さとし)被告は「障害者は不幸しか生まない」など
  と供述した。
   人の命を人が評価し、選別する「優生思想」。それは植松被告だけが持って
  いるものだろうか。地域や学校から障害者が分離されがちな社会には、無意識
  の偏見や優生思想を育む素地があるのではないか。
   差別する気持ちは誰もが持ち得るが、社会の政策が影響することもある。例
  えば日本では「無らい県運動」でハンセン病の隔離政策を行い、強制堕胎など
  の人権侵害が行われた。この政策が一般市民の中にも差別感情を育んだという
  ことは、2001年の熊本地裁判決でも書かれている。
   僕たちが暮らす社会では、障害者とそうではない人の関係が希薄なのでない
  か。
   東さんは熊本地震直後、「被災地障害者センターくまもと」を開設。電話や
  メールで相談を受け、福祉経験のあるボランティアを派遣。倒れた家具の片付
  けや罹災(りさい)証明書取得など、様々な支援に取り組んだ。
   災害支援で見えてきたのは、障害者が地域社会で孤立している姿だった。避
  難所で列に並べなければ物資の提供も受けられず、視覚や聴覚の障害があれば
  情報からも取り残される。混乱の中、行政も障害者への配慮や支援まで人手が
  回らなかった。その状況は悲しかったが、現実だった。
   益城町の小さな集落では、重度の障害を持つ女の子が地域の人たちと一緒に
  避難所で生活した例もある。日頃から地域の中で暮らし、「障害者」ではなく
  1人の人間として、周囲の人に見える存在だった。多様な人たちが、結びつき
  を持ちながら生きられるようにと思う。
  …などと伝えています。

☆常勤1人 膨らむ疑問 上尾熱中症死亡で
  朝日新聞デジタル 2017年7月30日
  http://digital.asahi.com/articles/CMTW1707291100002.html
 > 上尾市の障害福祉サービス事業所「コスモス・アース」の男性利用者が熱中症で
  亡くなって半月余りが経った。なぜ、約6時間も送迎車内に放置されたのか、障害
  者施設の関係者の関心は高いが、詳しい原因は明らかにされず、疑問の声は大きく
  なるばかりだ。
   県によると、男性利用者(当時19)は自宅から送迎のワゴン車で施設に着いた
  が、運転手が降ろすのを忘れた。男性の分の昼食が残って職員が不在に気づいたが、
  家族に確認するなどの行動につながらず、5回あったという所在確認で見過ごされ
  た。
   この事業所と同程度の障害者を受け入れる東京都内の施設長は「利用者がそろっ
  ているかは一番気になる。5分、10分見当たらないだけで職員は声をあげる」と
  不思議がる。この施設は、職員の経験に応じて小グループに分け、常に利用者がい
  るか気を配るという。施設長は「人の命を預かっている意識が薄いのではないか。
  同業者として怒りを感じる」と話す。
   施設関係者が共通して疑問視するのが、利用者を介護する生活支援員が常勤1人
  だけで、交代で勤務する非常勤23人を「常勤換算」して厚生労働省が求める人員
  配置の基準を満たしていることだ。
   施設は、利用者の状態や顔ぶれが変わった時など、報告書の作成が求められる機
  会が頻繁に起きる。働く時間があらかじめ決まっている非常勤職員に、その作成は
  求めにくいという。県内のある施設長は、必要な人員はすべて常勤で雇用。「通常
  は6割以上は常勤。非常勤は補佐的な仕事しか任せられない」と話す。
   厚労省が、無作為抽出の約1万6千の障害者施設を対象にした「障害福祉サービ
  ス等経営実態調査」(2014年)でも、生活支援員の約75%は常勤だ。
   上田清司知事は、25日の記者会見で「法令上は常勤が1人いればいい。常勤1
  人でうまくやっている施設があるかもしれない」と話したが、別の県内の施設役員
  は「現場では人件費を低くする手法として、非常勤を『常勤換算』して人員配置基
  準を満たすのが問題視されている」と指摘する。
   厚労省の実態調査では、人件費は生活支援員の平均年収が常勤318万円、非常
  勤(常勤換算)191万4千円で3分の2未満だ。
   コスモス・アースが県に提出した事業報告書では、サービスの利用状況に応じた
  市町村から施設への給付は、施設ができた14年度約1千万円から16年度約6千
  万円へと6倍に増えた一方で、人件費は約2200万円から約4300万円と2倍
  弱の増にとどまる。14年度の約2200万円の赤字から、16年度は約550万
  円の黒字になっている。
   障害者の生活と権利を守る県民連絡協議会は「専門性を兼ね備えた職員配置が十
  分だったのか、検証が求められる」と声明を発表。コスモス・アースは取材に応じ
  ていないが、県警と県は、どのようなルールで利用者の所在確認などをしていたの
  か、管理態勢の確認を急いでいる。
  …などと伝えています。

☆強制不妊手術の台帳開示 旧優生保護法、障害ある60代 宮城県
  朝日新聞デジタル 2017年7月27日
  http://digital.asahi.com/articles/DA3S13057652.html
 > 旧優生保護法(1996年に改正)のもとで強制的に不妊手術を受けさせられたと
  して、宮城県内の知的障害がある60代の女性が、手術の記録を県に求めたのに対し、
  県が26日、この女性が15歳のときに手術を受けたことなどを記した「優生手術台
  帳」を開示した。市民団体「優生手術に対する謝罪を求める会」は、「本人への台帳
  の開示は全国で初めてではないか」と話している。
   女性の親族によると、養護学校に進学後の「16、17歳ごろ」に手術を受けさせ
  られたと聞いていた。女性はその後、婦人科系の疾患に苦しんでいたという。
   開示された資料には手術日や病院名、費用などが書かれていた。手術の理由は「遺
  伝性精神薄弱」と記されていたが、家族に同様の障害がある人はいないという。
   会によると、障害者に対する本人の同意を得ない同様の手術は、全国で約1万65
  00件あったとされる。
  …などと伝えています。
 *15歳で不妊手術… 「優生手術台帳」を本人に開示
   朝日新聞デジタル 2017年7月26日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7V7D1VK7VUBQU01P.html
  > 旧優生保護法(1996年に改正)のもとで強制的に不妊手術を受けさせら
   れたとして、宮城県内の知的障害がある60代の女性が、手術の記録を県に求
   めたのに対し、県が26日、この女性が15歳のときに手術を受けたことなど
   を記した「優生手術台帳」を開示した。市民団体「優生手術に対する謝罪を求
   める会」は、「把握している限り、本人への台帳の開示は全国で初めてではな
   いか」と話している。
   …などと伝えています。
 *障害理由に中絶を勧められ…
   朝日新聞デジタル 2017年3月14日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK3F64YFK3FUBQU00R.html?iref=pc_extlink
  > 「不良な子孫の出生を防止する」ため、病気や障害を理由とする不妊手術や
   中絶を進めた旧優生保護法。日本弁護士連合会は2月22日、国に被害者への
   補償などを求める意見書を出しました。法律は変わりましたが、障害者らの出
   産や子育てへの偏見は残り、今なお苦しむ人たちがいます。
    「2016年に相模原市の施設で起こった障害者殺傷事件は、私たちの社会
   に優生思想と障害者への差別・偏見が根強く存在することを痛感させました」
    日弁連の意見書を受け、市民団体「優生手術に対する謝罪を求める会」は声
   明を出し、指摘した。会は、不妊手術の被害者として15年に日弁連へ人権救
   済を申し立てた女性(70)を支援している。声明は、被害者への謝罪を通じ、
   優生思想や差別をただす努力するよう国に求めた。
    この問題では、昨年3月に国連女子差別撤廃委員会が、被害者への補償など
   を日本政府に勧告した。
   …などと伝えています。

▽仲間と暮らす(1)かなえた20年越しの夢  ←7/24から6回連載
  朝日新聞デジタル 2017年7月24日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7R7478K7RUBQU01F.html
 > JR姫路駅から車で15分ほどの住宅街に、神経難病を抱える人たちが一緒に
  暮らす共同住宅「あけびの里」(兵庫県姫路市)がある。窓が大きな2階建ての
  一軒家に9人が暮らす。
   木村美貴子(きむらみきこ)さん(69)らが3月に開設した。自らもパーキ
  ンソン病で入居者の一人。「家庭的な雰囲気の中で、同じ病気の仲間と暮らした
  い」と、NPO法人「あけび」を立ち上げ、20年越しの夢を結実させた。
  …などと伝えています。
 *仲間と暮らす(2)患者集う作業所立ち上げ
   朝日新聞デジタル 2017年7月25日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7S6FJPK7SUBQU01H.html
 *仲間と暮らす(3)デイサービス開始、厳しい日常も
   朝日新聞デジタル 2017年7月26日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7T621FK7TUBQU00P.html
 *仲間と暮らす(4)笑顔あふれる「家」めざして
   朝日新聞デジタル 2017年7月27日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7V6225K7VUBQU01L.html
 *仲間と暮らす(5:情報編) 在宅支援 進まない利用
   朝日新聞デジタル 2017年7月28日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7W5RY1K7WUBQU01T.html
  > 最近、難病患者の暮らしを支える医療と福祉に関する新たな法律が相次いで
   施行され、仕組みが変わった。制度の利用の相談は、保健所や都道府県の難病
   相談支援センターなどで受け付けている。
    2015年の難病法施行で、医療費の助成を受けられる対象の指定難病が増
   え、今年4月で330になった。自己負担は収入で異なり、負担が増える例も
   ある。
    指定難病の人がすべて助成の対象になるわけではなく、病気ごとに定められ
   た重症度で決まる。例えばパーキンソン病では、姿勢を保つことができないな
   ど重症度3以上で、さらに日常生活や通院などに介助が必要な人が対象だ。
    日本難病・疾病団体協議会の森幸子(もりゆきこ)代表理事は「仕組みが変
   わって助成が受けられなくなった人もいる。受診を控える動きが起きかねない」
   と危惧する。
    軽症でも高額な治療が必要な人は助成の対象になる。国立病院機構相模原病
   院の長谷川(はせがわ)一子(かずこ)神経内科医長は「自己負担が月1万円
   を超えたら、助成の申請を考える目安になる」という。
    福祉サービスの利用については、障害者総合支援法が13年に施行された。
   障害者に難病358疾患の患者が新たに加わり、市区町村による介護や自立訓
   練のサービスが受けられるようになった。
    これまでも、国の補助事業として難病患者の在宅療養を支援する市町村もあ
   ったが、法施行で全自治体が実施するようになった。サービスを受けるには、
   保健所や市町村に申請して認定を受ける必要がある。手続きが煩雑だったり、
   サービス自体を知らなかったりして利用していない人も多い。
    東京都が13年に難病患者1034人に将来暮らしたい場所を聞いたところ、
   「家族が住む家」と答えた人が68・7%だった。施設入所(6・7%)など
   よりも多かった。だが、障害者総合支援法による在宅療養支援のサービスを利
   用した人は6%にとどまった。制度を知っているが利用していない人が47%、
   制度自体を知らない人が33・3%に上った。
    森さんは「難病は症状が変動することが多く、体調によって支援が必要にな
   ることもある。制度を柔軟に活用できる仕組みが必要だ」と指摘する。
   …などと伝えています。
 *木村さんの活動に伴走し続けた同級生(記者の一言)
   朝日新聞デジタル 2017年7月29日
   http://digital.asahi.com/articles/SDI201707270460.html

▽障害者配慮に課題 車いす男性、自力でバニラ・エア搭乗
  朝日新聞デジタル 2017年7月31日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7W6FH3K7WPTIL02P.html?iref=comtop_latestnews_03
 > 足の不自由な車いすの男性が階段式のタラップを腕の力で上るという出来事が、
  格安航空会社(LCC)のバニラ・エア(本社・成田空港)で先月起きた。企業に
  求められている障害者に対する「合理的配慮」への理解が課題になった。
  …などと伝えています。

▽シンポジウム:障害者差別解消を 条例制定など呼び掛け 久留米/福岡
  毎日新聞 2017年7月30日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170730/ddl/k40/040/375000c
 > 昨年施行された障害者差別解消法を学び、誰もが自分らしく暮らせる共生社会を
  目指すシンポジウムが29日、久留米市諏訪野町のえーるピア久留米であった。野
  沢和弘・毎日新聞論説委員(社会保障担当)が基調講演し、パネル討論では差別事
  例をもとにした問題点が指摘された。
  …などと伝えています。

▽障害者進学を後押し 県内大学?
  上毛新聞ニュース 2017年7月30日
  http://www.jomo-news.co.jp/ns/9015013751115478/news.html
 > 群馬県内の特別支援学校や盲・聾ろう学校に通い、視覚、聴覚、肢体に障害が
  ある生徒の大学進学を後押ししようと、県内大学が動いている。大学側は進学に
  向けて理解を深めてもらうため、障害のある学生と交流する場を提供したり、施
  設のバリアフリー化を進めたりとさまざまな取り組みを続ける。
  …などと伝えています。

▽障害児車いす 理解を 子育て団体が専用マーク作製
  上毛新聞ニュース 2017年7月31日
  http://www.jomo-news.co.jp/ns/4315014324997864/news.html

画像は、しんぶん赤旗7/31日付紙面より
  *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない 6
 

今夜(30日)NHKEテレ:バリバラ生放送<相模原障害者殺傷事件から1年> など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月30日(日)08時58分19秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *どんより空模様で小さな雨粒はふってます、蒸し暑くなりそうな……

※WEB報道など……
☆今夜(30日)19:00~19:30
  NHKEテレ バリバラ 生放送<相模原障害者殺傷事件から1年 >
   http://www6.nhk.or.jp/baribara/next/
  > 昨年7月に起きた障害者殺傷事件から1年。19人が殺され、27人が重軽傷を
   負った大事件にも関わらず、早くも事件は風化し始めている。あのような事件
   がなぜ起きてしまったのか。現在、建替え論議が進む津久井やまゆり園だが、
   「施設から地域へ」という理念とは裏腹に、建替えはやむを得ないと考える人
   もいる。その背景に何があるのか。生放送で、視聴者から寄せられる声を交え
   ながら、改めてこの事件について考えたい。
   …などとミニ動画も含め番宣では伝えています。
  *再放送8月4日(金)24:00~(木曜深夜)

☆NHK Eテレ ハートネットTV
  <<シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年>>再放送
 7/31(月)~8/2(水) 三日連続放送予定!!
 > 「知的障害者は嫌い、独り言も不気味」「生産性のない
  障害者を守れない」「障害者は不幸」。これは、事件後番
  組に寄せられた声の一部です。事件を悲しむメッセージが
  番組に多く寄せられる一方で、犯人に同調する声が今も届
  きます。19もの命を奪う事件は、なぜ起きたのかハート
  ネットTVでは、1年の節目に、3夜連続で事件の知られざ
  る背景や、沈黙してきた関係者の声に迫りつつ、様々な角
  度から改めて事件を見つめ直します。
  …などと伝えています
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年 第1回 暮らしの場はどこに
   再放送:7/31(月)13:05~
   http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707242000
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年 第2回 暮らしの場をつくる
   再放送:8/ 1(月)13:05~
   http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707252000
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年 第3回 生放送 障害者は“不幸”?
   再放送:8/ 2(月)13:05~
    http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707262000

☆NHK総合:クローズアップ現代+
  25日から二夜連続放送された「シリーズ障害者殺傷事件の真実」特集ダイジェスト版
   ・25日 被告の手紙・遺族の声
     http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4013/
   ・26日 “ヘイトクライム”新たな衝撃
     http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4014/

☆神奈川新聞 7/26から連載中 「時代の正体:横田弘さんと相模原事件」
  http://www.kanaloco.jp/search/?q=%E6%A8%AA%E7%94%B0%E5%BC%98%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E7%9B%B8%E6%A8%A1%E5%8E%9F%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 *7/26 【1】愛と正義を否定する
   http://www.kanaloco.jp/article/266871
 *7/27 【2】社会の中に優生思想 障害者団体代表・渋谷治巳さん
   http://www.kanaloco.jp/article/267089
 *7/28 【3】 他者への想像力こそ 県立保健福祉大教授・臼井正樹さん
   http://www.kanaloco.jp/article/267346
 *7/29 【4】怒りを「分かち合う」 二松学舎大専任講師・荒井裕樹さん
   http://www.kanaloco.jp/article/267597

☆“同じ尊い命”訴え 相模原事件1年、大分市でシンポ
  大分合同新聞 7/30
  http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/07/30/JD0055996953
 > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件から1年。事件
  の背景にある障害者への差別意識や、誰もが安心して暮らせる社会について考えるシ
  ンポジウムが29日、大分市内であった。重度障害がある人は意見発表で、障害を理
  由に差別を受けた体験を明かし、「同じ地域で生きる尊い命として、きちんと向き合
  う心のゆとりを持ってほしい」などと訴えた。
   意見発表に臨んだ宮西君代さん(大分市)は脳性まひのため手足の自由が利かず、
  車椅子で生活する。殺傷事件には「犯人、犯行を称賛するネット上の書き込み、そし
  て被害者の名前が発表されなかったことに怒りを感じた」と述べた。
   障害年金などを受け取っていることから「税金泥棒」といった言葉を浴びせられ、
  「社会の厄介者として扱われてきた」と思いを吐露。「障害のある人は役に立たない
  存在、という差別意識は今なお根強い。障害者差別解消法は施行されたが、その裏で
  一人一人の内面は変わることなく、爆発したのが今回の事件だ」と強調した。
   筋ジストロフィーを発症し、西別府病院(別府市)に入院する大林正孝さんは「ど
  んなに障害が重くても、夢に向かって命を輝かせている。精いっぱい生きて、遊んで、
  学んで、働いていることを知ってほしい」とのメッセージを寄せた。
   パネル討議で、障害者支援に携わる寄村仁子(とよこ)さん(宇佐市)は「障害が
  ある人も、誰かとつながり生きることを強く願っている。言葉を発することができな
  くても、その人なりに生きていることだけは伝えたい」と語った。障害者の権利擁護
  に詳しい徳田靖之弁護士(別府市)は「(障害者を)生きるに値する、値しないと選
  別する考え方と闘う意識を持つことが大事だ」と呼び掛けた。
   シンポジウムは、障害者や支援者らでつくる「だれもが安心して暮らせる大分県を
  つくる会」などの主催。約120人が参加した。今後もシンポを開き、社会の関心を
  高めていく考え。
  …などと伝えています。

☆相模原の障害者施設殺傷:事件から1年 共生、改めて考えよう 市民ら80人集会/新潟
  毎日新聞 2017年7月30日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170730/ddl/k15/040/034000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件から26日で
  1年が経過した。事件を風化させず、共生について改めて考えようと29日、新潟市中央区の
  市総合福祉会館で「津久井やまゆり園事件を考える新潟集会」が行われ、市民ら約80人が参
  加した。
   集会ではNPO法人「共同連」代表で自らも視覚障害者の堀利和さんらが講演。堀さんは、
  亡くなった19人が匿名発表だったことについて「19人は命と名前を殺されたと思う」と指
  摘。障害者がグループホームなどを利用して地域で暮らす「地域移行」については「地域や親
  戚から非難を受け家で暮らせず、やまゆり園のような大規模施設園に入れざるを得なくなった
  事例もある」と説明した。
   集会ではこのほか、脳性マヒのお笑いコンビ「脳性マヒブラザーズ」がコントを通じ、障害
  者と健常者の共生について訴えた。呼びかけ人の黒岩秩子さん(77)は「植松聖被告のよう
  な考えの人がいたとき、周りはどんな声かけができるのか。考えていくべきだと思う」と話し
  た。
  …などと伝えています。


画像は、
 上:しんぶん赤旗7/30日付紙面より
    *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない 5
 下:しんぶん赤旗日曜版7/30付紙面より
    *相模原殺傷事件1年 「障害者と共に」住民模索
 

1年 生きてよかったと思える社会に-- 障害者の幸せ憲法基に考える 国会内で集会:毎日新聞29日付 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月29日(土)09時50分20秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日も蒸し暑くなりそうですね……

※WEB報道など……
☆相模原の障害者施設殺傷
 1年 生きてよかったと思える社会に--
 障害者の幸せ憲法基に考える 国会内で集会/東京
  毎日新聞 2017年7月29日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170729/ddl/k13/040/105000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から
  1年になるのに合わせ、障害者の幸せと平和について憲法を土台に考える集会が、国
  会内で開かれた。事件にどう向き合い、未来につなげるか。障害のある当事者や家族
  が、問題を提起しあった。
   主催は、NPO法人日本障害者協議会。14日にあった集会では、全盲と全ろうの
  重複障害のある福島智・東大先端科学技術研究センター教授(54)が基調講演し、
  事件の背景に「二つの二重性」があると指摘した。
   一つは「生命に優劣をつける優生思想と、国籍などの違いを理由に憎み、のけもの
  にするヘイトクライム」。もう一つは「生物学的殺人と、かけがえない存在を殺した
  実存的殺人」。福島さんは「優生思想はすべての人間の否定につながる」と訴えた。
   また、「奇跡的な生命の連鎖で人間が生まれ、そこでは障害の有無に何の違いもな
  い」とも強調。憲法25条の生存権に照らし「人としての生命維持とともに人とのふ
  れあいが重要。どんな障害をもっても生きていてよかったと思える社会をめざすべき
  だ」と語った。
   やまゆり園の入所者で、事件で重傷を負った尾野一矢さん(44)の父剛志さん
  (73)も参加した。氏名と顔を公表している数少ない被害者家族である剛志さんは
  「実名で話し、一日一日長くつらかった。でも、あっという間の1年だった」と振り
  返った。
   剛志さんは、死亡した19人の氏名を明らかにしない警察や報道を「(障害者)差
  別になる」と指摘。「(被害に遭ったのは)うちの一矢という人間。事件を話し続け
  ることで少しでも社会が変わればいい」と語った。
  …などと伝えています。

☆29日付の各紙コラムなどから…
 *生まれた時に脳性まひを患った堀江菜穂子さん…
   西日本新聞 春秋 2017年07月28日
   https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/346493/

☆ある再会 せっかく生まれてきたのだから  生き方
  NHK生活情報ブログ 2017年07月28日 (金)
  http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/cat-12321/275476.html

☆「やまゆり再建 大規模で」…入所家族らにアンケ
  読売新聞 神奈川 2017年07月28日
  http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20170728-OYTNT50092.html

☆一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/1 恋もお茶も楽しもう
  毎日新聞 2017年7月26日 東京朝刊
  https://mainichi.jp/articles/20170726/ddm/013/040/025000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件
  から1年。全国の障害者施設で利用者が高齢化し、入所生活が長期化している。
  一方、重い障害があっても、適切な支援を受け、地域で生き生きと暮らしている
  人たちもいる。地域移行の現場を訪ねた。
  …などと伝えています。
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/2 小さな集団、地域とともに
   毎日新聞 2017年7月27日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170727/ddm/013/040/019000c
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/3 1人暮らしを周りが支援
   毎日新聞 2017年7月28日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170728/ddm/013/040/004000c
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/4止 外の暮らし、まず体験を
   毎日新聞 2017年7月29日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170729/ddm/013/040/003000c

☆相模原殺傷事件 「忘れない」意思表示をバッジで NON STOP KYOTO・河本さん作製
  京都民報Web 2017年7月29日
  http://www.kyoto-minpo.net/archives/2017/07/29/post-21067.php

▼障害者 67%が再就職未定 倉敷の事業所閉鎖、運営側が報告書
  山陽新聞 2017年07月29日
  http://www.sanyonews.jp/article/571394/1/
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で一斉に閉鎖し、働く
  障害者が大量に解雇予告を受けている問題で、4カ所運営の一般社団法人「あじさいの輪」
  と1カ所運営の株式会社「あじさいの友」(いずれも同市片島町、同じ男性が代表)は
  28日、再就職で便宜を図るよう勧告した同市に改善報告書を提出した。就労を希望しな
  がら7割近くが未決定となっている。
   報告書の中身は、解雇予告した全障害者とされる223人(28日時点)を対象に行っ
  たアンケート結果。それを集計した同市によると、就労希望は195人。このうち、受け
  入れ先が決まっていないのは131人(失業手当の受給希望者)で67・2%に上ってい
  る。一方、就労先が決まったのは18人(A型事業所16人、一般就労2人)で9・2%。
  退職や自宅療養などが21人、意思表示なしが25人だった。
   A型事業所での継続就労で見ると、21日時点の13人から3人しか増えていない。
   同市障がい福祉課は「事業者に対し、引き続き障害者の受け入れ先を探すよう求めたい」
  としている。
  …などと伝えています。
 *障害者解雇 再就職は18人 倉敷の支援事業所/岡山
   毎日新聞 2017年7月29日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170729/ddl/k33/040/579000c
  > 倉敷市内の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で閉鎖され、200人以上の障害者
   に解雇予告が出ている問題で、運営事業者が28日、市に障害者の再就職状況を報告した。
    運営事業者は、同じ男性が代表の一般社団法人「あじさいの輪」と株式会社「あじさい
   の友」=いずれも同市=で、利用者は5カ所で計223人。うち195人が就労を希望す
   るが、再就職が決定したのはA型事業所と一般企業で計18人にとどまっている。最も多
   かったのは失業手当を受けて再就職先を探すとした131人。
    市は24日、事業者に対し、解雇後の障害者へのケアが不十分だとして障害者総合支援
   法に基づく勧告を出していた。
   …などと伝えています。

▽発達障害、体験基に講演活動 理解深める本も出版
  神戸新聞 生活 2017/7/29
  https://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/201707/0010415715.shtml

▽12障害者団体が種別超え連携 長岡で連絡協議会結成
  新潟日報モア 社会 2017/07/29
  http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170729337794.html


画像は、全障研出版部発行の新刊より
  <障害者をしめ出す社会は弱くもろい>
   http://www.nginet.or.jp/shuppan/2017/FUJI2017.html
  >>藤井克徳(日本障害者協議会代表、日本障害フォーラム副代表、きょうされん専務理事)
   定価1500円+税  ISBN978-4-88134-595-5 C3036  2017.8.15
 

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