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1年 生きてよかったと思える社会に-- 障害者の幸せ憲法基に考える 国会内で集会:毎日新聞29日付 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月29日(土)09時50分20秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日も蒸し暑くなりそうですね……

※WEB報道など……
☆相模原の障害者施設殺傷
 1年 生きてよかったと思える社会に--
 障害者の幸せ憲法基に考える 国会内で集会/東京
  毎日新聞 2017年7月29日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170729/ddl/k13/040/105000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から
  1年になるのに合わせ、障害者の幸せと平和について憲法を土台に考える集会が、国
  会内で開かれた。事件にどう向き合い、未来につなげるか。障害のある当事者や家族
  が、問題を提起しあった。
   主催は、NPO法人日本障害者協議会。14日にあった集会では、全盲と全ろうの
  重複障害のある福島智・東大先端科学技術研究センター教授(54)が基調講演し、
  事件の背景に「二つの二重性」があると指摘した。
   一つは「生命に優劣をつける優生思想と、国籍などの違いを理由に憎み、のけもの
  にするヘイトクライム」。もう一つは「生物学的殺人と、かけがえない存在を殺した
  実存的殺人」。福島さんは「優生思想はすべての人間の否定につながる」と訴えた。
   また、「奇跡的な生命の連鎖で人間が生まれ、そこでは障害の有無に何の違いもな
  い」とも強調。憲法25条の生存権に照らし「人としての生命維持とともに人とのふ
  れあいが重要。どんな障害をもっても生きていてよかったと思える社会をめざすべき
  だ」と語った。
   やまゆり園の入所者で、事件で重傷を負った尾野一矢さん(44)の父剛志さん
  (73)も参加した。氏名と顔を公表している数少ない被害者家族である剛志さんは
  「実名で話し、一日一日長くつらかった。でも、あっという間の1年だった」と振り
  返った。
   剛志さんは、死亡した19人の氏名を明らかにしない警察や報道を「(障害者)差
  別になる」と指摘。「(被害に遭ったのは)うちの一矢という人間。事件を話し続け
  ることで少しでも社会が変わればいい」と語った。
  …などと伝えています。

☆29日付の各紙コラムなどから…
 *生まれた時に脳性まひを患った堀江菜穂子さん…
   西日本新聞 春秋 2017年07月28日
   https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/346493/

☆ある再会 せっかく生まれてきたのだから  生き方
  NHK生活情報ブログ 2017年07月28日 (金)
  http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/cat-12321/275476.html

☆「やまゆり再建 大規模で」…入所家族らにアンケ
  読売新聞 神奈川 2017年07月28日
  http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20170728-OYTNT50092.html

☆一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/1 恋もお茶も楽しもう
  毎日新聞 2017年7月26日 東京朝刊
  https://mainichi.jp/articles/20170726/ddm/013/040/025000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件
  から1年。全国の障害者施設で利用者が高齢化し、入所生活が長期化している。
  一方、重い障害があっても、適切な支援を受け、地域で生き生きと暮らしている
  人たちもいる。地域移行の現場を訪ねた。
  …などと伝えています。
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/2 小さな集団、地域とともに
   毎日新聞 2017年7月27日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170727/ddm/013/040/019000c
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/3 1人暮らしを周りが支援
   毎日新聞 2017年7月28日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170728/ddm/013/040/004000c
 *一緒に生きよう:相模原殺傷事件1年/4止 外の暮らし、まず体験を
   毎日新聞 2017年7月29日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170729/ddm/013/040/003000c

☆相模原殺傷事件 「忘れない」意思表示をバッジで NON STOP KYOTO・河本さん作製
  京都民報Web 2017年7月29日
  http://www.kyoto-minpo.net/archives/2017/07/29/post-21067.php

▼障害者 67%が再就職未定 倉敷の事業所閉鎖、運営側が報告書
  山陽新聞 2017年07月29日
  http://www.sanyonews.jp/article/571394/1/
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で一斉に閉鎖し、働く
  障害者が大量に解雇予告を受けている問題で、4カ所運営の一般社団法人「あじさいの輪」
  と1カ所運営の株式会社「あじさいの友」(いずれも同市片島町、同じ男性が代表)は
  28日、再就職で便宜を図るよう勧告した同市に改善報告書を提出した。就労を希望しな
  がら7割近くが未決定となっている。
   報告書の中身は、解雇予告した全障害者とされる223人(28日時点)を対象に行っ
  たアンケート結果。それを集計した同市によると、就労希望は195人。このうち、受け
  入れ先が決まっていないのは131人(失業手当の受給希望者)で67・2%に上ってい
  る。一方、就労先が決まったのは18人(A型事業所16人、一般就労2人)で9・2%。
  退職や自宅療養などが21人、意思表示なしが25人だった。
   A型事業所での継続就労で見ると、21日時点の13人から3人しか増えていない。
   同市障がい福祉課は「事業者に対し、引き続き障害者の受け入れ先を探すよう求めたい」
  としている。
  …などと伝えています。
 *障害者解雇 再就職は18人 倉敷の支援事業所/岡山
   毎日新聞 2017年7月29日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170729/ddl/k33/040/579000c
  > 倉敷市内の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で閉鎖され、200人以上の障害者
   に解雇予告が出ている問題で、運営事業者が28日、市に障害者の再就職状況を報告した。
    運営事業者は、同じ男性が代表の一般社団法人「あじさいの輪」と株式会社「あじさい
   の友」=いずれも同市=で、利用者は5カ所で計223人。うち195人が就労を希望す
   るが、再就職が決定したのはA型事業所と一般企業で計18人にとどまっている。最も多
   かったのは失業手当を受けて再就職先を探すとした131人。
    市は24日、事業者に対し、解雇後の障害者へのケアが不十分だとして障害者総合支援
   法に基づく勧告を出していた。
   …などと伝えています。

▽発達障害、体験基に講演活動 理解深める本も出版
  神戸新聞 生活 2017/7/29
  https://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/201707/0010415715.shtml

▽12障害者団体が種別超え連携 長岡で連絡協議会結成
  新潟日報モア 社会 2017/07/29
  http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170729337794.html


画像は、全障研出版部発行の新刊より
  <障害者をしめ出す社会は弱くもろい>
   http://www.nginet.or.jp/shuppan/2017/FUJI2017.html
  >>藤井克徳(日本障害者協議会代表、日本障害フォーラム副代表、きょうされん専務理事)
   定価1500円+税  ISBN978-4-88134-595-5 C3036  2017.8.15
 
 

論点:相模原殺傷1年 - 毎日新聞28日付 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月28日(金)21時37分55秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんばんわ  事務局のNです。

 *今日もめちゃ蒸し暑かったですね、熱中症対策しっかりしましょうよね。

※WEB報道など……
☆論点:相模原殺傷1年
  毎日新聞 2017年7月28日 東京朝刊
  https://mainichi.jp/articles/20170728/ddm/004/070/020000c
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺され、職員3人
  を含む27人が重軽傷を負った殺傷事件から26日で1年。元施設職員だった被告は
  今も「障害者は不幸を作る」などと供述しているとされる。排外主義的なヘイトクラ
  イム(憎悪犯罪)が世界で相次ぐ中、差別思想をなくすために社会は何をなすべきか。
   *憎悪より議論できる世に 碓井真史・新潟青陵大教授
   大阪・池田小児童殺傷事件(2001年)、秋葉原通り魔事件(08年)など過去
  の大量殺人事件の加害者の多くは自分が死にたくて、その前に「幸せそうな人間を道
  連れにしよう」との思いで犯行に及んだ。しかし、相模原の事件は「拡大自殺」のよ
  うな印象は薄く、社会的弱者を狙った点で特異だ。
   弱者を標的にするのは、犯罪心理学的には「甘え型犯罪」という。自分に自信がな
  い人は周囲に認めてもらいたい。人にかまってほしい。こんなに一生懸命な僕に世間
  は冷たく、なぜ、自分よりも劣った弱者の方が大事にされるのか--そんな不満が引
  き金になる。
   「障害者は不幸を作るだけ」という被告の考えは体系だった思考とはいえず、基本
  的には妄想だ。ただ、妄想はそれがたとえ真実でなくても、現実の社会を反映する。
  報道を見る限り被告の成育歴は普通のようなので、ある時期に妄想を伴う何らかの障
  害を発症したとみるのが自然だろう。実体験は妄想に影響を与えるので、障害者施設
  で働く中で、不愉快な体験をしたのかもしれない。
   私は重度障害者の施設を訪れたことがあるが、入所者は職員や家族から愛されてい
  ると感じた。実習した教え子の学生も最初こそ戸惑っていたが、入所者に語りかける
  と反応を返してくれるのがうれしくなり、生き生きとした目で学校に戻ってきた。障
  害者は決して、皆を不幸にする存在ではない。
   だが、社会が重度障害者から目をそむけてきた面はなかったか。「障害者は不幸を
  作るだけ」という被告の理屈に心の底から反論できるか、と問われると、たじろぐ人
  も少なくないだろう。受精卵診断などの生殖補助医療を巡って「命の選別」が議論さ
  れる中、排外的な空気感があるのは否定できない。警察が事件の被害者を匿名で発表
  したことも「顔や名前を出せない人」だとの印象を与え、差別を助長しかねない。
   福祉政策が進んで、障害者が大事にされる世の中になってきたのは間違いない。一
  方で、以前は「正しい意見」が社会を引っ張っていけたが、今は「正しいとされる意
  見はまやかしだ」という考えがインターネットで拡散し、「正しい意見」と同等かそ
  れ以上の力を持つようになった。それが社会にあふれ出すとヘイトスピーチやヘイト
  クライムになる。
   「人から愛されている」という実感を持っている人は前向きになってチャレンジ精
  神にあふれ、経験を積んで、より達成感を味わうことができる。「まやかしだ」と考
  える人を減らすには、物事を前向きに捉え、活躍の場を持つ人を増やしていくしかな
  い。そうすれば、意見の違いはあっても、信頼し合い、良い議論ができる。
   気の長い話だが、再発防止に必要なのは家庭、環境、教育などの総合的な対策だ。
  便利さと引き換えに人間関係が淡泊になり、若者は「愛が伝わりにくい社会」を生き
  ている。だが、ネットなどで若者らが憎悪を増幅させる風潮を前に「このままでいい
  のか」と多くの人が感じつつある。福祉や人権の意識が根付くか。私たちは分岐点に
  いるのではないか。
   *「自分は正義」に疑問符を 松原洋子・立命館大大学院教授
   相模原事件には大きなショックを受けた。「被害者はどんなに恐ろしい思いをした
  か」と犯行に強い怒りを感じた。
   優生学の問題を研究している立場から事件を考えたい。優生学は「優れた子孫」の
  出生を促し、「劣った子孫」の出生を防止するための学問として、19世紀末に英国
  やドイツで提唱され、20世紀に米国、日本にも広まった。事件前の被告の言動から、
  障害者を安楽死させたナチス・ドイツの優生思想と結びつける報道や論評があったが、
  やや違和感を覚える。
   確かに、被告は人間を「生きる価値のある者」と「ない者」に分別し、その処遇を
  一方的に決めようとした。しかし、事件は1人の男が思いつきで障害者を襲撃し切り
  つけた残虐な殺人であり、被害者を安楽死させたわけではない。一方、ナチス・ドイ
  ツでは官僚と医師らが計画的に安楽死を実行した。優生思想の本当の怖さは、むき出
  しの暴力ではなく、人間の生命を格付けし、それに基づき組織的に処理するところに
  ある。
   優生学が生まれた背景には、欧米諸国での医療・福祉・教育制度の発達がある。生
  存競争による自然淘汰(とうた)で弱者を死ぬにまかせるのではなく、民族の質を保
  つため、生殖への介入によって人為的に弱者を淘汰することを目指した。終生隔離、
  不妊手術、妊娠中絶などによる「劣った子孫」の出生防止である。社会の合意を広く
  得た上で、合法的で、かつ人道主義的な装いをまといながら、優生学の施策が進めら
  れた。
   日本では、「不良な子孫の出生防止」を目的とした旧優生保護法が1996年まで
  存続した。前身の国民優生法はナチス・ドイツの断種法をモデルにしていた。また、
  親による障害児殺しが珍しくなかった70年代、政府は出生前診断後の妊娠中絶を「
  優生上の理由」で認める優生保護法改正案を国会に提出した。
   こうした経緯から、優生保護法に反対する障害者運動の中で、「優生学、ナチズム、
  出生前診断、障害者殺し」が一つのセットで扱われるようになった。人々の出生だけ
  でなく、生死のコントロールにまで及ぶ生命格付けの思想であると優生思想を位置づ
  けたのは慧眼(けいがん)だった。だが、相模原事件を優生思想の典型としてとらえ
  てしまうと、出生前診断のような優生を巡る現代的な問題を見誤ることになるだろう。
   相模原事件後、障害者の存在を否定する被告の言説に共鳴するコメントがインター
  ネット空間に広がった。だが、事件を受けて急に、障害者を差別する意識が日本社会
  で強くなったわけではないだろう。「自分は正義だ」という立場に安易に立つ風潮が
  あるのだと思う。ただし、こうした言説が「公論」になるのは危険だ。
   この1年を振り返った時、私たちの社会は事件を重く受け止め、メディアでもさま
  ざまに議論された。何かが解決したというわけではないが、無為な時間ではなかった。
  今、大切なことは「障害者から生きる場や生命を奪うことを誰も正当化できない」と
  言い続けることなのだと思う。
   *不満、不安を分かち合おう
    熊谷晋一郎・東京大先端科学技術研究センター准教授
   事件直後、人とすれ違う時に恐怖心を抱いたり、車椅子で乗った満員電車で「疎ま
  しく思われていないか」と考えたりしました。排除され、悪意を向けられているとい
  う感じです。容疑者が障害者福祉に関わっていたことや、(優秀な者にだけ存在価値
  を認める)優生思想的な論理によって、半世紀にわたる障害者自立運動の積み重ねが
  否定され、時計の針を巻き戻されるような感覚を覚えました。
   こうした危機意識を薬物依存者の自助グループの友人と共有し、昨年8月に事件犠
  牲者の追悼集会を開きました。時計の針を「巻き戻させはしない」との思いからでし
  た。ですが、さまざまな障害を持つ者が参加しないと意味がありません。そのため、
  参加者が意見を戦わせるのではなく、戸惑いや恐怖、悲しみなどを並べる場にしまし
  た。集会はこれからも年1回は続ける予定です。
   その後、当事者が議論する場も作ろうと考えました。議論を積み重ね、障害者や依
  存者が排除されない社会を実現するためには「現時点で何がベストプラクティス(最
  善の方法)か」を確認する作業です。知的障害の当事者や支援団体と議論をしたり、
  介助者の追い詰められた状況に関して研究を始めたりしています。
   背景には「多数派の人々が抱える不満と不安」という問題があります。人々の暮ら
  し向きが厳しくなり、不満や不安を高めている状況下で、さまざまな事件が起きてい
  ます。苦しさの吐き出し方を見つけられず、自分の困りごとの起源を冷静に探るので
  はなく、障害者や移民などの少数派の弱者に攻撃的になっているのです。
   自分の困りごとをユーモアを持って他人と分かち合うという意識が根付いていない
  ことが問題です。人間は誰しも理想通りにはいかない現実を生きていて、愚痴を言い
  つつ、仲間と人生を分かち合って生きているものです。しかし、事件からは、理想と
  現実のずれを受け入れられない人間の怖さが伝わってきます。
   分かち合って生きる文化を支える土台が分配の仕組みです。分配には、社会への貢
  献度に応じて個人が分配を受ける「貢献原則」と、個人が生きていくために必要なも
  のを無条件で分配される「必要原則」があります。貢献原則の比重が大きくなると、
  人々は「自分には価値がある」と証明し続けなければなりません。こうなると余裕が
  なくなり、分かち合いながら生きることはできなくなります。
   事件では、加害者、被害者、施設の入所者家族のいずれにも「頼れる人が少ない」
  という共通点がありました。頼れる人が少ない状況は、暴力につながる条件です。例
  えば、仮に介助者が1人しかいなければ、介助者との関係が険悪になった時、障害者
  には逃げ場がありません。
   現実問題として、障害者を受け入れる地域の「受け皿」は不足しています。だから
  といって、事件が起きた状況を許容するわけにはいきません。障害者が暴力を振るわ
  れない未来をいかに作り上げるか。障害者の家族も一緒に考えていくことが大事です。
   *「抹殺」主張した元職員
     殺人罪などで起訴された植松聖(さとし)被告(27)は、2012年12月
    から「やまゆり園」で働いていた。事件5カ月前の16年2月、衆院議長公邸に
    「障害者を抹殺することができる」などと書いた手紙を持参して警察の聴取を受
    け、施設を退職。そのまま13日間、措置入院した。入院時は「大麻精神病」な
    どと診断され、逮捕直後の尿鑑定でも大麻の陽性反応があった。起訴前の鑑定留
    置では「自己愛性パーソナリティー障害」との診断が出ている。
  ■人物略歴  うすい・まふみ
    1959年東京都生まれ。日本大大学院博士後期課程修了。心理学博士。専門
   は社会心理学。新潟市のスクールカウンセラーなども務める。著書に「ふつうの
   家庭から生まれる犯罪者」など。
  ■人物略歴  まつばら・ようこ
    1958年東京都生まれ。お茶の水女子大大学院博士後期課程修了。学術博士。
   専門は科学史、生命倫理学、科学技術社会論。2015年から立命館大人間科学
   研究所所長。共著に「優生学と人間社会」など。
  ■人物略歴  くまがや・しんいちろう
    1977年山口県生まれ。東京大医学部卒。脳性まひの障害を持つ小児科医。
   障害や病気を持つ人が仲間の力を借りて自分の困りごとを解決する「当事者研究
   」を実践。主な著書に「痛みの哲学」(青土社)。
  …などと伝えています。

☆28日付の各紙コラムなどから…
 *相模原殺傷事件から1年  くろしお 宮崎日日新聞 2017年7月28日
   http://www.the-miyanichi.co.jp/kuroshio/_27174.html
 *大観小観 2017年7月28日 伊勢新聞
   http://www.isenp.co.jp/2017/07/28/5646/
 *地軸 対等から始まる理解 2017年7月28日 愛媛新聞
   https://www.ehime-np.co.jp/online/column_chijiku/

☆相模原殺傷事件後「障害者の環境悪化」7割 304家族アンケート
  東京新聞 社会 2017年7月27日 朝刊
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072702000137.html?ref=daily

☆障害者と安心して暮らせる社会実現 相模原殺傷1年 アピール文、採択 神奈川
  産経ニュース 2017.7.28
  http://www.sankei.com/region/news/170728/rgn1707280023-n1.html

☆<「やまゆり園」事件 被告への返信>(上) 生きる価値のない人いない
  東京新聞 社会 2017年7月26日 朝刊
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072602000126.html
 *<「やまゆり園」事件 被告への返信>(中) 障害者は、記号じゃない
   東京新聞 社会 2017年7月27日 朝刊
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072702000133.html
 *<「やまゆり園」事件 被告への返信>(下) 生き方は本人が決める
   東京新聞 社会 2017年7月28日 朝刊
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072802000160.html
 ▲相模原障害者殺傷1年 識者の思い 生きていてよい、それが人権なんだ▼
   東京新聞 社会 2017年7月23日 朝刊
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072302000100.html
  > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が刺殺された
   事件で、殺人罪などで起訴された植松聖(さとし)被告(27)から三通の手紙
   が本紙に届いた。「意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだ」と、差別的
   な考えに変化はない。自らも障害があり、障害者支援に取り組む専門家は「価値
   があろうがなかろうが生きていてよい、それが人権なんだ」と、その考えを否定
   する。事件から二十六日で一年。「共生」を進めていけるのか、社会が問われて
   いる。
  …などと伝えています。
 *<共に歩むために 植松被告への返信>(1) 家族の悲しみ分かっていない
   東京新聞 神奈川 2017年7月26日 ◆やまゆり園家族会・大月和真会長(67)
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072602000173.html
 *<共に歩むために 植松被告への返信>(2) 勝手な理屈、弱さ感じる
   東京新聞 神奈川 2017年7月27日 ◆川崎市の障害者施設長・中山満さん(66)
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072702000198.html
 *<共に歩むために 植松被告への返信>(3) 障害者の「働き」に目向けて
   東京新聞 神奈川 2017年7月28日 ◆通所施設「朋」初代施設長・日浦美智江さん(79)
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072802000188.html
 *<共に歩むために 植松被告への返信>(4) 話せなくても意思疎通できる
   東京新聞 神奈川 2017年7月29日 ◆県重症心身障害児(者)を守る会会長・伊藤光子さん(75)
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072902000150.html

▽家族みんな「主人公」に 病児・重度障がい児サマーキャンプ
  琉球新報 2017年7月27日
  https://ryukyushimpo.jp/news/entry-542727.html

▽重症児デイ施設は高知市朝倉に開設へ NPO「みらい予想図」
  高知新聞 2017.07.28
  http://www.kochinews.co.jp/article/114782/

※厚労省関係……
☆第6回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料  ←7/31開催予定
  障害保健福祉部障害福祉課
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000171536.html
 *同検討チームのこれまでの資料や議事録/議事要旨などは下記を
   http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai.html?tid=446935

画像は、しんぶん赤旗28日付紙面より
 *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない 4
 

(社説)やまゆり1年 内なる差別を問い直す:朝日新聞27日付など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月27日(木)10時01分7秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日も蒸し暑くなりそうですよ、今蝉しぐれがすごいです…

※WEB報道など……
☆27日付の各紙社説、コラムなどから…
 *(社説)やまゆり1年 内なる差別を問い直す
   朝日新聞デジタル 2017年7月27日
   http://digital.asahi.com/articles/DA3S13057574.html
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の事件から、きのうで1年が
   経った。
    入所者19人が殺害され、職員3人を含む27人が負傷した。その被害の
   重大さだけではない。園の職員だった植松聖(さとし)被告(27)の「障
   害者は生きていてもしかたがない」という言葉が、社会に強い衝撃を与えた。
    ある遺族は「あの子は家族のアイドルでした」と朝日新聞などの取材に語
   った。娘に抱っこをせがまれ、抱きしめてあげるのが喜びだった。被告は
   「障害者は周りを不幸にする」と供述したという。それがいかに間違った見
   方であるかを物語る。
    苦労は絶えなかったかもしれない。それでも、一人ひとりが家族や周囲に
   幸せをもたらす、かけがえのない存在だった。
    被告は「意思疎通ができない人を刺した」とも述べたとされる。意思疎通
   ができなかったのは被告の方ではなかったか。
    目を向けなくてはならないのは、多くの遺族、被害者、家族が差別と偏見
   を恐れ、いまも名前を明らかにするのを拒み、発言を控えていることだ。
    被告に共感を示し、障害者をおとしめる言辞をネットなどを使って発信す
   る人々のふるまいが、大きな影を落としている。しかし、そうした一部の心
   ない人たちだけの問題だろうか。
    先月、空港で車いすの男性が「歩けない人は飛行機に乗せられない」と航
   空会社から言われ、自らの腕の力でタラップを上ったことが報じられた。会
   社は謝罪したが、ネット上には事前に連絡しなかった男性を非難する声が数
   多くある。
    昨春に障害者差別解消法が施行された。知的障害か身体障害かを問わず、
   日常生活の中の差別をなくし、「人格と個性を尊重し合いながら共生する社
   会」の実現をめざす。法の精神には大半の人が賛同するはずだ。だが、いざ
   障害のある人が、自分たちも健常者と対等な存在であることを主張すると、
   反発が固まりとなって返ってくる。
    そこまでではなくても、混みあう通勤電車やエレベーターに車いすの人が
   乗ってきたとき、当たり前のこととしてすんなり受け入れられているだろう
   か。胸に手を当ててみたい。
    「効率」に重きをおき、「共生」を後回しにする。そんな心理や社会のあ
   り方は、「障害者は周りを不幸にする」という被告の発想と底流でつながっ
   ている。そう言えるのではないか。
    亡くなった方々を弔うために一人ひとりができるのは、わが内なる差別を
   問い、ゆがみを少しでもただしていくことだ。
   …などと伝えています。
 *相模原事件から1年 社会の尺度を柔らかく
   社説 東京新聞 2017年7月27日
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017072702000147.html
  > 十九人が犠牲になった相模原市の障害者殺傷事件から一年。障害者排除の
   風潮は依然、根強く漂う。人間を線引きしない社会へ、問い続けねばならな
   い。
    先ごろ、車いすでの飛行機の乗り降りが論議を呼んだ。
    鹿児島県の奄美空港で、格安航空会社バニラ・エアを利用した大阪府内の
   木島英登さんが、タラップの階段を腕の力ではい上がった件である。高校時
   代にラグビーの練習中に脊髄を傷め、車いす生活を送っている。
    ◆断られた車いす
    往路の関西国際空港で、バニラ・エアは、奄美空港には車いすの昇降設備
   はなく「歩けない人は乗れない」と説明した。木島さんは「同行者に手伝い
   を請う」と伝え、奄美に着くと、同行者が車いすごと担いでタラップを下り
   た。
    ところが、復路では車いすを担いだり、背負ったり、抱きかかえたりして
   は危険として制止された。結局、木島さんは階段を背にしてはって上がった
   のだった。
    バニラ・エアは奄美発着便について、手助けされても歩行できない障害者
   の利用を断っていた。
    奄美には車いす利用者向けの装備がすぐに導入された。だが、木島さんの
   訴えは「歩けないことを理由に搭乗を拒否しないでほしい」ということだ。
    設備を整える、介助するといった配慮が欠けていたことを責め立てている
   わけではない。心身の機能不全を問題視し、社会から締め出そうとする発想
   そのものを差別と難じるのである。
    経済効率を優先する資本の論理は、マイノリティーの多様性の尊重とはな
   じみにくい。費用対効果を徹底追求する態度は、ややもすると異質な人々の
   疎外に結びつく危うさをはらんでいる。
    それが極端な形で表れたのが相模原事件ではなかったか。もちろん、結果
   の著しい重大性をみれば、同列には論じられない。
    ◆経済性優先の社会
    とはいえ、障害者に向き合う態度は、もしかすると本質的には同心円上に
   あるのではないか。そうも感じられてならない。
    最近の本紙への手紙で、植松聖被告は「意思疎通がとれない人間を安楽死
   させるべきだ」と、相変わらずの差別思想を披歴した。
    その根拠について、自ら考える幸福とは「お金と時間」と述べたうえで、
   意思疎通が図れない重度障害者を育てるのは「莫大(ばくだい)なお金と時
   間を失う」と説くのである。
    重度障害者を「幸せを奪い、不幸をばらまく存在」ととらえ、その抹殺こ
   そが日本の政治経済への貢献になると信じて疑わない。
    知的障害者の入所施設に勤めるうちに、植松被告はゆがんだ思想に取りつ
   かれた。戦後最悪の凶行を後押しした命の選別思想は、しかし、ちまたにあ
   ふれている。
    ネットの世界をのぞくと、障害者のみならず、高齢者、ニートや引きこも
   り、生活保護世帯といった弱い立場に置かれた人々への誹謗(ひぼう)中傷
   がすさまじい。
    社会の根底には、もしかしたら植松被告と同じような考えが潜んでいるの
   ではないか。
    他方、例えば、二年前に厚生労働省研究班が十二歳以上のダウン症当事者
   に実施したアンケートには、ほっとさせられる。「毎日幸せに思うことが多
   いか」との問いに、九割以上が「はい」「ほとんどそう思う」と答えている。
    家族や周囲の深い愛情、熱心な支援のたまものだろう。かけがえのない存
   在を守り、育てるために「お金と時間」を費やす。それこそが社会の維持、
   発展につながる。
    東京都内の海老原宏美さんの言葉を借りてみたい。脊髄性筋萎縮症を患い、
   人工呼吸器に頼りながら暮らす重度障害者だ。
    いわく、縄文杉はただの木でしかないのに、富士山は盛り上がった土の塊
   にすぎないのに、人々は感動する。それは人々の心に、価値を創造し、また
   発見する力が備わっているから。木や土に価値を見いだす人間が、人間自身
   に価値を見いだせないはずはない、と。
    多様なマイノリティー、社会的少数派との共生のためには、社会標準とさ
   れる既成の物差しを絶えず柔軟に見直さねばならないだろう。障害者や病者
   の増加を避けられない高齢化、長寿命化の現実をみても、待ったなしである。
    ◆「人間存在」見る力
    そして、その要請は社会の仕組みだけにとどまらない。
    競争と敗者の切り捨てを繰り返してきた末に、政治経済に役立つ「お金と
   時間」という尺度でしか幸せを味わえない植松被告が立ち現れたのではない
   か。その幸福観は説得力を帯びかねないところに恐ろしさがある。
    障害はもちろん、学力や稼働能力、財力の有無にかかわらず、人間存在そ
   のものを見つめる力。それが私たちには問われている。
   …などと伝えています。
 *【主張】相模原殺傷1年 再発防止策は置き去りか
    産経ニュース 2017.7.27
    http://www.sankei.com/affairs/news/170727/afr1707270002-n1.html
 *相模原事件1年/差別を容認しない社会に
   社説 神戸新聞 2017/07/27
   https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201707/0010407523.shtml
 *相模原殺傷事件1年 共生社会実現へ具体的な政策を
   社説 2017年7月27日(愛媛新聞)
   https://www.ehime-np.co.jp/article/news201707279189
 *相模原事件1年 共生社会へ歩み進めよう
   社説 新潟日報 2017/07/27
   http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20170727337305.html
 *社会の尺度を柔らかく 相模原事件から1年
   社説 中日新聞 2017年7月27日
   http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017072702000124.html
 *声も出せない重い障害のある人の中…  越山若水  福井新聞 2017年7月27日
   http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/220458
 *鳴潮 徳島新聞 7月27日付
   http://www.topics.or.jp/meityo.html
 *【産経抄】 産経ニュース 愛と正義を否定する 7月27日
   http://www.sankei.com/column/news/170727/clm1707270003-n1.html

☆障害者排除、決して許さない 相模原殺傷1年、京都でも追悼
  京都新聞 2017年07月26日
  http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170726000170
 > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、
  職員を含む26人が重軽傷を負った事件から1年となった26日、京都市内では
  犠牲者の冥福を祈る追悼集会や、事件の背景を問う講演会などが開かれた。「い
  らない命なんてない」。参加した障害者や家族らは、あらためて事件の理不尽な
  動機や社会に残る障害者差別に対して声を上げた。
   「元職員による犯行と知って、怒りと悲しみを覚えた。同じような事件が身近
  で起きるかもしれない。誰を信じればいいのか分からなくなった」。上京区の堀
  川商店街で開かれた追悼集会で、知的障害がある坂本健一さん(34)=中京区
  =は打ち明けた。
   集会は地元で障害者の就労支援事業所を運営するNPO法人「つくし」と「京
  都ワークハウス」が企画した。障害者や家族ら約30人が参加し、事件が社会に
  与えた意味を考えた。
   京都ワークハウスの西村清忠理事長は「障害者を排除する考えが事件の引き金
  となった。障害者との結びつきが少ない社会を変えるため、地域で暮らし、住民
  と語り合える場を広げたい」と呼び掛けた。
   事件では、神奈川県警が遺族の意向として19人を匿名で発表した。参加した
  障害のある子の母親は「名前を出すことで家族が非難されると感じていたのかも
  しれない。社会には障害者差別が残っていると実感した」と話した。精神障害が
  ある男性は会場にコメントを寄せ、「障害者同士でも差別してしまうことがある。
  そんな自分自身を認めながらも、『いらない命はない』と発信し続けることが大
  切」と訴えた。
   商店街の一角には、献花台が設置され、犠牲になった19人に重ねて色の異な
  る19羽の折り鶴が並べられた。訪れた約150人は白菊やヒマワリを供え、静
  かに手を合わせた。
   右京区のライブスタジオでは、事件の再発防止として見直しが議論された措置
  入院制度など、精神科医療の在り方について障害者や支援者が意見を交わした。
   措置入院患者の退院後の支援強化を柱とする精神保健福祉法改正案は、措置入
  院を決めた都道府県や政令市に支援計画を作成する協議会の設置などを求めてい
  る。一方、協議会に警察も加わることに対し、参加者は「精神障害者の監視強化
  につながる」と訴えた。
   35歳でそううつ病を発症し、当事者同士で悩みを聞く「ピアカウンセリング」
  の活動に取り組む細田一憲さん(67)=西京区=は「まるで犯罪予備軍のよう
  な扱い。事件を起こした元職員の措置入院歴が強調されたが、精神障害者が犯罪
  を起こす確率は健常者よりも低い」と指摘した。
   会場では、右半身まひなどの障害がある加藤克明さん(57)=右京区=らで
  つくるバンド「楽団いのちの詩」のライブもあった。
  …などと伝えています。
 *「共生社会」を考える 各地で集会 やまゆり園事件1年
   朝日新聞デジタル 2017年7月27日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7V457ZK7VUTIL019.html
  > 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された
   事件から26日で1年を迎え、事件で亡くなった人を追悼するとともに、事件で
   浮かび上がった社会的な問題を考える集会がこの日、相次いで開かれた。
    横浜市中区の催しには、関東学院大学の学生ら200人余りが参加し、事件の
   背景を考えた。NPO法人「日本障害者協議会」の藤井克徳代表は「世界的に強
   まっている効率主義や排外主義は、(命に優劣があるとする)優生思想と地続き
   だ」と指摘。政策のレベルを上げて障害者の環境を改善し、健常者が障害者とじ
   かに触れ合って無知や無関心を解消していくべきだと訴えた。
    浅野史郎・前宮城県知事や学識者が呼びかけ、横浜市戸塚区で開かれた集会に
   は障害者ら約300人が参加し、「ともに生きる社会」を考えた。遺族の要望で
   犠牲者19人の氏名が公表されておらず、24日に神奈川県などが開いた追悼式
   でも19人の遺影がなかったことから、「これこそが差別のある現実だ」という
   問題提起があった。殺人罪などで起訴された植松聖(さとし)被告(27)があ
   らわにした優生思想について、「共感する人間が再び出てくるのではないか」と
   懸念する声も出た。
    横浜市瀬谷区では地域の障害者らによる追悼集会があり、津久井やまゆり園家
   族会の大月和真会長(67)と意見を交わした。
    津久井やまゆり園のある相模原市緑区の住民らも、地元公民館で「しのぶ会」
   を開催。園の元職員、太田顕さん(74)は「地元として今後園とどう関わるか、
   共生社会をどう作っていくのか自問自答をしていきたい」と述べた。
   …などと伝えています。
 *「生きた証」たどる 相模原殺傷-各地で鎮魂の祈り
   神奈川新聞ニュース 7/27
   http://www.kanaloco.jp/article/267030
 *消せぬ記憶――19人の命 無駄にしない
   読売新聞 神奈川 2017年07月27日
   http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20170727-OYTNT50147.html
  > 相模原市緑区の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された
   殺傷事件は26日、発生から1年となった。「安らかに眠って」「事件のこと、皆さんの
   ことを忘れません」――。施設前の献花台には早朝から夕方まで、花を手向ける人々の姿が
   絶えず、一帯は鎮魂の祈りに包まれた。
    息子と祈る
    事件当時、凶行から難を免れた男性入所者(44)はこの日朝、自宅のテレビで1年を
   伝えるニュースを見て「26日、26日」と落ち着きを失い、母親(74)に連れられて
   献花に訪れた。男性は手を合わせ、「みんな元気でね、痛かったでしょ」と犠牲者に語り
   かけた。母親は「まだ記憶は残っている。かわいそう」と、男性の心の傷を思いやった。
    横浜市南区の主婦(44)は、知的障害のある長男(13)と訪れた。
    事件後の3か月間は怖くて外出できなかったが、「いつかやまゆり園を利用するかもし
   れない。被害者のためにも、私たちが頑張って何かの支えになりたい」と思い、夏休み中
   の長男を連れてきたという。主婦は「犠牲者は天国で安らかに過ごしてほしい」と話した。
    地域とともに
    近くの地方公務員滝沢茂さん(60)は午前6時頃に献花。入所者とは、小さな頃から、
   園の前を通りかかるたびにあいさつを交わしてきた。「献花台がある時は花を手向け、手
   を合わせている。入所者、職員、みんなでまた戻って来てほしい」と語った。
    園の近くに実家がある東京都八王子市の会社員長田茂さん(57)も、園の祭りなどに
   参加してきた。「1年たっても複雑な気持ちのまま。亡き妻が障害者だったので、人ごと
   に思えない」と悲しんだ。
    共生誓う
    殺人罪などで起訴された園の元職員植松聖さとし被告(27)は襲撃を予告して措置入
   院となったが、退院後に相模原市の支援対象から外れていたことが問題視された。国は事
   件を受け、措置入院患者の支援を強化する方針だが、同市の加山俊夫市長は、制度に多く
   の問題があると指摘した上で、「支援を必要とする人が当たり前に生活できる共生社会を
   作らないといけない」と述べた。
    県は9月中にも園の再建計画の基本構想を示す予定。献花した黒岩知事は「できる限り
   皆が納得できるようにしたい」と述べ、「二度と事件が起きない社会を作る」と再発防止
   を誓った。
    横浜市中区の県庁では午前9時から、県庁職員や来館者らが1分間黙とうした。
    生きた証し再び向き合う…地元住民らが偲ぶ会
    津久井やまゆり園の地元住民らは26日午後、近くの千木良公民館で「偲しのぶ会」を
   開き、犠牲となった19人の人生と改めて向き合った。
    主催は、地域住民らでつくる「共に生きる社会を考える会」。園の元職員太田顕さん
   (74)、旧相模湖町の元町議宮崎昭子さん(80)らが、事件の風化を防ごうと設立し
   た。
    偲ぶ会には地元住民ら約25人が参加。全員で黙とうした後、太田さんがこの1年の園
   などの動きを振り返った。また、園の元職員の西角純志さん(52)が19人の一部のエ
   ピソードを読み上げ、「囲碁や将棋が好きだった」、「においに敏感で、メンソールの匂
   いがお気に入りだった」などと生前を振り返った。
    参加した相模原市緑区与瀬の土井和子さん(85)は園で毎月1度ボランティアをして
   いたといい、「障害はあっても、一生懸命に生きていることがとても良く伝わってきた。
   元気をもらうことも多かった」と話した。
   …などと伝えています。

☆犠牲者悼み、市民ら献花 悲劇、もう二度と 相模原殺傷1年
  47NEWS (よんななニュース) 2017年07月26日 <動画>
  http://www.47news.jp/movie/general_national/post_16729/
 > 悲劇、もう二度と 相模原殺傷1年
   相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害され、26人が
  重軽傷を負った事件は26日で発生から1年となった。施設に設置された献花台を
  訪れた多くの関係者や市民が犠牲者を悼み「悲劇を二度と繰り返さない」と誓った。
  …などと伝えています。
 *幸せをくれたあなたへ やまゆり園事件から1年
   朝日新聞デジタル 2017年7月26日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7V5H4SK7VUBQU00X.html?iref=com_apitop
 *相模原殺傷1年:弱者思いやる社会に…冥福祈り献花
   毎日新聞 2017年7月26日 <動画>
   https://mainichi.jp/articles/20170726/k00/00e/040/295000c
 *不幸の決めつけ許さない 脳性まひ夫婦、相模原殺傷被告に怒り
   日本経済新聞 2017/7/27
   http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H0H_X20C17A7CR0000/

☆障害者殺傷事件 法廷で犠牲者19人を匿名に 横浜地裁
  NHKニュース 社会 7月27日  <動画>
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170727/k10011076021000.html
 > 去年7月、相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件で、殺人などの罪で起訴
  された施設の元職員、植松聖被告について、今後開かれる予定の裁判では殺害された19人
  全員の名前を公開せず、匿名で審理を進めると決定されたことが関係者への取材でわかりま
  した。
  …などと伝えています。

画像は、
 上:しんぶん赤旗27日付紙面より(電子版がないので一部紙面を紹介)
    *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない 3
 中:同紙面より 絶えぬ献花 相模原 障害者殺傷事件1年
 下:同紙面より あなたを忘れない 地域で偲ぶ会
 

声明 相模原事件から1年 共に生きる地域社会の実現をめざして/JD(日本障害者協議会)など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月26日(水)18時46分4秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんにちは  事務局のNです。

 *今日も暑かったですね…

※WEB報道など……
☆声明 相模原事件から1年 共に生きる地域社会の実現をめざして
  日本障害者協議会(JD)代表 藤井 克徳    2017年7月26日
  http://www.jdnet.gr.jp/opinion/2017/170726.html
  >* JDは、相模原の障害者施設での殺傷事件から1年目となる7月26日、
    声明を公表しました。
   * 7月26日、あの日から1年が経ちます。19人のかけがえのないいのちを奪い、
    さらに多くの人たちの心身を傷つけ続けている相模原の津久井やまゆり園での
    殺傷事件は、私たちにさまざまな問題・課題を突き付けました。この事件を引
    き起こした背景にある優生思想、障害の重い人たちの暮らしの場のあり方、事
    件の際の匿名報道……いずれも容易に答えが出ることではありません。だから
    こそ、この事件を風化させることなく、問い続けていかなくてはならないので
    す。
     日本障害者協議会(JD)は、日本国憲法施行70年の節目にあたって、7月14日、
    参議院議員会館で「障害者に生きる価値はないのか!-真に共に生きる地域社会
    の実現をめざして-」と題する集会を開き、約400名がつどいました。
     盲ろうの障害のある福島智さん(東京大学先端科学研究センター教授)は
    「『生産に役立たない、障害の重い人はいないほうがいい』という優生思想は、
    全ての人の否定につながる。47億年前に人間が生まれてきたこと自体が奇跡であ
    り、生産能力があるとかないとかで人の価値に違いはない。すべての人間に存在
    意義があり価値がある」と講演し、障害をもっていても「生きていてよかった」
    と思える社会をめざすべきだと強調しました。
     集会の前日には、埼玉県上尾市で障害者施設の送迎車に19歳の青年が6時間も
    放置され、熱中症でいのちを落としました。佐賀県で、作業所からの帰り道に不
    審者であると誤認され、複数の警察官による抑え込みで亡くなった安永健太さん
    (2016年、最高裁が上告を棄却)、駅のホームから転落して亡くなった視覚障害
    のある人たち、いずれも障害ゆえにいのちを落としました。障害ゆえに少なくな
    いいのちが失われている現実をどのように変えていくのか。社会全体の大きな課
    題です。
     ところが、相模原事件の再発防止のために「精神保健福祉法を改正し、措置入
    院患者に対しても支援を継続する仕組みを設けるなど、再発防止策をしっかりと
    講じる」と安倍総理大臣は第193回国会施政方針で述べ、それに応える形で精神
    保健福祉法改正が進んでいます。これは、精神障害のある人への差別偏見を助長
    することになり、看過できません。
     日本国憲法第13条は「すべて国民は、個人として尊重される」とし、幸福追求
    権を明記しています。さらに、障害者権利条約第17条には「全ての障害者は、他
    の者との平等を基礎として、その心身がそのままの状態で尊重される権利を有す
    る」と謳っています。すべての人に生きる権利があり、幸福を求める権利があり、
    だれもそれを犯すことはできないのです。
     今年は日本国憲法施行70年です。私たちは相模原事件が突きつけた問題、課題
    と向き合い、考えていきます。一人ひとりのいのちが大切にされる共生社会の実
    現に向けて、多くの仲間とつながりながら、歩み続けます。
   …などと掲載されています。
  △7月14日(金)に、NPO法人日本障害者協議会(JD)主催で行われた
   「日本国憲法施行70年と障害者」を考える集い
     http://www.jdnet.gr.jp/event/2017/170714.html
   *「障害者に生きる価値はないのか! ―真に共に生きる地域社会の実現をめざして―」
     に参加して(マガジン9編集部) 2017年7月19日
      http://maga9.jp/kochira170719/

☆19人犠牲の相模原障害者殺傷事件から1年 忘れない 繰り返さない
  東京新聞 社会  2017年7月26日 夕刊
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072602000250.html
 > 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が殺害され、
  二十七人が重軽傷を負った事件は二十六日、発生から一年を迎えた。時折、激し
  い雨が降る中、早朝から多くの人たちが献花に訪れ、犠牲者を悼むとともに事件
  の教訓を忘れないことを誓った。
   入倉かおる園長(60)は午前九時、園を運営する法人の役員らと献花した後、
  報道陣の取材に「十九人の犠牲者の顔、ご家族の顔を浮かべながら献花しました」
  と答えた。犠牲者への思いを問われると「守ってあげられなくて本当に申し訳な
  い。まだまだ続く人生があった」と謝罪の言葉を繰り返した。
   同様に足を運んだやまゆり園家族会の大月和真(かずま)会長(67)は、元
  職員の植松聖(さとし)被告(27)が今も障害者差別の考えを示していること
  について「まだ自分の中に閉じこもっている。早く罪の深さに気づいてほしい。
  間違ったことをしたと反省してくれると、やっと私たちも浮かばれると思う。謝
  罪してほしい」と話した。
   一般の人も多く訪れた。発生直後、「入所者を一番守るべき職員がなぜ殺すの
  か」と大きな衝撃を受けたという相模原市中央区の女性団体メンバー、川添望さ
  ん(52)は「忘れない、繰り返さない、という気持ちを伝えに来た」と語った。
   川添さんは、知人のやまゆり園元職員に話を聞くなどし、自分なりに事件の背
  景を考えてきた。「答えはまだ出ていない。しかし、障害がある人と共に生きる
  ことはできるはず。これからも考え続けたい」と前を向いた。
  …などと伝えています。

☆風化させぬ、父の決意 相模原殺傷1年
  日本経済新聞 2017/7/26
  http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H9C_W7A720C1CC0000/
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした
  事件は26日、発生から1年を迎えた。現場には施設関係者や近隣住民らが訪れ、突
  然の惨劇で命を奪われた犠牲者を悼んだ。事件の爪痕は大きく、心と体に深い傷を
  負った被害者や家族は今なお苦悩の日々を送る。「凄惨な事件を風化させない」と、
  声を上げ続ける人もいる。
   「事件前に比べると、精神的にも体力的にも状態は悪くなっている」。事件で首
  や腹を刺され重傷を負った尾野一矢さん(44)の父、剛志さん(73)は、息子の体
  調を気遣う日々が続く。走ることは難しくなり、かつて元気に駆け上がった階段も、
  現在は1人ではおぼつかない。自分の顔をひっかいてしまう行為も出るようになっ
  た。
   一矢さんが退院して以来、剛志さんは毎週水曜日を一緒に過ごす日と決めた。妻
  のチキ子さん(75)らとともに、現在入所する横浜市の施設を訪れて昼食をともに
  し、写真や動画で回復の経過を記録し続ける。「お父さん、来週水曜日くる?」
  「くるよ。待っててね」。親子で交わすささやかな会話に、幸せを感じるという。
   剛志さんは福祉施設などに足を運び、事件について講演を続けている。殺人罪な
  どで起訴された元職員、植松聖被告(27)の「障害者はいなくなればいい」との主
  張に対し、「みんなが頑張って生きていることを全国に伝えたい」と強調する。
  「事件を風化させないために、どこにでも行き、話していくつもり」
   津久井やまゆり園を巡っては、神奈川県の専門部会が施設の再建方法を検討。入
  所者131人は神奈川県内の別の施設で一時的に暮らしている。24日の記者会見で入倉
  かおる園長(60)は「園の利用者は、いまだにおびえている様子のときがある。そ
  れが事件の大きさを物語っている」と明かした。
   「犯人はいまだに自分の犯した大罪に気付かず、『障害者はいなくなればいい』
  というむなしい言葉が、私たちの心を傷つけています」。24日に相模原市内で開か
  れた追悼式。家族会の会長を務める大月和真さん(67)が壇上で訴えた。
   22日に仮移転先の施設で開かれた追悼式には、遺族や入所者ら約170人が参列。
  大月さんによると、久々の再会で談笑することはあっても、事件について口にする
  人はいなかった。「とにかく、安らかな生活を取り戻したい」と、被害者や家族の
  心境を代弁する。
   26日午前、献花のため津久井やまゆり園を訪れた大月さんは「どんなに痛かった
  だろうと想像すると何とも言えない気持ちになる。亡くなった方やご遺族のことを
  考え続けた1年だった」と振り返った。
  …などと伝えています。

☆模原の障害者施設殺傷 事件から1年 障害ある娘と分かち合う喜び 七尾・福原さん親子/石川
  毎日新聞 2017年7月26日
  https://mainichi.jp/articles/20170726/ddl/k17/040/288000c
 > 「小さな幸せ気づく社会に」
   相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件は26日、
  発生から丸1年を迎えた。殺人罪などで起訴された元職員の植松聖被告は「障害者は生き
  ていても意味がない」など優生思想に基づく差別的発言を繰り返していたとされ、社会に
  衝撃を与えた。事件が私たちに突きつけた課題とは何なのか。県内の障害当事者の声を聞
  き、共に考えたい。
    …略…
   優生思想と向き合う 金沢大・河合准教授
   植松聖被告は措置入院中の昨年2月、「ヒトラーの思想が降りてきた」と話したという。
  優生思想に基づき障害者を大量殺害する行為は、第二次世界大戦中のナチスドイツによる
  「T4作戦」に通じる。
   金沢大の河合隆平准教授(障害児教育学)は「ナチス=極悪」というイメージが、私た
  ちが無意識に抱える「内なる優生思想」と向き合う機会を奪っているとし、「相模原事件
  を『特異な事件』として片付けてはいけない」と警鐘を鳴らす。
   「植松被告の思想は我々と地続きのものだという自覚が必要だ」。河合准教授は、福祉
  国家スウェーデンでも1930~50年代にかけて知的・精神障害者への断種手術が公然
  と行われてきたことなどを挙げ、「優生思想は歴史的に乗り越えられたとするのは間違い
  だ」と話す。
   日本でも「不良な子孫の出生」の抑制を目的とした優生保護法は96年まで存在した。
  人間を労働の担い手として能力で序列化する新自由主義的な人間観が国内を覆っている現
  状も考えれば、優生思想を助長する要素は至る所にある。
   河合准教授は「差別の心はみんな持っている」という開き直りではなく、私たちが自身
  の優生思想と正面から向き合うことが重要だという。障害者が「不幸」と見えてしまうの
  は、自分の偏った価値観が要因だということに気づく必要があるのだ。「一人一人の自覚
  が価値観を変える。福祉制度の貧しさなど社会的な条件も改善する必要がある」と強調し
  た。
  …などと伝えています。

☆相模原事件から1年。の巻 - 雨宮処凛
  BLOGOS マガジン9 2017年07月26日
  http://blogos.com/article/236805/
 > この原稿が更新される7月26日は、相模原の障害者施設で19名が殺害されて
  からちょうど1年という日である。
   1年という月日が経っても、私たちはいまだに殺された人ほとんどの名前も顔も
  知らないままだ。人となりも、どんな生活をしていたかも、私たちには知る由がな
  い。あれだけの大事件であれば、どんな人だったのか、どんな夢や目標を持ってい
  たのか、連日のようにメディアで報じられ、友人知人たちが涙ながらにコメントし
  たりするものだが、そのようなことはほとんどないまま、1年が経過した。その事
  実が、事件の特殊性と、この国に根強くある「差別」を嫌でも示しているかのよう
  だ。
  …などと伝えています。

☆事件後「障害者の環境悪化」7割 相模原殺傷、3百家族アンケート
  京都新聞 2017年07月26日
  http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20170726000114
 > 相模原の障害者施設殺傷事件から1年となるのを機に共同通信が全国の知的
  障害者の家族を対象に実施したアンケートで、回答した304家族の7割近く
  が、事件後、障害者を取り巻く環境が悪化したと感じた経験があることが26
  日、分かった。インターネットなどでの中傷を挙げた人が多く、利用する施設
  や職員への不安が増したとの回答も目立つ。「共生社会」の重要さが指摘され
  る中、差別や偏見に苦悩する現状が浮き彫りになった。
   アンケートは6~7月にかけて実施。知的障害者の親らでつくる「全国手を
  つなぐ育成会連合会」を通じて全国の家族に質問書を約550部配布し、うち
  304家族が回答した。
  …などと伝えています。
 *事業所2割「障害者に不安与えた」 相模原事件1年
   京都新聞 2017年07月26日
   http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170726000024
 *衝撃、苦悩今も 相模原殺傷事件1年 沖縄県内施設アンケート
   琉球新報 2017年7月26日
   https://ryukyushimpo.jp/news/entry-542098.html

▼旧優生保護法 知的障害者に不妊手術 開示記録で裏付け
  毎日新聞 2017年7月26日
  https://mainichi.jp/articles/20170727/k00/00m/040/115000c
 > 障害者や遺伝性疾患を持つ人の不妊手術や中絶を認めていた旧優生保護法を巡り、宮城県
  在住の知的障害を持つ60代女性が強制的不妊手術を受けたことを示す記録が、情報開示請
  求で見つかった。障害者の不妊手術の証言が公的文書で裏付けられるのは初めて。26日に
  同県内で記者会見した女性の義理の姉は「手術で多くの人の心身が傷ついた。これ以上、障
  害者がおろそかにされることがあってはならない」と訴えた。
   1948年に制定された旧優生保護法は「不良な子孫の出生を防止する」として、一部の
  遺伝性の病気や精神障害の人に強制的な不妊手術を認めており、約1万6500人が対象に
  なった。同意を得た上での不妊手術・中絶を含めると、約8万4000件が実施されたとさ
  れる。96年に優生思想に関連する規定が削除され、母体保護法に改定された。
   女性は6月、義理の姉とともに、県に対し自身の優生手術の記録を情報開示請求した。
  今回明らかになった記録は県で保管されている優生手術台帳の一部で、72年12月に「
  遺伝性精神薄弱」として、県内の病院で不妊手術を受けたことが記載されている。宮城県内
  では72年は強制的不妊手術の実施記録しかないため、女性は強制手術だったと見られる。
   義理の姉は「妹の体には今も大きな傷が残る。手術に何の意味があったのか」と問いかける。
  これまでに県内の70代女性が63年に手術を受けたと訴え出ているが、県は当時の記録を
  保管していないとしている。優生手術を巡っては、国連女性差別撤廃委員会が2016年3
  月、国に被害の実態調査と補償を行うよう勧告した。女性を支援する障害者支援団体「CI
  Lたすけっと」の杉山裕信事務局長は「障害者の被害の訴えが初めて公的記録で裏付けられ
  た。国に対して謝罪や被害補償を求めていきたい」と話す。
  …などと伝えています。

▽障害者「職場で虐待」972人=給料搾取や暴力-16年度厚労省調べ
  時事ドットコム 2017/07/26
  http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072600845&g=soc
 > 2016年度に職場で給料の搾取や暴力、わいせつ行為などの虐待を受けた
  障害者が972人いたことが26日、厚生労働省のまとめで分かった。前年度
  より151人(13.4%)減った。
   全国の労働局が障害者虐待防止法に基づき、虐待が疑われるとの通報などを
  受けて1316事業所を調査した。うち581事業所で虐待の事実を確認し、
  是正指導などを行った。
   虐待を受けた障害者は知的障害が53%と多く、精神障害が24%、身体障
  害が21%。被害の内容は最低賃金以下で働かせるなどの「経済的虐待」が8
  2%を占め、暴言を浴びせる「心理的虐待」が11%、「身体的虐待」が6%
  あり、「性的虐待」も6人いた。
   虐待したのは事業主や上司ら591人。聴覚障害のある60代男性は、ミス
  のたびに上司から手話で「下手くそ」「辞めろ」などと示された。卸売業で働
  く知的障害の20代女性はプレゼントと引き換えに、上司ら複数の男性から性
  的関係を強いられていた。
   このほか、知的障害のある50代男女3人は、住み込みのパート従業員とし
  て週40時間以上働いても週給2000~4000円しか渡されず、経営者が
  最低賃金法違反容疑で書類送検されたケースもあった。
   事業所を業種別で見ると、製造、医療・福祉、卸売り・小売りの順に多い。
  規模は従業員50人未満が8割を占め、1000人以上も2カ所あった。
  …などと伝えています。
 *「平成28年度使用者による障害者虐待の状況等」の結果を公表します
   報道発表資料 厚生労働省
   雇用環境・均等局総務課 労働紛争処理業務室 平成29年7月26日
   http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000172598.html

画像は、7/23付 しんぶん赤旗日曜版より
 相模原殺傷事件1年 被害者家族はいま
 

【相模原殺傷1年】風化させない、事件の語り手に 息子が被害の尾野さん夫妻

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月26日(水)10時39分59秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。   事務局のNです。

 *今日朝から綺麗な青空と白い雲が、蝉しぐれも激しいですよ 暑くなりそう。

※WEB報道など……
☆【相模原殺傷1年】風化させない、事件の語り手に 息子が被害の尾野さん夫妻
   産経ニュース 2017.7.26
  http://www.sankei.com/affairs/news/170726/afr1707260008-n1.html
 > 事件で一時意識不明の重体となった入所者、尾野一矢さん(44)の父、剛志さん
  (73)と母、チキ子さん(75)はこの1年、事件の語り手として声を上げ続けて
  きた。
   「かず君、おいしい? 食べ過ぎたらだめだよ」。6月中旬、「津久井やまゆり園
  芹が谷園舎」(横浜市港南区)の一室で昼食をともにする尾野さん一家の姿があった。
  事件後に一矢さんが転居した施設だ。一見、平穏を取り戻しつつあるようにみえるが、
  一矢さんの首元に残る傷痕が事件の凄惨(せいさん)さを物語る。
   昨年7月26日朝、剛志さんは知人の電話で事件を知り、一矢さんが搬送された病
  院へ。首や腹を刺されていた一矢さんは翌27日に意識が戻ると、目を見開き、か細
  い声で「お父さん、お父さん」と連呼した。
   一矢さんは、チキ子さんの他界した前夫との子供で、剛志さんと血のつながりはな
  い。剛志さんは一矢さんが4歳の頃にチキ子さんと出会って結婚。以来、実の子同然
  に愛情を注いできた。
   ただ、事件前まで、一矢さんから自発的に「お父さん」と呼ばれた記憶はなかった。
  心の片隅にはいつも「父親と認められているのか」という思いがあった。事件を機に
  本当の父子になれた気がした。
   事件後、障害者団体などの講演会などに数多く出席。「誰かが話さないと風化して
  しまう。植松聖被告に負けたことになる」。その思いだけだった。「これからも意見
  を発信し続ける。妻と決めた人生最後の仕事だから」
  …などと伝えています。
 *障害者殺傷事件から1年 胸の内を明かす遺族
   NHKニュース 社会 7月26日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011074581000.html
  > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から26日で1年となりま
   す。差別や偏見への不安が消えない中、犠牲者の遺族が胸の内を明かしました。
   …などと伝えています。
   ・相模原45人殺傷の男、障害者差別を今も主張
     日テレNEWS24  東洋経済オンライン  2017年07月25日
     http://toyokeizai.net/articles/-/181819
 *京都の障害女性、「共生」実現へ訴え 相模原殺傷1年
   京都新聞 2017年07月26日
   http://kyoto-np.co.jp/top/article/20170726000022
  > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月26日未明、入所
   者の男女19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件から1年。「障害者な
   んていらない」。元施設職員の植松聖被告(27)=殺人罪などで起訴=の差別
   的な言動は障害者や家族に恐怖と憤りを与えた。この1年、さまざまな集会で、
   障害当事者でヘルパー派遣事業所を運営する側でもある立場で苦悩を話してきた
   京都市の小泉浩子さん(53)は「命の尊さを訴えているだけでは足りない」と
   自らに問い掛けている。
    小泉さんは脳性まひで身体障害や言語障害があり、子供の頃は激しいいじめを
   受け、常に社会から外されていると感じてきた。NPO法人日本自立生活センタ
   ー(JCIL)の自立支援事業所=南区=スタッフとして家族介護に頼らず街で
   暮らす重度障害者に介助者を派遣する立場でもある。
    「この1年、命について、『生きる』について深く考えることになった。だけ
   ど命には格差があり、私たちの『生きる』も尊厳もないがしろにされている現状
   がある。事件後も社会は変わっていない、それが実感」と話す。
    「特に大きな声が出せない人たち、意思をはっきり言葉にできない人たちの命
   が狙われる。尊厳死、出生前診断でこの世に生まれる前の声のない命。死へのメ
   ッセージを社会から浴びせられる。言葉を持つ人たちによる障害者運動の成果で、
   地域で自立生活を送る重度身体障害の人たちは増えた。しかし、知的障害がある
   人の自立生活は進んでいない。施設では虐待にも遭いやすい。地域で暮らせるこ
   とを示さないと」
    相模原事件後、防犯など施設の「壁」を高くして、障害者と隔てる方向に社会
   が進むことを憂う。小泉さんはこの1年、身体、知的、精神といった「障害種別」
   の壁が解消できていないことも痛感したという。施設に重症心身障害児を入所さ
   せている母ら立場が違う人とも対話を重ね、「障害者の母」に社会が押しつける
   痛みも考えた。「私たちが見捨ててきた『命』があるのではないか。障害者自身
   が『共に生きる』ことを再確認しないと。相模原の事件は私たちに大きな課題を
   突きつけた。地域で暮らすこと、自由であること。夢物語に見えるかもしれない
   し、現状は厳しいことがたくさんあるけれど実現したい」
    上京区で6月、全国的な障害者団体の集会があった。シンポジウムのパネリス
   トだった小泉さんは、知的障害がある「まっちゃん」を会場に紹介した。「一人
   暮らしに向けて頑張っています。パニックを起こして、私もだいぶやられた時代
   があります」。京都府南部で暮らす40代の男性。壇上でマイクを握って、実名
   で2度の精神科病院の入院歴を含めて語った。
    ≪お巡りさんに、きつく注意されました。施設に行け、と言われました。無視
   されたり、ばかにされるとイライラします。1回は措置入院でした。知事命令で
   したが、入院は絶対イヤです。
    バスの運転手に「殺すぞ」と言われました。殺されると思うと、怖いです。無
   視されると、心が傷つきます。心が傷つくと、大きな声を出してしまいます。入
   院する前に、支援者に相談したかったです。入院して、僕は悔しかったです。
    話を聞いてくれると、落ち着きます。聞いてくれる人がいないと、あかんです。
   事件で殺された人たちは、なんで施設に入っていたのですか。話を聞いてくれる
   人はいたのですか≫
    大きな目をくりくりさせて、周囲に声をかけるまっちゃん。会場は大きな拍手
   に包まれた。
   …などと伝えています。
 *もう二度と:相模原殺傷事件1年 障害者と暮らす家族の声 広げたい「一緒に生きよう」
   毎日新聞 2017年7月26日
   https://mainichi.jp/articles/20170725/mog/00m/040/015000c
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件
   から1年。障害がある人もない人も大事にされ、豊かに生きられるなら、誰にと
   っても暮らしやすい社会になる。障害者と家族の声を紹介する。
   …などと伝えています。
 *一緒に生きよう:相模原事件1年 記者が現場で感じた取材後記
   毎日新聞 2017年7月26日
   https://mainichi.jp/articles/20170725/mog/00m/040/016000c
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件
   から1年。大規模入所施設でなく、地域のグループホームやアパートで生活する
   障害者の姿を紹介する毎日新聞の連載企画「一緒に生きよう」を担当した記者が
   、取材で感じたことを書きとめた。
   …などと伝えています。
 *(やまゆり園事件が残したもの:上)障害・差別――私は伝えたい
    朝日新聞デジタル 2017年7月24日
    http://digital.asahi.com/articles/DA3S13052537.html
   > 障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市)で19人の入所者の命が奪わ
    れた事件から、まもなく1年を迎える。事件とどう向き合い、その教訓をどの
    ように伝えていくのか。模索している人たちを訪ねた。
    …などと伝えています。
   ・(中)障害者と一緒、豊かな生 40人働くパン屋「ぷかぷか」
     朝日新聞デジタル 2017年7月25日
     http://digital.asahi.com/articles/DA3S13053900.html
   ・(下)地域に開く、支え合い歩む
     朝日新聞デジタル 2017年7月26日
     http://digital.asahi.com/articles/DA3S13055742.html
 *胸の内語れぬ遺族「悲しみより怒り」
   琉球新報 2017年7月25日
   https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-541897.html

☆各紙社説・論説、コラムなど…
 *相模原殺傷事件1年 「命に優劣なし」共有を
   神奈川新聞ニュース 【社説】 07/26
   http://www.kanaloco.jp/article/266869
 *相模原事件1年 共生社会 確かな道筋を
   北海道新聞 社説 07/26
   https://www.hokkaido-np.co.jp/article/121565/
 *相模原事件1年 問い直すべき愛と正義
   岩手日報 論説 2017.7.26
   http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2017/m07/r0726.htm
 *相模原事件1年 隣り合って生きるには
   信濃毎日新聞 社説 7月26日
   http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170726/KT170725ETI090008000.php
 *相模原殺傷事件1年 共生を阻む壁、壊したい
   中国新聞 社説 2017/7/26
   http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=360314&comment_sub_id=0&category_id=142
 *【相模原事件1年】差別意識をなくす契機に
   高知新聞 社説 2017.07.26
   http://www.kochinews.co.jp/article/114451/
 *「斜面」 【信濃毎日新聞】 7月26日
   http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170726/KT170725ETI090004000.php
 *「滴一滴」【山陽新聞】 2017年07月26日
   http://www.sanyonews.jp/article/569743/1/?rct=tekiitteki
 *(天声人語)やまゆり園事件から1年 朝日新聞デジタル 2017年7月26日
   http://digital.asahi.com/articles/DA3S13055903.html?ref=tenseijingo_backnumber
 *事件から1年(中部)|静岡新聞アットエス 2017/7/26
   http://www.at-s.com/news/article/column/seiryu/384414.html

☆相模原殺傷 忘れないで 今日1年
 日本障害者協議会 藤井会長(福井市出身)に聞く
  中日新聞 福井発 2017年7月26日
  http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017072602000217.html
 > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が刺殺された事件は、
  二十六日で一年がたつ。国内で起きた殺人事件としては犠牲者の数が戦後最悪とみられ、
  障害者を狙った点で社会に大きな波紋を広げた。福井市出身で、日本障害者協議会の会
  長を務める藤井克徳(かつのり)さん(68)=東京都在住=に、現在の思いなどを聞
  いた。
   被告の言動「社会に潜む優生思想」
   -事件から一年。今の社会をどう見るか。
   「十九人の命に対して、本当に向き合う姿勢がないのではないかというのが実感だ。
  安倍晋三首相が初めて事件への見解を表明したのは、事件から半年後の施政方針演説。
  文言も短かった。社会全体もその雰囲気に右習えしているように感じる」
   -事件後の社会の動きをどのように感じるか。
   「釈然としないことがいくつかある。そのひとつが被害者の匿名報道。身内への影響
  を恐れた遺族による差別と、その上には実名を名乗りにくくしている社会の差別がある。
  つらいけれど、よく話し合いをしていただいて、やはり名前を公表するべきではないか。
  国民の事件への手の合わせ方も変わるはず」
   -事件を起こした被告について今思うことは。
   「彼個人の問題は、今後の裁判を注目していくしかない。しかし、彼はこの社会で育
  ったのだから、彼の言葉や行動は、社会に潜んでいる優生思想に後押しされたものとも
  言える。それは優秀なものだけを残そうという考え方だ」
   -優生思想にどのように対峙(たいじ)するのか。
   「私も含めて、みんなが持っている考え方です。競争心が高まれば、排外的になる。
  聖人なんていないわけです。個人に潜む優生思想はなかなか自分では分からない。私た
  ちにできるのは地道な取り組み。仲間と議論したり、障害者と接する機会を多くしたり。
  そんな中で浮かび上がってくることがある」
   -これから注目したいことは。
   「裁判の行方と、津久井やまゆり園の再建問題。そして、社会の風潮が生む優生思想
  へ、国の政治がどのように対処するのか。そしてこの問題で最も大事な視点は『わすれ
  ない』という五文字です。事件を風化させないというのが、大事なことではないかと思
  う」
   相模原障害者施設殺傷事件 2016年7月26日未明、相模原市の知的障害者
     福祉施設「津久井やまゆり園」に、同施設の元職員の男が侵入し、刃物で入
     所者の19人を刺殺、26人に重軽傷を負わせた。
  …などと伝えています。
 *相模原殺傷1年 弱者に優しい社会に…冥福祈り献花
   毎日新聞 2017年7月26日
   https://mainichi.jp/articles/20170726/k00/00e/040/295000c
  > 相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件は26日、
   発生から1年を迎えた。雨の中、現場となった「津久井やまゆり園」前の献花台には、朝か
   ら多くの人たちが次々と花を手向けに訪れ、静かに冥福を祈った。
   …などと伝えています。
 *「まだまだ続く人生だったのに…」 相模原殺傷事件1年
   朝日新聞デジタル 2017年7月26日
   http://digital.asahi.com/articles/ASK7T3HJXK7TUTIL011.html
  > 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、27人が
   重軽傷を負った事件から26日で1年。園の前には献花台が設けられ、手向けられた花束
   でいっぱいになった。訪れた人たちは雨が降りしきる中、深い祈りを捧げた。
   …などと伝えています。
 *相模原殺傷 発生1年 犠牲者悼む
   Mプラス11:テレビ東京 7月26日 <動画>
   http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_137034/
 *相模原殺傷1年 被害者家族「もとの生活に…」
   テレ朝news 2017/07/26 <動画>
   http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000106198.html
 *障害者施設殺傷事件から1年 園長ら献花
   日テレNEWS24 2017年7月26日 <動画>
   http://www.news24.jp/articles/2017/07/26/07367939.html
 *障害者殺傷事件から1年 現場の献花台で追悼
   NHKニュース 7月26日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011074731000.html

☆時代の正体〈501〉横田弘さんと相模原事件①愛と正義を否定する ←4回連載予定とか
  神奈川新聞ニュース 07/26
  http://www.kanaloco.jp/article/266871

▼倉敷市などが障害者再就職説明会 解雇予告で参加者に焦り、不安
  山陽新聞デジタル 2017年07月25日
  http://www.sanyonews.jp/article/569632/1/
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で一斉に閉鎖し、
  働く障害者約220人が解雇予告を受けている問題で、同市とハローワーク倉敷中
  央は25日、再就職に向けた第2回説明会を市内で開いた。閉鎖まで1週間を切り、
  参加者は再就職先が決まらないことに焦りを募らせている。
   障害者40人が参加し、岡山県内のA型事業所やB型事業所など32事業所がブ
  ースを構えた。障害者は次々と各ブースを回り、職員から仕事の内容の説明を受け
  たり、勤務条件などを質問したりした。
   精神障害がある倉敷市の40代男性は「次の就職先が見つからないのではと、不
  安で食欲もなく夜も眠れない。生活を安定させるため、一日も早く決めたい」と話
  す。少しでも多く就職活動に時間を割くため、A型事業所を早期退職したという。
   時間いっぱいまでブースを回っていた精神に障害のある同市の30代女性は「ど
  んな仕事でもできるわけではないので、多くの事業所から話を聞きたい。先が見え
  ず、今の状態は本当につらい」と嘆いた。
   身体障害の浅口市の20代男性は、勤務する事業所から説明会の日程を知らされ
  ず、報道で知って参加したという。付き添った母親(46)は「一方的に解雇予告
  し、さらに再就職先探しに協力しないのはあまりにひどい」と憤った。
   倉敷市によると、解雇予告された障害者のうち165人(21日時点)が、今後
  も就労を希望しているが、再就職先が決まったのは13人にとどまっている。市な
  どは8月9、28日にも再就職に向けた説明会を開く予定。
   同市は、閉鎖のA型事業所5カ所を運営する一般社団法人「あじさいの輪」と株
  式会社「あじさいの友」(いずれも同市片島町)に、閉鎖までに障害者の受け入れ
  先を見つけるよう勧告している。
   就労継続支援A型事業所 障害者総合支援法に基づく施設。就労を希望しな
    がらも一般企業の雇用に結び付かなかった障害者らと雇用契約を結び、生
    産活動や、就労に必要な能力向上の訓練といった支援をする。利用者の最
    低賃金を保証しなければならない。事業者には国、県、市からの給付金が
    支払われる。厚生労働省によると、全国で事業所数が急増し、3月時点で
    全国に3596あり、都道府県別で見ると岡山県は160と6番目に多い。
    A型のほかにB型事業所がある。B型は、心身の状態などの事情により一
    般企業に雇用されることが困難になった障害者らを対象とし、利用者と雇
    用契約を結ばず、就労や能力向上の機会などを提供する。
  …などと伝えています。

▽バリアフリー促進を後押し 加古川市が助成開始
  神戸新聞 東播 2017/7/26
  https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201707/0010403947.shtml
 > 障害者が利用しやすいように、兵庫県加古川市は、民間事業者が店舗などを
  バリアフリー化する取り組みを支援し始めた。点字付き食事メニュー導入や車
  いすで段差を上れる折り畳み式スロープ設置、イベントへの手話通訳者派遣な
  どが対象で、費用の半額から全額を助成する。東播2市2町では初めて。
   「障害者差別解消法」が昨年4月に施行。障害を理由としてサービス提供を
  拒否するなど、差別的な扱いを禁じた。行政には、手話やバリアフリーなどの
  「合理的配慮」を義務付け、民間事業者にも努力義務とした。同様の助成は明
  石市が2016年度から始めている。
   加古川市は事業者らの取り組みを後押ししようと、助成事業を創設した。対
  象として、不特定多数の人が出入りする飲食・物販の店やイベントなどを想定
  する。助成割合と限度額は、視覚・聴覚障害者向けの点字メニューや筆談に使
  うボードなど(全額、最大5万円)▽折り畳み式スロープや滑り止めマットな
  ど(半額、同5万円)▽手すりや多機能トイレの設置(半額、同20万円)▽
  イベントなどへの手話通訳者らの派遣(全額、同3万6千円)。事業費は計1
  00万円。
   市障がい者支援課の担当者は「(バリアフリー化などは)費用がかかるため、
  踏み出せない事業者は多い。助成で後押しできれば」と話している。同課TE
  L079・427・9372
   難聴者や高齢者との対話を円滑にするスピーカーシステム「コミューン」の
  導入も助成対象となる。同市は、コミューン24台を新たに市役所などに設置
  した。音声を聞き取りやすく加工して耳に届ける仕組みの卓上型機器で、寄贈
  された2台を今春から使っていた。福祉、市民部の各課のほか、各地の市民セ
  ンターなどにも置いた。
  …などと伝えています。

▽“医療的ケア児” 支援どう広げるか
  けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本 2017年7月25日
  http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/07/0725.html


画像は、7/26付 しんぶん赤旗紙面より
  *障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない
    かけがえのない場に  暮らしと交流の”家”
   ・相模原事件1年 障害者の尊厳守られる社会を
     主張 しんぶん赤旗 2017年7月26日
     http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-26/2017072601_05_1.html
   ・潮流 しんぶん赤旗 2017年7月26日
    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-26/2017072601_06_0.html
     > 門の前にたたずんでいると、セミの鳴き声が体に染み込んできます。献花台には
      花束が並び、千羽鶴が風に揺れていました▼「どうして、こんなことが起きたのか。
      自分たちは何をしたら…」。小学生の娘と一緒に花を手向けた女性は、見つからな
      い答えを探すように遠くを見つめていました。19人の障害者の命が奪われた「津
      久井やまゆり園」の事件から1年がたちました▼「障害者なんていなくなればいい」
      。「意思疎通ができない重度障害者は不幸をばらまく存在」。元職員、植松聖被告
      の偏見と差別に満ちた考え。しかし、なぜ異常な凶行にまで至ったのか。防ぐこと
      はできなかったのか。問いかけは今も▼癒えることのない傷、怒りや悲しみ。襲われ
      た当事者や家族、関係者はもちろん、同じ社会に生きる人びとに刻み込んだ惨劇。
      人間の価値、個人の尊厳、共生とは―。投げかけられた課題は社会づくりの根本にか
      かわります▼「この事件は現代日本社会の投影であり、障害者問題の縮図だ」。日本
      障害者協議会の藤井克徳代表が指摘していました。格差のひろがりや不寛容な風潮。
      安倍首相の「こんな人たち」発言も線引きを助長するものです▼日本も批准した障害
      者権利条約。そこには、型にはまった観念や偏見、有害な慣行とたたかうことが明
      記されています。「どんな人でも、当たり前に幸せに暮らせる世の中を」。突然命
      を絶たれた犠牲者に手を合わせた女性のつぶやき。ともに生きる喜び、人と人が支
      え合う優しい社会を胸に。
      …などと伝えています。
 

障害者と共生を当たり前に 相模原事件1年、滋賀で聞く

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月25日(火)19時10分31秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんばんわ   事務局のNです。

 *今夜は大阪天満宮天神祭船渡御ですね…

※WEB報道など……
☆障害者と共生を当たり前に 相模原事件1年、滋賀で聞く
  京都新聞 2017年07月25日
  http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170725000114
 > 相模原市の障害者施設殺傷事件は26日で発生から1年となる。事件が問いかけた
  ものやこの1年の取り組みについて、知的障害者と家族らでつくる全国手をつなぐ育
  成会連合会(事務局・大津市)の久保厚子会長に聞いた。
   共生社会を目指す方向性とは真逆の事件が起こったことを私たちは決して忘れては
  ならないし、風化させないよう育成会としても活動を続けている。
   事件後、障害者の存在を否定する言葉がネットなどで見られた。多くの人は心の奥
  底に「障害者は迷惑な存在だ」との思いを抱いていることを認識しないといけない。
  それは障害のある子を持つ親にもあり、学校で他の子を見て「うちの子はまだまし」
  と優劣をつけてしまうことがある。(長男に重度の知的障害がある)私も若いころは
  そうだった。こうした思いがみんなにあることを前提とした上で、障害者と暮らすこ
  とが当たり前の社会を実現しないといけない。
   知的障害者と家族でつくる日本最大の会として、障害者の特性を知ってもらう取り
  組みを進めている。発達障害や自閉症などを疑似体験できる仕組みがあり、全国の社
  会福祉協議会や学校、企業に広めていく。知的障害には不器用な人が多いが、疑似体
  験では、指先を余らせた軍手を2枚はめて折り紙をしてもらう。作業が「遅い」とけ
  なされるのと、ほめられながらするのとでは、作品の出来が違うことが体感できる。
  この1年で全国で私が行った講演は50を超えた。相模原事件をテーマにすることは
  多く、今後も共生社会の実現へ訴えていきたい。
   施設の元職員という信頼すべき立場の者が起こした惨劇に、私たちの会には「家か
  ら出られない」など300件を超える不安の声が寄せられた。施設で3年以上勤めた
  被告は、なぜ障害者の存在を否定するようになったのか。それを解明するのが一つの
  課題だ。津久井やまゆり園は公的施設の性格上、障害が重度な人が次々に入所し、職
  員が力量を上げるいとまもないほどの大変な職場環境だったのではと推測される。職
  員は生気を失っていた、との被告の言葉があったが、業務に追われる施設の雰囲気が
  被告を間違った方向に傾けたのかもしれない。
   私たちが開いた施設(ステップ広場 ガル)にも事件を契機に、保護者の要望で5
  台の防犯カメラを設置した。だが、確信犯的に襲ってくる者には無力かもしれない。
  鍵を掛けるのは簡単だが、施設に注がれる住民の目が一番の安全策になるのでは。入
  所者は社会の中で生きるべきで、地域とオープンに付き合うのが望ましい。
   障害がどんなに重い人でも生きていく価値がある。彼らが日々安らかに過ごすため
  にはどうしたらいいのかと周囲が考え、試行錯誤することで、現在の日本の障害者福
  祉ができた。誰もが安心して過ごせる社会をつくるにはどうすればいいか、彼らはわ
  れわれに教えてくれる存在だと伝えたい。
   ・くぼ・あつこ 1951年大津市生まれ。2014年に「全国手をつなぐ
     育成会連合会」会長に就任。社会福祉法人「しが夢翔会」理事長として
     障害者施設運営にも携わる。内閣府障害者政策委員会委員などを務める。
  …などと伝えています。

☆障害のある兄と生きる~高校生の心の軌跡
  News Up NHKニュース 7月25日
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170725/k10011072701000.html?utm_int=netnewsup_contents_list-items_002
 > 神奈川県相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害され、27人が重軽傷を
  負った事件から1年となります。「障害者は不幸を作ることしかできない」。逮
  捕された元職員が供述したというこの言葉に強い憤りを覚えた人が大勢いる一方
  で、ネット上では同意する声も見られました。障害者にどう向き合うか、改めて
  考えた人も多いと思います。私もその1人です。そんなとき、お兄さんに障害が
  あるという、ある女子高校生に出会いました。お兄さんのことが嫌になって、会
  うのを避けていた時期もあるという彼女。自分の気持ちに罪悪感を持ち、思い悩
  む日々が続きましたが、やがて、ありのままを受け入れることの大切さに気づい
  たといいます。「障害のある、ふつうのお兄ちゃんと一緒に生きる」。そんな思
  いにたどりついた、女子高校生の心の軌跡を追いました。
   兄ちゃんは障害者
   佐竹真依さん(18)。山口県の高校の通信制課程で学んでいます。真依さん
  は3つ子のきょうだいの末っ子。姉と兄がいます。
   真ん中のお兄さん、良太さんは脳性まひで体に障害があります。ふつうに会話
  ができますが、両足や右の上半身は思うように動かすことができません。移動に
  は車いすが欠かせず、かろうじて動く左手だけでこいでいます。1歳のときから
  家族と離れ、介護士や看護師がいる福祉施設で暮らしています。
   真依さんは月に1回ほど、良太さんのもとを訪ねています。面会の様子を取材
  させてもらうことになり、その前日、真依さんからは「もしかしたら兄ちゃんが
  緊張するかもしれません」と声をかけられました。そして当日、初めて会った良
  太さんが私に言った言葉は「真依は人と話すとき緊張するので、よろしくお願い
  します」。
   真依さんたちは三卵性の3つ子だそうですが、そっくりな言葉に思わず「さす
  が3つ子!」と言いたくなりました。2人の話題はたわいもない日頃の出来事。
  互いに悩みを打ち明けたり、将来の夢を語ったりすることもあるそうです。言葉
  を交わす2人の横顔を見ていると、仲のいいふつうの18歳だなぁと感じました。
   衝撃の事件
   そんな真依さんに衝撃を与える事件が起きました。去年7月、神奈川県相模原市
  で起きた障害者殺傷事件です。
   「障害者は不幸を作ることしかできない」
   逮捕された施設の元職員の供述に、真依さんは強いショックを受けました。
   「絶対に許せない。障害者という部類でいえば兄ちゃんもそうで、障害があるだ
  けで殺していい存在になっているのがすごく怖かった」…そう振り返ります。しか
  し、真依さんにも、障害のある兄を疎ましく思い、どう向き合えばいいか、分から
  ない時期があったのです。
   “兄ちゃんはほかの人と違う”
   小学校に入るころまで、真依さんにとって良太さんは心優しい、大好きなお兄さ
  んでした。車いすを使うのも当たり前のこと。「障害者」を意識したことは一度も
  なかったといいます。
   当時、お兄さんが暮らしていた施設は自宅から車で片道2時間以上かかりました。
  それでも、大好きなお兄さんに会うためなら気になりません。月に1度は両親に連
  れていってもらい、2人でお菓子を食べたり買い物に出かけたりと、一緒に過ごす
  時間を楽しんでいました。
   そんな真依さんの気持ちが変わったきっかけは同級生の言葉でした。障害がある
  ことを知り、「兄ちゃん、どんなんなん?写真見せてや」と言われたのです。
   「見せ物のように思われている」…真依さんはとても傷つきました。ほかの友達
  は3つ子と知って興味津々な様子で話を聞いてきたのに、お兄さんが脳性まひだと
  話すと、なぜか急に会話をやめてしまいました。買い物に出かけたスーパーで車い
  すを押していると、舌打ちをされたり指をさされたり。首がすわらない様子に「見
  て。まがっとる」とあからさまに笑われたこともありました。
   そんな経験を繰り返すうち、真依さんは「障害者」ということを強く意識するよ
  うになりました。「兄ちゃんはほかの人とは違う」「恥ずかしい」と思うようにな
  ったと、打ち明けてくれました。外出したとき、お兄さんから離れて歩くようにな
  り、やがて中学生になるころには何かと理由をつけて面会にも行かなくなっていま
  した。
   自分の気持ちが許せない
   一方で、真依さんはそんな自分の気持ちが許せずにいました。
  「一緒にいると恥ずかしい、つらい、イライラする…。こうした感情は障害者の兄
  に対する悪意ではないか。殺すまではいかなくても、自分も、障害者の兄を疎まし
  く思っているじゃないか」
   自分が抱く感情に罪悪感を持ち、思い悩む日々が続きました。
   作文との出会い
   そんな中、真依さんの気持ちを変えたのは「作文」でした。声をかけてもあまり
  話さず、悩んでいる様子に気づいた高校の久原弘先生がお兄さんに対する気持ちを、
  包み隠さず文章にしてみてはどうかと勧めたのです。
   昔と比べて会うことが少なくなったお兄さん。頭に浮かぶのは、幼いころの楽し
  かった思い出です。
   「私が面会に行くたび大興奮で迎えてくれる。『俺は真依がいちばん好きやけえ
  』なんてうれしい言葉をくれたりもする」
   一緒にいて、つらいこと、嫌なこともたくさんあって、恥ずかしい思いもしたは
  ずですが、こんな言葉もつづりました。
   「足は動かず右手も使えず、それでも左手一つで前に進み続ける兄を自慢に思う」
  作文で気づいたことは何だったのか、真依さんに尋ねてみました。
   「気持ちを整理してみると、障害者として意識するあまり、1人の人間として向
  き合うことを忘れていたのかもしれません。そして、本当は兄のことをこんなに好
  きだったんだと、気付かせてもらいました」
   いいところ そして嫌なところも認める
   興味本位で見られたり、心ない言葉をかけられたりすることは今もあるそうです。
  真依さんは「なるべく目立たないでほしい」と思っているのに、人の集まるところ
  が大好きなお兄さんはスーパーやショッピングモールに行きたがり、周りの人に「
  こんにちは」と声をかけてあいさつします。真依さんは「お願いだから静かにして
  !」とイライラしてしまいますが、でも最近はこう考えるようになりました。
   「ふつうのきょうだいでも『嫌い』という感情が湧くことはある。今までは『嫌
  い』とか『恥ずかしい』という気持ちがあったら兄ちゃんに悪いと思っていたけれ
  ども、今は気にせずに接していきたい」
   障害者の兄ではなくふつうの兄として、いいところも嫌なところも認め、そして
  自分の気持ちに正直になる。ありのままを受け入れる心ができたとき、会うのがま
  た楽しみになったといいます。
   ちなみに真依さんはお兄さんの夢や思い出など、テーマをかえていくつもの作文
  を書き、全国コンクールで最優秀賞に選ばれたこともありました。将来、理学療法
  士になって、リハビリを通じて、お兄さんのような人にとってできることを増やし
  ていきたい、という夢もつづっています。
   でも、当のお兄さんには作文を書いたことすら恥ずかしくて言えずにいました。
  そんな中、施設の職員が良太さんに作文のことを伝えました。
   良太さんはそのときの感想について「自分のことを気遣ってくれているんだなっ
  て分かって、すごいうれしかったです。半泣きになっちゃいました」とうれしそう
  に話してくれました。
   2人の楽しみ
   再び会うようになった2人には今、ささやかな楽しみがあります。面会のとき、
  2人は施設から車で20分ほどのショッピングセンターに向かいました。
   「こぼさんでね!」
   フードコートで真依さんが差し出したのは良太さんの大好物の微糖の缶コーヒー。
  動かすことができる左手で受け取った良太さんはすぐに香りを確かめました。
   「これ!」
   お気に入りの香りに目を輝かせました。しばらく遠ざかっていた2人に、楽しい
  時間が戻ってきました。
   良太さんに真依さんのことをどう思うか尋ねてみると「優しいときもあるし、ひ
  どいときもあるかな」と笑っていました。良太さんも真依さんのいいところ、嫌な
  ところ、そのまま受け入れているようでした。
   “ふつうのお兄ちゃん”
   「本人には恥ずかしくて言えないけれど、兄ちゃんはすごく大好きで、大切で、
  大きな存在」
   そう語っていた真依さんに取材を終える日、改めて気持ちを聞きました。
   「考えていることもふつうだし、優しいけれども、ちょっとちやほやされたら調
  子に乗るし、そういうところもふつうの18歳と変わらない。足が悪い、手が悪い
  とか、そういうところはあるけれど、全然ふつうのお兄ちゃん。ほんと『兄ちゃん』
  って感じ。障害のあるなしに関係なく…」
   そう答えて「うふふ」と笑った真依さんの笑顔にはもう悩みの影は見えませんで
  した。
   取材を終えて
   「障害者とどう向き合えばいいのか」。取材する私は自問し続けてきました。
  「障害者は健常者と同じ。差別してはいけない」…至極まっとうな意見ですが、実
  はこういう言葉を耳にするたび、息苦しさを感じていました。
   頭では理解しているのに、町なかで障害者と出会ったとき、無意識に目線を外す
  自分がいました。じっと見るのが申し訳ないという気持ちとともに「私は差別する
  気持ちも持っているのではないか」と悩んできました。それだけに真依さんもお兄
  さんを避けていた時期があったと聞いて、正直、救われた気がしました。
   取材を通じて思うのは私たちは「自分と違う」と感じたとき、驚いたり、拒んで
  しまったりするものだということです。
   そんなときは肩の力を抜いて、いい面もそうでない面も、ありのままを受け入れ
  てみる。大切なのは違うものを「同じだ」と無理にとらえるのではなく、それぞれ
  のやり方で違いを受け止めることではないかと感じました。障害者と向き合うのに、
  実は特別なことは必要ないのかもしれません。
  …などと画像付きで伝えています。

☆障害者殺傷事件 元職員 殺意のきっかけを供述
  NHKニュース 社会 7月25日
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170725/k10011073801000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_016
 > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、26日で1年となり
  ます。殺人などの罪で起訴された施設の元職員、植松聖被告は障害者への殺意を持
  ったきっかけの1つとして、「事件の半年ほど前、アメリカ大統領候補だったトラ
  ンプ氏の演説のニュースを見ている時に周囲にいたほかの職員に入所者の殺害につ
  いてことばにした」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
  捜査当局は、みずからの考えを正当化する理由にしていると見ています。
  …などと伝えています。
 *障害者殺傷事件 被告が手紙で取材に応じる 謝罪はなし
   NHKニュース 社会 7月25日
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170725/k10011073701000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_010
  > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件で、殺人などの罪で起訴
   された元職員の植松聖被告(27)が、手紙を通じた取材に対し、「意思疎通が
   とれない人間を安楽死させるべきだ」と記すなど、今もゆがんだ考えを持ち続け、
   みずからを正当化する主張を続けていました。一方で、犠牲者や遺族への謝罪は
   ありませんでした。
    NHKは障害があるという理由で大勢が殺害された事件の深層に迫ろうと、先
   月から今月にかけて、横浜拘置支所に勾留されている植松被告本人と、4通の手
   紙のやり取りを行いました。
   …などと伝えています。
 *相模原障害者殺傷 “23分間に職員4人が通報”
   TBS NEWS 7/25 <動画>
   http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3113433.html
  > 神奈川県相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件から26日で1年です。
   事件発生当初の警察への通報の詳細な内容がJNNの取材で新たにわかりま
   した。犯人に拘束された職員らから23分の間に4本の通報が入っていました。
   …などと伝えています。
 *<相模原殺傷1年>胸の内語れぬ遺族「悲しみより怒り」
   ヤフーニュース 毎日新聞 7/25
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00000115-mai-soci
  > 相模原市の障害者施設殺傷事件で、遺族の多くは、事件から1年を経ても固く口を閉ざ
   している。3人の遺族は犠牲者については口を閉ざしたものの、それぞれの苦しい胸の内
   を明かした。
    兄を失った女性は、事件報道に触れるたび「ぐっとくるものがある」と声を震わせた。
   「まだ亡くなったという気がしない」。兄の死を受け止めきれず、追悼式には参列できな
   かった。1年を経て、悲しみを追い越すように植松聖被告(27)への怒りがわき上がる。
   「裁判では兄や残された家族の思いをちゃんと訴えたい。絶対に負けてはいけない」と、
   自らを奮い立たせるように話した。
    刺殺された高齢の女性は、月1回の兄との面会を心待ちにしていたという。親族の女性
   は「他人が入る余地のない2人の世界があった」と懐かしむ。兄は取材に応じる意向はな
   いという。女性は「あの日から時が止まっている。世の中の人に悲しみを共感してほしい
   なんて考える余裕がないんです」と、兄の心中を代弁する。
    障害者への差別や偏見に苦しんできた。女性は「事件を忘れてほしいわけじゃない。何
   らかの形で残しておきたい気持ちもある。でも(報道される)怖さもある」と漏らした。
    別の遺族は「言葉が詰まって出てこない。傷つきたくない」と、記事にされることを断
   った。その一方、記者には「『闇』などと結論付けられて報道されるたびに怒りがこみ上
   げる」と話した。事件をありきたりの言葉で描く報道には憤りを感じるという。「思いを
   言葉で表現できない。出てくるのは声ではなく涙だから」と振り絞るように語った。
   …などと伝えています。
 *<相模原殺傷1年>娘亡くした母「もっと遊んであげれば…」
   ヤフーニュース 毎日新聞 7/25
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00000090-mai-soci
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件で、長女
   (当時26歳)を失った神奈川県内の母親が胸中を語った。「もっといっぱい遊んであげ
   ればよかった。もっと思いを分かってあげたかった」。心残りが募る。事件は26日、発
   生から1年を迎える。
    24日、同市内で営まれた神奈川県主催の追悼式に参列した。祭壇に長女の遺影はない
   が、19人のエピソードが一言ずつ紹介された。「娘たちが生きてきたことが伝わった」。
   登壇した時、長女の笑顔が頭に浮かび、思いがこみ上げた。白い一輪の花をそっと献花し、
   目を閉じて、話しかけた。「見守ってね。大好きだよ。いつも一緒にいてね」
    長女を思い出さない日はない。「悲しみが癒えることはないんじゃないかな」。ぬれた
   目尻をぬぐい、振り絞るように話した。
    26日は「特別な日だけれど、当時のことを思い出すとつらい日」。長女が大好きだっ
   たアイスを仏壇に供え、遺影にこう話しかけるつもりだ。「あなたは天国に行っちゃった
   けれど、ママも元気で頑張らないとね」。思い出をかみ締めながら、静かに過ごす日にす
   る。
   …などと伝えています。

☆相模原の障害者施設殺傷:事件から1年
 「忘れない 19のいのち」 あす筑後市でビラ配布/福岡
  毎日新聞 2017年7月25日 地方版
  https://mainichi.jp/articles/20170725/ddl/k40/040/389000c
 > 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人の命が奪われるなど
  した事件から1年を迎える26日、風化を防ごうと筑後市でビラ配り活動がある。
  関係者は「背景に社会の影響がなかったのか深く考えずにふたをしたら事件はま
  た起こる」と危機感を抱き、ビラ配りへの参加も呼び掛けている。
  …などと伝えています。

☆精神保健福祉法の改正案、「早期成立を図る」 - 塩崎厚労相
  ヤフーニュース(医療介護CBニュース) 7/25
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-18000000-cbn-soci
 > 塩崎恭久厚生労働相は25日の閣議後の記者会見で、措置入院患者への支援の強化を柱と
  した精神保健福祉法の改正案について、「早期の成立を図らなければならない」とし、秋
  にも召集が見込まれる臨時国会での成立を目指す考えを示した。
   改正案は、昨年7月に起きた相模原市の障害者施設での殺傷事件を踏まえたもので、措置
  入院を終えた精神疾患の患者に対する医療などの継続的な支援や、精神疾患患者を支援する
  「地域協議会」の設置を自治体に義務付けることが盛り込まれている。先の通常国会に提出
  されたが、審議が長期化し、成立には至らなかった。
   25日の会見で塩崎厚労相は、前日に同事件の追悼式に出席したことを明らかにした上で、
  「こういうことが二度と起きないようにしないといけないと決意を新たにした」と述べた。
   さらに塩崎厚労相は、全国の自治体で約200人の精神保健福祉士を配置できるようにする
  ために今年度から講じた地方交付税措置について、「積極的に活用してもらうよう(自治体
  に)呼び掛けていきたい」と語った。
  …などと伝えています。


画像は
  明日、26日京都市内で開催予定の
  相模原殺傷事件から一年<講演とライブ>実行委員会開催案内チラシより
 

NHK総合:クローズアップ現代+ 今夜から二夜連続放送「シリーズ障害者殺傷事件の真実」

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月25日(火)10時44分8秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今朝もどんより空模様で蒸し暑いです、蝉しぐれがすごい……

※WEB報道など……
☆NHK総合:クローズアップ現代+  ←22:00~放送
 今夜(25日)から二夜連続放送「シリーズ障害者殺傷事件の真実」

  http://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/
  *2017年7月25日(火)放送
    シリーズ障害者殺傷事件の真実 被告の手紙・遺族の声
   > 「謎」に包まれていた事件の動機が独自取材で明らかに。1年前、
    相模原市の障害者施設で19人が殺害された障害者殺傷事件。今回
    NHKは、警察の捜査情報や100人を超す関係者を取材。ベール
    に包まれた事件の核心に迫る「独自情報」を入手した。そこからは、
    これまで伝えられてきた事件の姿とは異なる、知られざる新事実が
    ・・・。特別取材班が総力をあげて収集した“新事実”から、2夜
    連続で事件の深層に迫る。
    …などと伝えています。
  *2017年7月26日(水)放送
    シリーズ障害者殺傷事件の真実 ヘイトクライムの闇 被害を防ぐには
   > 19人の命が奪われた障害者殺傷事件。いま世界の犯罪専門家が
    分析を進めている。見えてきたのは欧米で増加する新犯罪“ヘイト
    クライム”との共通点だ。人種や民族など、特定のグループへの偏
    見や差別を起点とし、「社会の分断」を助長する危険性が指摘され
    る。一方で、障害のある人や家族は、改めて事件と向き合い、差別
    のない社会をどう実現していくか模索を始めている。被害を防ぐた
    めに何が必要か考える。
    …などと伝えています。

☆NHK Eテレ バリバラ 7月30日(日)19:00~
  【生放送】相模原障害者殺傷事件から1年

   http://www6.nhk.or.jp/baribara/next/
  >* 昨年7月に起きた障害者殺傷事件から1年。19人が殺され、27人が
    重軽傷を負った大事件にも関わらず、早くも事件は風化し始めている。
    あのような事件がなぜ起きてしまったのか。現在、建替え論議が進む
    津久井やまゆり園だが、「施設から地域へ」という理念とは裏腹に、
    建替えはやむを得ないと考える人もいる。その背景に何があるのか。
    生放送で、視聴者から寄せられる声を交えながら、改めてこの事件に
    ついて考えたい。
   *再放送8月4日(金)24:00(木曜深夜)
   …などと伝えています。

☆「やまゆり園事件」あす1年 相模原で追悼式
  東京新聞 神奈川 2017年7月25日
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072502000165.html
 > 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の事件から一年を迎える
  のを前に、二十四日に市内で開かれた追悼式。園関係者や元職員、障害者ら約六
  百七十人が参加し、亡くなった十九人の冥福を祈るとともに、差別のない社会に
  向けた思いを新たにした。
  …などと伝えています。
 *相模原殺傷1年 遺族ら参列し追悼式
   神奈川新聞ニュース 2017/07/25
   http://www.kanaloco.jp/article/266581
  ・相模原殺傷1年で追悼式 園長と家族会長の「追悼の辞」全文
    神奈川新聞ニュース 2017/07/25
    http://www.kanaloco.jp/article/266583
 *相模原の障害者施設殺傷:事件1年 やまゆり園19人追悼 「決して忘れない」
   毎日新聞 2017年7月25日 東京朝刊
   https://mainichi.jp/articles/20170725/ddm/012/040/037000c
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件
   で、19人の追悼式が24日、同市南区の相模女子大グリーンホールで開かれた。
   施設を設置した神奈川県が主催し、遺族や園関係者のほか、県内の障害者ら約7
   00人が参列した。
   …などと伝えています。
  ・相模原の障害者施設殺傷:事件1年 19人、生きた証し
    毎日新聞 2017年7月25日 東京朝刊
    https://mainichi.jp/articles/20170725/ddm/010/040/032000c
 *障害者と生きる社会に-やまゆり園事件1年 追悼式に遺族ら
   しんぶん赤旗 2017年7月25日 <画像部分にも同記事紙面を>
   http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-25/2017072514_02_1.html
 *障害者と生きる社会とは 相模原殺傷事件あす1年
   信濃毎日新聞 7月25日
   http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170725/KT170724FTI090002000.php
 *交流と発信「やめない」 相模原障害者殺傷事件あす1年
   静岡新聞アットエス 2017/7/25
   http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/384002.html
 *相模原殺傷、追悼式 問われる再建 「元の場所で建て替えて」 神奈川
   産経ニュース 2017.7.25
   http://www.sankei.com/region/news/170725/rgn1707250048-n1.html
 *障害者殺傷事件 被告の幼い頃の記憶が差別意識に変化か
   NHKニュース 社会 7月25日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170725/k10011072851000.html

▼障害者再就職で運営法人に勧告 5事業所閉鎖で支援不足と倉敷市
  山陽新聞デジタル 2017年07月24日
  http://www.sanyonews.jp/article/569128/1/?rct=seiji
 > 倉敷市内にある障害者の就労継続支援A型事業所5カ所が今月末で一斉に閉鎖
  され、働く障害者約220人が解雇予告を受けた問題で、同市は24日、障害者
  の再就職について便宜提供が不十分として、4カ所を運営する一般社団法人「あ
  じさいの輪」と1カ所運営の株式会社「あじさいの友」(いずれも同市片島町)
  に、閉鎖までに障害者の受け入れ先を見つけるよう勧告した。
   障害者総合支援法に基づく対応で、28日までに改善報告書の提出を求めている。
   二つの運営法人・会社は同じ男性が代表を務めている。同市職員が兼用事務所を
  訪れ、主体的に再就職先を探す▽障害者の要望を聞く▽経緯を記録する―ことなど
  を求める勧告書を男性に手渡した。
   同市によると、解雇予告された障害者のうち引き続きA型事業所での就労を希望
  するのは165人(21日時点)で、再就職先が決まったのは13人にとどまる。
  13人の受け入れ先は、男性が取締役を務める会社が運営するA型事業所という。
   解雇予告を受けた障害者には倉敷市外からの利用者も含まれていることから、岡
  山県は24日の県議会常任委員会で、保健所での相談や再就職支援に取り組む方針
  を示した。
   県によると、倉敷市外からの利用者は浅口市や早島町など7市町の26人。希望
  者には備前保健所(岡山市)備中保健所(倉敷市)同保健所井笠支所(笠岡市)で
  解雇予告による不安解消のための相談に応じる。倉敷市内の利用者も相談可能。
  …などと伝えています。

▼熱中症死亡事故の施設 利用者2年で倍、常勤職員は1人
  朝日新聞デジタル 2017年7月25日
  http://digital.asahi.com/articles/ASK7T2DTGK7TUBQU002.html
 > 埼玉県上尾市の障害福祉サービス事業所「コスモス・アース」の送迎車で男性
  利用者(19)が熱中症で死亡した事故で、事業所の利用者が2年余りで2倍以
  上に増えていたことが、県への提出書類でわかった。一方、県によると、介護に
  あたる生活支援員の常勤は1人。厚生労働省や県によると、常勤1人でも法的に
  問題はないという。県や県警は、当時の状況について詳しく調べている。
   事業所を運営するNPO法人コスモス・アース(本部・さいたま市北区)が県
  に提出した事業報告書によると、事業所が運営を始めたのは2014年度。同年
  度末の利用者は13人だったが、16年度末には28人に増加。監督する県は1
  7年度、30人だった定員を40人に増やすことを認め、今年4月の利用者は3
  4人となっていた。
   一方、施設で利用者を介護する「生活支援員」24人のうち、常勤は障害者総
  合支援法に基づく厚生労働省の基準で最低限必要とされる1人。非常勤23人が
  交代で勤務することで、必要な職員数を確保している計算になっている。
   厚生労働省が無作為抽出した約1万6千の障害者施設を対象にした「障害福祉
  サービス等経営実態調査」(14年度)では、生活支援員の約75%は常勤が占
  める。「常勤が1人というのは考えられない。通常は6割以上いる」と話す障害
  者施設関係者もいる。
   県福祉監査課によると、亡くなった男性は重い知的障害があった。施設では普
  段、職員が運転手とともに送迎車から利用者を降ろすが、男性が死亡した13日
  は職員が忙しく、運転手1人で対応し、男性を降ろし忘れたという。県警は、業
  務上過失致死容疑で事業所を捜索。施設の安全管理体制や当日の職員の勤務状況
  について調べている。
  …などと伝えています。


画像は、7/25付 しんぶん赤旗紙面より
 

相模原 障害者殺傷事件1年で追悼式 など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月24日(月)22時56分12秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんばんわ   事務局のNです。

 *今夜も熱帯夜って感じですね。
  明日は大阪天神祭船渡御ですよ。

※WEB報道など……
☆相模原 障害者殺傷事件1年で追悼式
  NHKニュース 社会 7月24日 <動画>
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170724/k10011072371000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_006
 > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、まもなく1年になる
  のを前に、24日、神奈川県などが主催する追悼式が行われました。
   式では、遺族の意向に配慮して亡くなった19人の名前は紹介されず、遺影も飾
  られませんでしたが、生前のエピソードが伝えられました。
   事件からまもなく1年になるのを前に、神奈川県や施設を運営する福祉法人など
  が犠牲者を追悼する式典を開き、相模原市内の会場には、遺族や入所者の家族など
  およそ670人が参列しました。
   式では、神奈川県の黒岩知事が「あまりに突然の凶行により、19人のかけがえ
  のない尊い命が奪われました。事件を決して風化させず、ともに生きる社会の実現
  に向けた歩みを揺るぎなく進めます」と述べました。
   このあと、参列者全員で1分間、黙とうをささげました。
   式では、遺族の意向に配慮して亡くなった人の名前は紹介されず、遺影も飾られ
  ませんでしたが、亡くなった人たちが花見を楽しんでいたことなど、生前のエピソ
  ードが黒岩知事から紹介されたということです。
   施設に入所する家族らで作る家族会の大月和真会長が「私たちのささやかな幸せ
  が残忍な犯行で踏みにじられ、悔しさが折に触れてこみ上げてきます。卑劣な犯人
  を決して許すことはできません」と訴えました。
   このあと、参列者が壇上に菊の花を手向けて、亡くなった19人を悼みました。
   追悼式で19人のエピソード
   24日、相模原市で行われた障害者殺傷事件の追悼式では、遺族の意向に配慮し
  て亡くなった19人の名前は紹介されず遺影も飾られませんでしたが、生前のエピ
  ソードが伝えられました。
   19人のエピソードは、神奈川県の黒岩知事が亡くなった人たち一人一人に呼び
  かける形で伝えられました。
   新年会で和太鼓演奏を楽しんでいた、あなた。
   かぜをひかないよう気をつけていた、あなた。
   寒い冬のラーメンを楽しみにしていた、あなた。
   家族と一緒においしそうにお寿司を食べていた、あなた。
   満開の桜の中で甘酒を楽しんでいた、あなた。
   お天気がよい日のひなたぼっこが好きだった、あなた。
   さくらんぼ狩りを楽しんでいた、あなた。
   行事でご家族と一緒においしいお弁当を食べていた、あなた。
   小学生と二人三脚をがんばった、あなた。
   すてきな作品づくりをしていた、あなた。
   お母様からすてきな水着をもらって喜んでいた、あなた。
   とても我慢強くて、笑顔がすてきな、あなた。
   じゃがいも掘りをがんばっていた、あなた。
   夜空を彩る花火を仲間と一緒に見上げていた、あなた。
   盆踊りの炭坑節が好きだった、あなた。
   家族からの誕生日プレゼントを楽しみにしていた、あなた。
   お祭りの屋台が大好きだった、あなた。
   大みそかの年越しそばを楽しみにしていた、あなた。
   いつもご家族と新年を迎えていた、あなた。
   そして、黒岩知事は「あなたがたのことを私たちは決して忘れません。この悲し
  みを大きな力に変えて、ともに生きる社会を実現していきます」と述べました。
   息子がけがをした父親「今も心が張り裂けそう」
   この事件で息子の一矢さん(44)が、首や腹などを切られるけがをした尾野剛
  志さん(73)は追悼式に出席したあと、「振り返るとあっという間の1年でした。
  今も心が張り裂けそうになりますが、前を向いて生きていかなければと思っていま
  す。今後も、この事件を風化させず語り継いでいくための活動をしていきたい」と
  話していました。
   娘が大けがした父親「あっという間の1年」
   この事件で、46歳の娘が首などを刺されて大けがをした77歳の父親は追悼式
  のあと、「あっという間の1年でした。娘は助かりましたが遺族の方の気持ちを思
  うとかわいそうで、追悼式では思わず胸が詰まる思いがしました。障害者を取り巻
  く環境は、この1年で改善してきているとは思えません。裁判も遅れているので早
  く手続きを進めてほしいです」と話していました。
   家族会会長「区切りついたと言える感じではない」
   追悼式のあとの記者会見で、知的障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者の家
  族でつくる家族会「みどり会」の会長、大月和真さんは、事件からまもなく1年に
  なる家族の心境として「改めて事件を受け入れること、乗り越えることの難しさを
  感じています。とても一区切りついたとか、気持ちの整理がついたなどと言える感
  じではなく、みんな、つらい毎日だったと思います」と述べました。
   そのうえで「遺族も私たち入所者の家族も、追悼式のような催しを一つ一つ積み
  重ねることで気持ちが前に向いていくのではないかと思っています」と述べました。
   やまゆり園長「多くの励ましに感謝」
   追悼式のあとの記者会見で「津久井やまゆり園」の入倉かおる園長は、事件から
  1年となるのを前に「これまで数多くの励ましをいただき、どうにかきょうまでや
  ってこられました。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べました。
   また、入所者や職員の様子について「事件を思い出すのか、『怖いよ』『嫌だ』
  と言う入所者もいて、職員が気にかけて戸惑ってしまうこともあります。職員はそ
  れぞれ悩みや不安がありながらも精一杯業務にあたっていて、心のケアにきめ細か
  く取り組んでいきたいです」と話していました。
   黒岩神奈川県知事「本当の意味での共生社会を」
   追悼式のあとの記者会見で神奈川県の黒岩知事は「遺族の方々が亡くなった皆様
  をどれほど大切に思われていたかひしひしと伝わりました。この事件を風化させて
  はならない。二度と起こしてはいけないと改めて強く感じました」と述べました。
   追悼式では、遺族の意向に配慮して亡くなった人の名前は紹介されず遺影も飾ら
  れませんでしたが、式の終わりに花見を楽しんでいたことなど、亡くなった19人
  の生前のエピソードが黒岩知事から紹介されました。
   これについて黒岩知事は「本来なら遺影が飾られていてもおかしくなかった。家
  族が悪いのではなく社会が障害者を特別な目で見る現状ではまだそれが許されない
  ことを残念に思いました。本当の意味でのともに生きる社会を実現し、そのような
  壁をなくすことが大きな目標だと思います」と述べました。
  …などと伝えています。
  ・「時間が止まった1年」=相模原施設殺傷、県など追悼式
    時事ドットコム 2017/07/24
    http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072400872&g=soc
  ・やまゆり園45人殺傷事件 追悼式で黙とう
    日テレNEWS24 2017年7月24日 <動画>
    http://www.news24.jp/articles/2017/07/24/07367779.html
  ・障害者殺傷事件で追悼式、あの日奪われた“笑顔”
    TBS NEWS 7/24 <動画>
    http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3112310.html
  ・【相模原殺傷1年】「風化させてはならない」 市内で追悼式
    産経ニュース 2017.7.24 21:11
    http://www.sankei.com/life/news/170724/lif1707240045-n1.html

 *障害者殺傷事件から1年 現場の献花台で祈り
   NHKニュース 社会 7月24日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170724/k10011072261000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_013
  > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、まもなく1年、
   現場の施設には献花台が設置され、地元の住民などが花を手向け静かに祈りを
   ささげました。
    事件が起きた相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の正門前には、
   事件からまもなく1年となるのを前に、24日から献花台が設けられました。
   24日は、午前中から地元の住民や福祉関係者などが訪れ、花を手向けたり、
   手を合わせたりして静かに祈りをささげました。
    犠牲になった女性を、別の障害者施設で支援したことがあるという50代の
   男性は「女性はいつもうれしそうに、大好きなコーヒーを飲んでいたのが印象
   的です。元職員がなぜ差別的な考えを持ったのか理解できません」と話してい
   ました。
    また、近所の60代の男性は「亡くなった19人の方のことを考えると言葉
   になりません。入所者の人たちもまた元の場所に戻ってきてほしいです」と話
   していました。
    献花台は今月30日まで設置され、地元の住民などが祈りをささげることに
   しています。
   …などと伝えています。
 *相模原障害者殺傷事件から1年 遺族が心情語る
   NHKニュース 社会 7月24日
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170724/k10011072061000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_018
  > 相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害された事件から1年になるのを前
   に、事件で犠牲となった35歳の女性の父親と兄が胸のうちを語りました。父親
   は娘の写真を見せながら「娘を思い出さない日はありませんでした」と話しました。
    去年7月、相模原市の知的障害者施設、津久井やまゆり園で入所者19人が殺害
   され、27人が重軽傷を負った事件では、元職員の植松聖被告(27)が「障害者
   は不幸を作ることしかできない」、「意思疎通が取れない障害者は生きていてもし
   かたない」などと供述しました。
    これまで19人の遺族は事件の衝撃や差別へのおそれなどからカメラの前で語る
   ことはありませんでした。しかし、事件から1年を前にした今月中旬、犠牲となっ
   た35歳の女性の父親が写真を見せながら胸のうちを語りました。
    父親は「この1年、娘のことを思い出さない日はありませんでした。娘が亡くな
   ったのは施設に預けた自分のせいです。毎日、遺影にごめんねと語りかけてきまし
   た。自宅で一緒に風呂に入ったことやだっこをせがまれたことをふと思い出し、お
   えつします。だっこをすると妻のほうを向いて『お父さんは私のほうが好きなんだ
   よ』という得意気な表情をしていました。めちゃめちゃかわいかったです。事件の
   3週間ほど前にやまゆり園で最後に娘と会った際、だっこしてあげられなかったこ
   とが今も心残りです」と話しました。
    父親は末期の肺がんを患っているということで「私はあと何か月、生きられるの
   かわかりません。娘に『もうすぐ行くよ。行ったらだっこしてやるよ』と伝えたい
   です。娘が亡くなったことで、思い残すことはもうないのです」と述べました。
    殺人などの罪で起訴された植松聖被告については「裁判を見たいとは思いません。
   被告の言葉を聞いても娘は戻ってきません。やったことの事実で裁判所に判断して
   もらえればと思います」と話しました。
    また、女性の兄も取材に応じ「妹は『長くは生きられない』と言われ続けてきま
   した。一緒に遊んでいたときに発作を起こして救急車で運ばれたこともあり、常に
   気がかりでした。それでも危ない時期を何度も乗り越えて30歳を越え、人生をま
   っとうすると信じていました。それが最後、ああいう形になりありえないです」と
   無念の思いを語りました。
    そして、植松被告が語った「意思疎通ができない障害者を狙った」という言葉に
   ついて「妹は自己主張が強く、意思疎通ができないというのは違います。『コーヒ
   ーが飲みたい』と甘えてきて、あげれば『まずい』と言ったり『まあいいんじゃな
   いか』といった表情をしていました。遊んでほしいとか、嫌なことは嫌だとか、意
   思をしっかり表しました。被告は何を言っているのかさっぱりわかりません」と述
   べました。
    被告友人「教師になれなかった挫折が影響か」
    事件を起こした元施設職員の植松聖被告の中学校の同級生の男性がNHKの取材
   に応じ、被告が犯行に至った背景について「目標だった先生になれなかったことが
   大きかったと思う」と語りました。
    取材に応じたのは、事件の前まで植松被告と連絡をとり合っていた中学校時代の
   同級生の男性です。男性は植松被告の人柄について「明るいし、誰とでも仲よくす
   るようなタイプだった。話をしていて楽しいし、嫌われる要素はありませんでした
   」と話しました。
    植松被告が障害者施設で働き始めたことについては大学時代に学童保育の手伝い
   をしていたことなどから「障害者の力になりたい、手助けをしたいという気持ちが
   あったのだと思います」と述べました。そのうえで、事件の背景について「先生に
   なれなかったことが大きかったと思う」述べ、植松被告が目標としていた学校の先
   生になれなかった挫折の経験が影響した可能性があると話しました。
    そして現在の心境について「何ができたかわからないですが、悩みごとがあるな
   ら事件を起こす前に聞いてあげたかった。身近な存在だったので、事件のことは今
   も受け止め切れていません」と話しました。
   …などと伝えています。
 *障害者施設殺傷 精神鑑定で「理想と現実溝埋めるため事件」
   NHKニュース 社会 7月24日 <動画>
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170724/k10011072241000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_014
  > 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件からまもなく1年、殺人
   などの罪で起訴された27歳の元職員は、専門家による精神鑑定で、社会的に成
   功する理想の自分と、目標を実現できない現実の自分との溝を埋めるため、世間
   から注目されるような事件を起こそうとしたと指摘されていたことが、関係者へ
   の取材でわかりました。捜査当局は、鑑定結果などを元に事件の動機を明らかに
   することにしています。
    この事件は、去年7月26日の未明、相模原市緑区の知的障害者の入所施設
   「津久井やまゆり園」で、入所していた障害のある人たちが次々に刃物で刺され
   て19人が殺害され27人が重軽傷を負ったもので、元職員の植松聖被告(27)
   が殺人などの罪で起訴されています。
    植松被告は「障害者はいなくなればいい」と供述し、およそ5か月間行われた
   専門家による精神鑑定では周囲からの称賛を求め、みずからを特別な存在だと過
   度に考える「自己愛性パーソナリティー障害」など、複合的な人格障害があった
   と指摘されています。
    さらに、植松被告は、社会的に成功する理想の自分と、目標を実現できない現
   実の自分との溝を埋めるため、世間から注目されるような事件を起こそうとした
   と指摘されていたことが、関係者への取材でわかりました。
    関係者によりますと、植松被告は幼いころから「かっこいい」などと周囲から
   評価されることを求め、経済的な豊かさや社会的に成功することに強く憧れてい
   たということです。その一方で、大学時代に目標としていた教員になることを諦
   めたり、卒業後の就職先にも不満を持ったりして、劣等感を抱えていたというこ
   とです。
    捜査当局は鑑定結果などをもとに、戦後最悪とされる殺人事件の動機を明らか
   にすることにしています。
   …などと伝えています。


※厚労省関係……パブリックコメント:意見募集中案件詳細
☆障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律
 及び児童福祉法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令の
 整備に関する省令(案)の御意見の募集について 案件番号 495170099
  http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495170099&Mode=0
  ・厚生労働省社会・掩護局障害保健福祉部障害福祉課企画法令係
  ・意見・情報受付開始日 2017年07月11日  意見・情報受付締切日 2017年08月09日
  *意見公募要領(提出先を含む)命令等の案 整備省令意見募集要領、整備省令概要
  …などが掲載されています。

☆障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律
 及び児童福祉法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の
 整備に関する政令(案)の御意見の募集について 案件番号 495170098
  http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495170098&Mode=0
  ・厚生労働省社会・掩護局障害保健福祉部障害福祉課企画法令係
  ・意見・情報受付開始日 2017年07月11日  意見・情報受付締切日 2017年08月09日
  *意見公募要領(提出先を含む)命令等の案  整備政令意見募集要領 、整備政令概要
 …などが掲載されています。

画像は、
  <19のいのち ~障害者殺傷事件~> NHK特設サイト
   http://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/index.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
     津久井やまゆり園で起きた殺傷事件の犠牲者19人の方々のエピソードや
    人柄などをお伝えしています。この事件についてのご意見も募集しています。
 

社説:相模原事件から1年 命の重さを改めて考える - 毎日新聞24日付など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月24日(月)11時42分32秒
返信・引用 編集済
  みなさん  おはようございます。  事務局のNです。

 *今日は、朝からどんより空模様で蒸し暑いですね。
  京都市内では祇園祭後祭り山鉾巡行も…

※WEB報道など……
☆社説:相模原事件から1年 命の重さを改めて考える
  毎日新聞 2017年7月24日 東京朝刊
  https://mainichi.jp/articles/20170724/ddm/005/070/008000c
 > あの事件からもう1年になる。
   相模原市の障害者入所施設「津久井やまゆり園」で19人の重度障害者が元職員
  に殺害されたのは昨年7月26日の未明だった。
   植松聖被告(27)の初公判はまだ開かれていない。「障害者には生きる価値が
  ない」という理不尽な動機がどのように形成されたのか、事件の核心部分はまだよ
  くわからない。
   同園で暮らしていた障害者は現在、横浜市内にある施設などで仮住まいをしてい
  る。悲惨な事件の記憶に今も苦しむ人は多いという。
   神奈川県は当初、家族会などの要望を受けて施設の全面再建を打ち出した。しか
  し、山あいの大規模施設で再び障害者を収容することに対して各地の障害者らから
  批判が高まり、軌道修正をすることになった。
   障害者の意思を中心に
   現在、県は4年後をめどに相模原市と横浜市に小規模の入所施設を新設する方針
  を示している。小規模で家庭的なグループホームもつくり、選択肢を広げるという。
  時間をかけて障害者の意向を確認し、どこで暮らすかを決めるというのだ。
   家族会からの反対論も根強いが、障害者自身の意思を中心に考えるのは当然であ
  る。重度の障害者についても本人の意思決定を大事にしようというのは国際的な潮
  流であり、厚生労働省は意思決定支援のためのガイドラインを策定している。
   大規模入所施設は各地にあり、高齢で重度の障害者が多数暮らしている。地域生
  活への移行については、やはり家族の反対が強いこともあり、容易には実現してい
  ない。
   神奈川県は福祉や心理職、弁護士など多分野の職員がチームで同園の障害者の意
  思確認に当たるという。今後の日本の障害者福祉のモデルとなるよう期待したい。
   再発防止策は混迷している。
   厚労省は再発防止のために精神保健福祉法改正案を今年の通常国会に出したが、
  精神障害の関係者から反対論が強まったこともあり、継続審議となった。
   植松被告は措置入院から退院した4カ月後に事件を起こした。このため、自治
  体や保健所による退院後の相談支援、自治体間の患者に関する情報伝達の強化な
  どが改正案に盛り込まれた。
   ただ、障害者の地域生活を支援する福祉サービスは不足している。そちらには
  手を付けず、退院後の患者情報の伝達や相談ばかり強化するのは「監視」を強め
  るに等しいとの批判が寄せられているのだ。
   また、植松被告は精神鑑定で刑事責任能力のある自己愛性パーソナリティー障
  害と診断された。現在の精神科医療では治療が難しいとされ、再発防止について
  精神科医療の枠内で検討すること自体の適否についても議論が起きている。残さ
  れた重要課題だ。
   個性認め合う多様性を
   事件後、厚労省が防犯カメラによる監視や施錠などを強化するための補助金を
  出した。しかし、植松被告は通り魔などではなく、同園で3年以上働いていた元
  職員だ。勤務中に障害者への暴言や虐待行為があったことも確認されている。ハ
  ード面だけでなく、職員教育や虐待防止研修などをもっと重視すべきだ。
   障害者を差別視する意見は今もネットなどで散見される。社会的格差が広がり、
  自己責任が過度に求められる中で、障害者にゆがんだ視線を向ける人は多いのか
  もしれない。
   ただ、どんな人にも生きる権利はあり、重度障害者もそれは同じだ。肉親や周
  囲の人々を通して社会に何かしらの影響力を発してもいる。障害のある子からさ
  まざまな刺激や影響を受けて偉大な功績を残した芸術家や経済人は少なくない。
   被告の主張は優生思想に影響を受けたものだと指摘される。しかし、優生思想
  の基となったダーウィンの進化論は、優れたものや強いものが生き残ることを示
  す考え方ではない。たまたまその時代の環境に適したものが生き残るに過ぎない
  という自然の摂理を示したものだ。
   地球環境や資源の有限性に直面し、未開拓のフロンティアが消失した世界で私
  たちは生きている。他者の存在を認めない偏狭な考えこそ、現代の環境に適して
  いないと言うべきではないだろうか。
   互いの価値観や個性を認め合い、支え合いながら共存しなければ、社会の維持
  や発展は望めない。あの痛ましい事件はそのことを私たちに訴え続けている。
  …などと伝えています。

☆相模原事件で当時26歳の娘を殺害された母 本紙に手紙
  東京新聞 社会 2017年7月24日 朝刊
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072402000100.html
 > 二十六日で発生から一年となる相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」
  の殺傷事件で、娘=当時(26)=を殺害された神奈川県内の母親が本紙に手紙を
  寄せ、誕生日の思い出や現在の心境を明かした。「さびしい思いでいっぱい」と無
  念さをにじませつつ、植松聖(さとし)被告(27)に対しては「絶対に許せない」
  と痛切な思いをぶつけた。
   棺(ひつぎ)の中の表情は、幼少期と変わらず、色白で穏やかだった。しかし首
  元には、刃物で刺された痛々しい傷があった。約一年前の葬儀。母親が「これから
  も、娘と仲良くしてくれたことを忘れずにいてほしい」と気丈にあいさつすると、
  参列者らからすすり泣きが漏れた。
   五年前の娘の誕生日が、今も強く記憶に残っている。母親は「喜ぶ姿を思い浮か
  べ」て、人気アニメ「アンパンマン」のテーマ曲などが流れる長さ約三十センチの
  おもちゃの電動式ピアノを、やまゆり園に入所していた娘に贈った。
   職員が手渡すと、早く中身を見たがり、電池を催促した。いろいろな音を出して
  楽しんだ。娘が職員の助けを借りて書いたお礼の手紙には「私は元気です ままも
  元気でね!!」と書いてあった。「楽しんでもらえて、よかった」。母親はうれし
  さとともに実感した。「いつの間にか、お姉さんになったね」
   だが、突然の事件でピアノは遺品になった。そのまま家に置いておくより、楽し
  い思い出の場所で使ってもらおうと、娘がかつて通った神奈川県内の保育園に昨年
  秋に譲った。
   保育園は、障害の有無にかかわらず希望者はだれでも受け入れるのが教育方針だ
  った。娘は、宮崎駿さんのアニメ「となりのトトロ」などの音楽が大好き。他の園
  児と一緒に砂遊びや水遊びを楽しみ、絵のコンクールにも入賞した。卒園後も保育
  園の行事に参加するなど、交流を続けた。
   「ピアノは大切に使っていきたい」。こう話す園長(70)は、来月行われる卒
  園生の同窓会でピアノとともに母親と娘のことを紹介し、語り継いでいくという。
   「みんなにささえられて育ってきました」。母親は、手紙で二十六年の生涯を振
  り返りつつ、娘の成長を見守れなくなった無念さも語った。「もう(プレゼントを)
  送る事もなくなってしまい、さびしい思いでいっぱいです」
   そして、植松被告に対しては園長を介してこう言った。「いらない命はない。障
  害者が嫌でも、決して傷つけたり殺したりしてはならない。許せない。絶対に」
   ◆手紙全文
   今から5年前、娘の喜ぶ姿を思いうかべて
   お誕生日の日にメッセージカードをそえて
   いろんな音の出るアンパンマンのピアノを送りました。
   やまゆり園のスタッフさんが渡して下さり
   早く中身が見たくて電池をさいそくし
   いろんな音を出していたと聞いています
   お便りにはステキなプレゼントをありがとう。
   私は元気です ままも元気でね!!と書いて下さり
   楽しんでもらえて、よかった!
   でももう家に置いておくより、保育園で使ってもらった方が
   きっと娘も喜ぶと思い、使ってもらう事にしました。
   みんなにささえられて育ってきました
   いつの間にか、お姉さんになったね
   もう送る事もなくなってしまい、さびしい思いでいっぱいです
   (原文まま)
  …などと伝えています。

☆障害とらわれず対話を 支援団体全国大会が閉幕
  ヤフーニュース(カナロコ by 神奈川新聞)  7/23
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00019454-kana-l14
 > 神奈川県横浜市中区で開かれていた精神障害者支援団体のネットワーク組織「あみ
  (NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会)」の全国大会が22日、閉幕した。
  前日に続き支援施設職員や当事者ら約400人が集い、相模原殺傷事件や大和市の精
  神科病院で身体拘束された男性が死亡したとされる問題などを通じ、さまざまな課題
  を探った。
  …などと伝えています。
 *障害者ら400人課題共有 横浜で支援団体全国大会
   ヤフーニュース(カナロコ by 神奈川新聞) 7/22
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00019437-kana-l14

☆障害者殺傷事件から1年 意味なき命はない
  ばらばらにしないで やまゆり園の仲間は家族
  入所施設には社会的役割
     しんぶん赤旗7/24付紙面より (電子版がないので紙面を画像部分に紹介します。)
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人の重度障害者が殺傷され、
  27人が重軽傷を負った事件から26日で1年になります。「障害者がいなくなれ
  ばいい」、「障害者は不幸を作ることしかできません」などという男性被告の身勝
  手で残忍な犯行に、体だけでなく心も傷つけられた当事者、家族、地域住民ら。
  再び悲劇が起きない社会を願いながら園の再生にむけ新たな一歩を踏み出していま
  す。その思いはー。
  …などと伝えています。

☆相模原殺傷事件から1年、娘失った男性「だっこしたい」
  TBS NEWS 7/24 <動画>
  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3112281.html
 > 19人の命が奪われ、27人が重軽傷を負った相模原障害者殺傷事件からまもなく
  1年です。施設に入所していた娘を失った男性が、JNNの取材に初めて7枚の写真
  を提供し、「かわいい娘だった。今も殺された実感がない」と心境を語りました。
   こちらを振り返るように笑顔を見せる女性。去年7月、神奈川県相模原市の障害者
  施設「津久井やまゆり園」で犠牲になった1人です。当時35歳。JNNの取材に、
  父親は今回初めて7枚の写真を提供し、「かわいい娘だった」と話しました。
   元職員の植松聖被告(27)は「意思の疎通ができない人たちをナイフで刺した」
  「障害者なんていなくなればいいと思った」などと障害者に対する差別的な発言を繰
  り返しています。しかし、父親は「植松被告はコミュニケーションを取れない人を殺
  したと言ったが、娘はコミュニケーションは取れていた」と話しました。
   父親は、女性をよく膝の上に抱いていたと話します。「だっこしてほしいと伝えて
  くることもあったが、私がしたくてだっこしていた。今も殺されたという実感がない」
  と話しました。
  …などと伝えています。

☆相模原事件1年、神戸でデモ 「障害があっても」
  神戸新聞 社会 2017/7/24
  https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010398980.shtml
 > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から
  1年になるのを前に、兵庫県内外の障害者や支援者ら約160人が23日、神戸市内
  で追悼のデモ行進を行った。「地域で暮らしたい」「障害者は不幸じゃない」と声を
  上げ、障害者が地域で自由に生きられるような社会を求めた。
   やまゆり園のような入所施設は現在、全国に約2600カ所あり、約13万人が暮
  らす。兵庫県内には昨年度時点で知的、身体障害者の入所施設が109施設あり、定
  員は約5600人となっている。
   障害者を隔離せずに社会参加を目指す国際的な流れを受け、厚生労働省は昨年11
  月、本年度からの4年間で約1万1千人が地域生活に移るという数値目標を立てた。
  だが高齢化や障害の重度化が進み、実現は容易ではない。
   デモ行進は「リメンバー7・26 神戸アクション」が主催。呼び掛け人の一人で
  双極性障害の吉田明彦さん(55)=神戸市兵庫区=が「事件の前も後も、障害者は
  差別され、排除され、殺され続けている。当たり前の権利を勝ち取るまで戦う」と主
  張。元町から三宮までの商店街を約1時間かけて歩いた。
   車いすやつえを使う人や呼吸器を付けた人、健常者らが腕に喪章を着け「障害があ
  っても生まれたい」「(事件で犠牲になった)19人の名前を出せ」などのプラカー
  ドを掲げた。
   デモの最後、知的障害のある芝田鈴さん(49)=同市中央区=は「私と同じハン
  ディのある人たちが理由もなく殺されてしまった悲しい事件。私たちは一人の人間。
  私たちの声を聞いてほしい」と訴えた。次回は神戸・三宮で8月20日午後4時から。
  …などと伝えいます。
 *それでも「私たちはいる」 車いすで神戸の街角に
   神戸新聞 社会 2017/7/23
   https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010398594.shtml
  > 相模原殺傷事件から26日で丸1年。事件翌月から月に1回、神戸・三宮の街頭
   に立って問い掛け続ける障害者らがいる。「障害者の命は健常者より軽いですか?」
   。車いすからの問いに立ち止まる人は減っていくが「事件の根源は加害者の異常性
   ではなく、社会の中に存在する」と訴えてきた。
   …などと伝えています。
 *神戸で約100人がデモ 「誰もが生きやすい社会を」
   ヤフーニュース (関西テレビ) 7/23 <動画>
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00000004-kantelev-l28
  > 神奈川県の障害者施設で19人が殺害された事件から1年が経つのを前に、
   神戸市で障害のある人たちが「誰もが生きやすい社会を」と訴えました。
    午後4時、神戸市内の公園に障害のある人たちなど約100人が集まり、
   黙祷を捧げた後、横断幕などを掲げてデモ行進を始めました。
    神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」に元職員が侵入し、19人
   を殺害した事件から間もなく1年が経ちます。
    神戸では「事件を忘れないで、誰もが生きやすい社会へ変えよう」と呼び
   かける活動が、毎月続けられてきました。
   …などと伝えています。
 *相模原の障害者施設殺傷:事件1年 共に生きる社会へ 障害者らデモ行進/兵庫
   毎日新聞 2017年7月24日 地方版
   https://mainichi.jp/articles/20170724/ddl/k28/040/250000c
  > 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件を
   忘れまいと神戸市中央区で23日、障害者ら約160人がデモ行進した。事件から
   26日で1年。障害者差別への悲しみと障害者が施設ではなく地域で共に生きる社
   会の実現を訴えた。
    事件を受け昨年8月から月1回街頭活動を続ける「リメンバー 7・26 神戸
   アクション」が呼びかけた。23日は黙とう後、喪章をつけて元町商店街や三宮セ
   ンター街を行進。「障害者と健常者を分けるな」「障害者は不幸じゃない」とシュ
   プレヒコールを上げた。
    呼びかけ人の一人で脊髄性進行性筋萎縮症の寺田さち子さん(46)=神戸市=
   は「どんな障害があろうと、地域で自分の人生を選べる社会を作りたい」と強調。
   知的障害者団体「兵庫ピープルファースト」事務局長の芝田鈴さん(49)=同=
   は「障害者が理由もなく殺されるのは許されず、さみしい。事件を多くの人に伝え
   たい」と訴えた。
   …などと伝えています。

☆相模原殺傷1年:措置入院患者の支援進まず 増員5自治体
  毎日新聞 2017年7月22日
  https://mainichi.jp/articles/20170723/k00/00m/040/101000c
 > 昨年7月に起きた相模原障害者施設殺傷事件を受け、国が今年度、全国の自治体
  に精神障害者の社会参画の支援などをする精神保健福祉士200人を増やせる予算
  措置をしたにもかかわらず、実際の増員は非常勤を含め1県4政令市の計23人に
  とどまることが、毎日新聞の調査で分かった。国会審議中の精神保健福祉法改正案
  が施行されれば、自治体は措置入院患者への支援を強化しなければならないが、人
  員不足のままでは入院長期化など患者に不利益が生じる懸念もある。
   殺人罪などで起訴された植松聖被告(27)は、事件前の昨年2~3月に精神疾
  患と診断され措置入院していた。だが、退院後は通院をやめ、相模原市の支援対象
  からも外れていたことが事件後に問題視された。
   そこで国は、全措置入院患者に対し、関係機関が連携して退院後の支援計画を作
  る方針を決め、改正法案を提出。施行前に人員態勢を整えておく必要があるため、
  常勤専門職200人分の人件費に当たる10億円を地方交付税に上乗せして自治体
  に増員を促した。
   しかし毎日新聞が6~7月、47都道府県と20政令市に書面でアンケートした
  ところ、増員したのは、年度内予定や非常勤を含め岐阜県(6人)▽千葉市(1人)
  ▽横浜市(5人)▽川崎市(2人)▽神戸市(9人)--の5自治体のみだった。
   愛知県、北九州市など26自治体は「来年度に増員予定」、大阪府、札幌市など
  13自治体は「増員予定はない」と回答。「必要人員がまだ分からない」などの理
  由で明言しなかった自治体も23あった。また、兵庫県は2016年度に8人、徳
  島県も1人を既に増員していた。
   国が予算措置の方針を伝えたのが1月だったため、18自治体は採用が間に合わ
  なかったことを今年度の増員見送りの理由に挙げた。「業務量の増加がない」「人
  員配置には額が足りない」との意見もあった。
   厚生労働省は新たな退院後支援が円滑に進むよう、改正法施行を当初予定の来年
  4月から先延ばしするほか、交付税の更なる加算も政府内で要求する方針だ。
   【ことば】措置入院
    精神疾患のため自分や他人を傷つける恐れのある人を、警察などの通報を
   受けた都道府県や政令市が強制的に入院させる制度。厚生労働省によると、
   2014年度の届け出は6861件で増加傾向にある一方、平均入院日数は
   13年度が87.5日で短縮しつつある。退院後の支援強化を柱とした精神
   保健福祉法改正案は今年の通常国会で参院を通過し、秋の臨時国会で衆院が
   審議する。
  …などと伝えています。


画像は、しんぶん赤旗7/24付紙面より
 

ストーリー  相模原殺傷事件から1年:毎日新聞23日付など

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 7月23日(日)13時45分57秒
返信・引用 編集済
  みなさん  こんにちは  事務局のNです。

 *今日も蒸し暑いですよ、熱中症など体調管理に気をつけましょう。

※WEB報道など……
☆ストーリー:相模原殺傷事件から1年(その1) 父と子40年、宝の絆
  毎日新聞 2017年7月23日 東京朝刊 <動画もあり>
  https://mainichi.jp/articles/20170723/ddm/001/040/179000c
 > 「かんちゃん、お父さんにも一口くれる?」
   尾野剛志(たかし)さん(73)=神奈川県座間市=が、大好きなポテトサラダを
  ほおばる長男一矢(かずや)さん(44)に、柔らかな声で聞いた。
   「やめとく」。一矢さんの返答に「だめかあー」。残念がる剛志さん。言葉と裏腹
  に、顔に笑みが広がった。
   今月12日、剛志さんと妻チキ子さん(75)は、横浜市港南区の障害者施設に入
  る一矢さんを訪ねた。あの日から週1回、必ず家族で昼食を囲む。おにぎり、コロッ
  ケ。テーブルに一矢さんの好物が並ぶ。笑顔の3人に、穏やかな時間が流れる。
   昨年7月26日未明、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者が刃物
  で刺され、19人が死亡、職員を含む27人が重軽傷を負った。一矢さんも3カ所を
  刺され、生死の境をさまよった。元園職員、植松聖被告(27)=殺人罪などで起訴
  =は「障害者がいなくなればいいと思った」と語り、社会に衝撃を与えた。
   剛志さんと一矢さんは血のつながりがない。だが親子になって約40年、月日を積
  み重ね絆を築いてきた。かけがえのない存在を真っ向から否定する被告の言葉に、剛
  志さんは突き動かされた。一矢は僕たちの宝物なんだと証明したい--。夫妻が被害
  者家族で唯一、実名と顔を出して訴え続けているのはそのためだ。
   「売名行為だ」。心外な言葉を浴びた。「子供を施設に入れるなんて」。非難もさ
  れた。それでも表に立ち続ける。チキ子さんが必ず隣に寄り添う。
   「一日一日は長かったなあ」。走り続けてきたお父さん。事件から間もなく1年が
  たつ。 <取材・文 国本愛>
  …などと伝えています。
  *ストーリー:相模原殺傷事件から1年(その2止) 「お父さん」と呼ばれて
    毎日新聞 2017年7月23日 東京朝刊
    https://mainichi.jp/articles/20170723/ddm/010/040/018000c
   > ◆相模原事件を語り続ける尾野剛志さん
     「生きている意味」代弁
     昨年7月26日未明、多くの入所者が刃物で刺された知的障害者施設「津久井
    やまゆり園」。尾野剛志さん(73)と妻チキ子さん(75)は午前7時半ごろ、
    職員から渡された名簿に目を走らせていた。無事な入居者には○印がある。気が動
    転し、すぐに名前を確認できない。ようやく見つけた一矢(かずや)さん(44)
    の名前。脇に、病院名があった。
     一報は知人からの電話だった。車を走らせ園に駆けつけた。「一矢! どこだ、
    どこだ」。居住棟に入ろうとして、警察官に止められた。黄色いテープの先の廊下
    に点々と血だまりが見える。騒然とした現場から病院へ向かうため車に乗り込んだ。
    手が震えて、カーナビがうまく設定できない。
     「首、のど、腹に傷があります」。搬送先の病院の医師は説明した。意識不明の
    重体という。腹部の傷は深く、大腸を切断する直前で背中に達していた。集中治療
    室に、人工呼吸器をつけた一矢さんがいた。
     「一矢、一矢」
     剛志さんが頭をなでると、一矢さんの目から涙がこぼれた。「俺たちの声が聞こ
    えてるんだ。きっと、戻ってくるよ」
     翌27日昼、意識が戻った。病室に駆け込んだ剛志さんを見るなり、一矢さんは
    ベッドから頭を起こし、目をぱっちりと見開き、剛志さんの目を見つめた。そして
    何度も、絞り出すような声で呼んだ。
     「お父さん、お父さん、お父さん、お父さん……」
     剛志さんの目から涙がこぼれた。「ありがとう。お父さんとお母さんのところに
    帰ってきてくれた」。頭を抱き、ほおずりした。
     一矢さんが自ら「お父さん」と呼んだのは、この時が初めてだった。「わかった
    よ。そんなに呼ばなくても大丈夫。そばにいるから」。剛志さんが諭すほど、一矢
    さんの勢いは止まらなかった。
     これまでの分を取り戻すかのように。
     一矢さんは、事故で他界したチキ子さんの前夫の子供だ。
     トラック運転手だった剛志さんは、クリーニング店を1人で切り盛りしていたチ
    キ子さんと、偶然出会った飲食店で意気投合。3回目のデートで自宅を訪れると、
    3畳間にちょこんと足をそろえて一矢さんが立っていた。こちらを見つめるつぶら
    な瞳。4歳だった。「なんてかわいい子だろう。俺はこいつより、一矢に一目ぼれ
    したの」。いたずらっぽく、剛志さんは言う。隣に座るチキ子さんが「はいはい、
    いつもそう言いますね」とニコニコ笑う。
     一矢さんは、3歳児健診で「自閉症」と診断された。生まれつき自分を取り巻く
    物事や状況をうまく把握できず、結果として対人関係やコミュニケーションが難し
    い。一矢さんの場合は人と目を合わせない、自分から話さない、などの傾向がある。
     また極端に水を嫌った。風呂で暴れるため、チキ子さん一人では頭を洗えず、髪
    も汚れがちだった。「俺がしてやるよ」。4回目のデートから、剛志さんが一緒に
    風呂に入るようになった。当初は泣き叫んでいた一矢さんだが、次第に慣れ、頭も
    洗えるようになった。
     付き合いが深まる中で、剛志さんはさまざまなことを教えた。食事ですぐかき込
    もうとする一矢さんに、ご飯のよそいかたや箸の使い方を根気よく教えた。苦戦し
    たのは着替えのボタン。「パチンとやるんだよ」と教えても、「パチン、パチン」
    と口で繰り返すだけ。うまくいっても次の日には元通り。1人で着替えられるよう
    になったのは、小学校を卒業する頃だった。
     小学3年の時、車に乗せようとして暴れられ、つい「静かにしろ!」とたたいて
    しまった。仕事がうまくいかず、心が荒れていた時だった。一矢は何も悪くないの
    に--。罪悪感と後悔が心に刻まれた。
     自分のトラックに乗せ、旅行にも行った。車が気に入った一矢さんは夜も寝ずに、
    すれ違う車の流れをいつまでも眺めたがる。「そうか、楽しいか」。ついつい休ま
    ずに運転した。
     「時間がかかったり、できなかったり、手間がかかったり。でも、それこそ一矢。
    一矢は一矢」。喜怒哀楽を繰り返し、いつしか家族になっていた。
     温かく受け入れてくれる人ばかりではなかった。「何か盗んでいきました」。
    一矢さんが近所の家の前でアリを捕まえると家に電話がかかってきた。「迷惑だか
    ら早く施設に行ってくれ」。電話口で言い放たれたこともある。相手はいつも名乗
    らなかった。
     小学校は近くに特別支援学級があったが、中学校は適切な支援を受けられる場所
    が近くになく、車で約30分の養護学校へ通い始めた。この頃には共にクリーニン
    グ店を営むようになっていた尾野さん夫妻は送り迎えのため仕事を減らしたり、学
    校を休ませたりすることもあった。このままでは共倒れになる、と考えて何十カ所
    も施設を訪れた末、一矢さんを中学の途中から障害児入所施設で生活させることに
    した。
     成長とともに、てんかんの発作や、自傷行為も始まった。体力もつき、押さえよ
    うとすると夫妻にアザが残った。「卒業しても自宅に戻ることは難しい」と施設に
    説かれ、23歳の時、やまゆり園に入ることになった。
     園での暮らしは、以後約20年を数える。剛志さんは17年間にわたり家族会長
    を務めるなど、そばで見守ってきた。でも、愛情が届いているか、愛してくれてい
    るか、自信が持てずにいた。「お父さんと言って」と話しかけると、一矢さんはお
    うむ返しに「お父さん」と答えるが、視線はなかなか合わなかった。
     それが突然、殺傷事件で一命を取り留めた一矢さんから何十回も「お父さん」と
    繰り返された。「愛情は届いていたんだ」。剛志さんは初めて、一矢さんの中に自
    分がいたことを実感した。
     一矢さんは約1カ月後に退院し、別の施設に移った。後遺症は軽くはなかった。
    おなかを押さえ「怖い、怖い」と訴え、手のけいれんでスプーンが握れなくなった。
    体重は10キロ以上落ち、しばらく車椅子生活が続いた。
     一方で、事件前になかった様子が見られるようになった。自ら「やまゆり帰る」
    「やまゆり卒業」などと話すなど、自分の意思を伝えようとすることが増えたのだ。
     優しく強く、批判恐れず
     剛志さんが初めて報道陣の取材を受けたのは、事件の翌日だった。家を訪問して
    きた一人の記者に一矢さんのことを尋ねられ、戸惑いつつ匿名で取材に応じた。
     翌日、別の記者が訪れた。一矢さんがかけがえのない存在であること、理不尽に
    傷つけられたことへの思い……。話し始めると言葉があふれた。自分の名前と顔を出
    すことを了解すると、それを機に報道陣が押し寄せた。それでも、尋ねられるたび
    に丁寧に答えた。「息子は宝物のような存在です」
     神奈川県警は事件の犠牲者19人について「プライバシー保護の必要性が高い。
    遺族も匿名を望んでいる」として名前を公表しなかった。事件直後は実名で取材に
    応じていた他の家族も集中する取材に疲れ果て、次第に口を閉ざしていった。顔を
    出して取材を受ける被害者家族は尾野さん夫妻だけになった。
     私が2人と初めて会ったのは、事件から1週間後。被害者やその家族の声を伝え
    ようと関係者宅を訪ねたが、断られ続けていた時だった。
     「いらっしゃい、暑かったでしょ」。緊張して呼び鈴を鳴らした私を、剛志さん
    は柔和な笑顔で拍子抜けするほど気さくに迎えた。チキ子さんが麦茶をいれてくれ
    た。「何が聞きたいの」。夫妻には既に同僚記者も取材していたが、気づけば2時
    間以上も話し込んでいた。
     「客商売をしていたからかな。人と話すのは苦じゃなかった。一番は(事件で起
    訴された植松聖被告に)『生きている意味がない』って言われてしまった一矢を、
    世界中の人にそんなことないんだって伝えたかった」
     剛志さんは言う。声を上げられない他の被害者家族の思いを代弁する気持ちもあ
    る。取材を断った他の家族から「私たちの分まで頑張って」と声をかけられたとい
    う。親類にさえも障害のある子供の存在を打ち明けられずに過ごしてきた家族だっ
    た。
     「声を上げない人が悪いんじゃない。悪いのは声を出せなくさせる社会の偏見だ」
    それは、尾野さん夫妻が嫌というほど味わってきた思いでもあった。
     今年5月27日、剛志さんは相模原市内で開かれた「津久井やまゆり園事件を考
    える相模原集会」で、講演に立った。
     事件後、やまゆり園のような大規模な入所施設は「障害者を社会から隔絶させる」
    という意見に、社会の関心が高まった。障害者が地域と交流しつつ生活できるコン
    パクトな受け皿が求められている中、やまゆり園入所者家族の多くは園の元の形で
    の再建を願う。ようやくたどり着いた場であり、長年、落ち着いた暮らしを重ねて
    きた場でもあるからだ。
     「園と周辺の地元全体が、僕らの家なんです」。講演で剛志さんが訴えると、参
    加者から次々と反論された。「施設はついのすみかじゃない」「息子さんをもう解
    放してください」
     休憩なしの約4時間。剛志さんは一つ一つに耳を傾け、意見を返した。「地域で
    の生活を否定しているわけではありません。僕たちは、事件前の元の暮らしに戻し
    てくれ、とお願いしているんです」。チキ子さんは不安そうな表情を浮かべ、何度
    も椅子から腰を浮かした。
     それでも終了後、集会のよびかけ人を務めた視覚障害者でNPO法人「共同連」
    代表の堀利和さんが言った。「尾野さんは熱くて裏表がないから、思わず本音で話
    したくなる。意見は違っても、最後には味方をしたくなってしまう」
     尾野さん夫妻は優しくて強い。この1年、私は何度も思った。だが、心の内を垣
    間見たこともあった。
     「100人中90人が賛成でも、残る10人の批判が怖い」。やまゆり園の職員
    に言われたことがある。剛志さんは「僕は気にならない。批判する人たちにこそ伝
    えたいから」と言う。「強いですね」と応じる私に、チキ子さんが口を挟んだ。
    「違うよ。この人も、本当は気になっているんだよ」
     チキ子さんは私にこう漏らしたこともある。「本当はもう取材を受けるのを終わ
    りにしたいなって思う時がある。1人で矢面に立つお父さんを見ると、つらいよ。
    事件を忘れないようにって、みんなが頼りにしているのは分かるけど、体が心配」。
    目に涙をためていた。
     だからチキ子さんは、必ず隣で剛志さんを見守ってきた。「一矢の将来のためな
    んだよ」と表に出ることをいとわない剛志さんに、「今、そばにいてほしいんだよ。
    私と一矢にとっても、大事な人なんだから」と返す。
     事件の被害者取材に悩み続けた私の胸に、チキ子さんの言葉は重かった。それで
    も、足を運ばずにはいられない。事件が忘れられないように--そんな夫妻の願い
    をかみしめているから。
     事件後、高齢の夫妻は自分たちの体調も考えて週1回、一矢さんに面会して一緒
    に昼食を取るようにしている。その時、一矢さんがいつも剛志さんに問いかけてく
    る言葉がある。
     今月12日も帰り際、好物のポテトサラダを平らげた一矢さんの顔をのぞき込み、
    剛志さんが声をかけた。
     「かんちゃん、いつもの言ってくれないの?」
     一矢さんがほほ笑んだ。
     「お父さん、来週来る?」
     「必ず来るよ」
     優しい父の声だった。
     ◆今回のストーリーの取材は 国本愛(くにもとあい)(横浜支局)
      2015年入社。横浜支局に配属され、警察・司法やスポーツなどを担当。
     津久井やまゆり園の殺傷事件では発生初日に現場に入った。尾野さん夫妻とは
     料理をしたり買い物をしたり、プライベートでも交流を続けている。
    …などと伝えています。

☆☆NHK Eテレ ハートネットTV 7/24~26 三夜連続放送予定
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年  第1回 暮らしの場はどこに
   7/24(月)20:00~  再放送:7/31(月)13:05~

    http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707242000
  > 「知的障害者は嫌い、独り言も不気味」「生産性のない障害者を守れない」
   「障害者は不幸」。これは、事件後番組に寄せられた声の一部です。事件を
    悲しむメッセージが番組に多く寄せられる一方で、犯人に同調する声が今も
    届きます。19もの命を奪う事件は、なぜ起きたのかハートネットTVでは、
    1年の節目に、3夜連続で事件の知られざる背景や、沈黙してきた関係者の
    声に迫りつつ、様々な角度から改めて事件を見つめ直します。
     24日は歴史編。1964年にできた「津久井やまゆり園」。事件までの半世
    紀を超える施設の歩みは、日本の障害者施設の歴史を象徴するような道のり
    でした。元職員や入所者の家族の声から、その歩みを描きます。
    …などと番宣伝では伝えています。
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年  第2回 暮らしの場をつくる
   7/25(火)20:00~  再放送:8/1(月)13:05~

   http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707252000
  > 25日は重い知的障害の人の暮らしのあり方がテーマ。やまゆり園の入所者
   たちも今、この先どんな形で暮らしていくのか選択を迫られています。国の政策
   が「施設から地域へ」を標榜する中、本人や家族の意思を尊重しながら、よりよ
   い暮らしの場を模索している障害者施設やNPOの取り組みから考えます。
   …などと番宣伝では伝えています。
 *シリーズ 相模原障害者殺傷事件から1年  第3回 生放送 障害者は“不幸”?
   7/26(水)20:00~   再放送:8/2(月)13:05~

   http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/?id=201707262000
  > 事件から1年の26日は、生放送。冒頭で紹介したような障害者を否定する
   声に向き合うのか。。「差別はダメ」という正論だけで終わらずタブーなしで
   「障害者」の今に、スタジオゲストと迫ります。
   …などと番宣伝では伝えています。
  ※同番組カキコミ板 障害とともに
   本音を聞かせて!相模原障害者施設殺傷事件から1年
   ご意見募集しています(2017年7月放送予定)
   http://www6.nhk.or.jp/heart-net/voice/bbs/messagelist.html?topic=4272
  ※19のいのち -障害者殺傷事件- NHK特設サイト
   http://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/
  △NHK ETV特集 再放送 7/27(木)24:00~25:00
   「亜由未が教えてくれたこと」

    http://www4.nhk.or.jp/etv21c/2/
   > 19人が殺された相模原の障害者殺傷事件から1年。「障害者は不幸を作ること
    しかできない」逮捕された男の言葉を否定しようと、僕は重度の障害者の妹に
    カメラを向けた。
     去年7月26日、相模原市の障害者施設で入所者ら46人が次々と刺され、19人が
    亡くなった。逮捕された男は「障害者は不幸を作ることしかできない」と言った。
    NHK青森でディレクターをしている僕の妹・亜由未は、犠牲者と同じ重度の障害者。
     障害者の家族は不幸じゃないと伝えたくて、妹にカメラを向けることにした。
    亜由未に対して抱く家族それぞれの思いを、僕は何も知らなかった。介助を通じて
    向き合った1か月の記録。
  *亜由未が教えてくれたこと - ハートネットTV - 2017年05月09日の放送 -
    NHK福祉ポータル ハートネット
    http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201705092000
  **「亜由未が教えてくれたこと」坂川智恵さんインタビュー
    第1回「障害者の家族は不幸」という言葉
    2017年07月21日(金)
    ハートネットTVブログ 福祉の潮流
    http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276044.html


画像は、
 26日京都市内で開催予定の
 相模原殺傷事件から一年<講演とライブ>実行委員会開催案内チラシより
 

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